夫婦愛と家族愛と暴力。
前半の人間ドラマから後半で一気にサイコスリラーになっていく構成が良かった。
しようと思えばいくらでも感動的な演出を入れられる題材でドラマチックに描かないところがリアルで良かった。
登場する男全員クソすぎ。
クソ男が文句言ってるだけなのに面白い。
こんな人が主役の本作で中で、「モラル」という言葉が何度も使われるギャップ。
エンディングは良い話風?
前作『蛇の道』以上に虚無で難解。
復讐した先の虚無が描かれていて興味深かった。
人の死までもが冷たく演出されている。
雰囲気が北野武で、編集がジャン・リュック・ゴダールに似ているらしいのでその2>>続きを読む
黒沢清が『CURE』と同時期に監督したシリーズの1作目。
他の復讐映画と比べて感情がない。
哀川翔がミステリアスだけど、彼が塾で教えている内容も意味不明。
前作は評判の高さのわりに普通に感じたけど、本作は面白い。
冒頭、大混乱のパーティの中で解毒剤を探すインディと宝石を探すヒロインを同時に映すシーンからしてアクションの組み立て方が上手い。
子供映画ら>>続きを読む
真相は何となく想像していたから途中まで惰性で観ていたけど、真相が明かされる終盤の見せ方が上手かった。
破れた紙が宙を舞うシーンが素晴らしい!
ロバート・デ・ニーロの役作りがすごい。
映画の中での体型の変化を彼1人で演じているのが驚きで、「デ・ニーロアプローチ」という言葉を初めて知った。
モノクロ映像がかっこいい。
期待したわりには普通のアドベンチャー映画に感じ、偉大な名作だとはあまり思わなかった。
テンポがイマイチで、アドベンチャー的な楽しさが持続せず眠たくなったのが残念。
インディが剣で煽ってくる敵をあっ>>続きを読む
デニス・ホッパーとレザーフェイスのチェーンソーバトルは期待通りの面白さだったけど、そこにたどり着くまでのテンポが悪すぎ。
イマイチ変わり映えしないやり取りが長く続くこともあり、決して出来の良い映画で>>続きを読む
映画を撮るために俳優を傷つけることについて、昔の映画を引用しながら描いているのが興味深かった。
スプリットスクリーンやギャスパー・ノエお得意の激しい点滅で表現されるカオスな撮影現場を見るだけでも価値>>続きを読む
なぜそこまで夫の言うことを信じるのかは理解できないけど、愛しているのは伝わった。
狂っていく様子を丁寧に描くのがいかにもラース・フォン・トリアーらしい。
まだ4作しか観てないけど、トリアーの中で1>>続きを読む
バイク×ソードアクションは『ジョン・ウィック パラベラム』の元ネタかな。
キャラクターが多くて少し複雑だけど、FPSや長回しを使ったバイオレンスアクションが素晴らしかった。
前作『キャビン・イン・ザ・ウッズ』よりは良かった。
面白みに欠ける映像、テンポの悪さは改善されていないものの、前作との繋がり方は意外性があり興味深かった。
サム・ライミらしい楽しさに溢れたダークヒーロー映画。
クライマックスの工事現場でのアクションシーンは、ライミの『スパイダーマン3』の元ネタのようなシーンでものすごくテンションが上がった(磔まである笑>>続きを読む
狂わされたのか、最初から狂っていたのか。
ケイシー・アフレックが殺人鬼を演じるという今までありそうでなかったキャスティングで、かなり役に嵌っていた。
彼のナレーションの喋り方から殺人鬼というイメー>>続きを読む
終盤まであまりストーリーが進展しなく、映像も面白みに欠け、不気味さも物足りなく退屈。
パソコンに写されるある映像の説明のつかないような奇妙さは好きだった。
『殺人の追憶』の脚本家シム・ソンボの唯一の監督作にして、2度目のポン・ジュノとのコンビ作。
ポン・ジュノ監督作に比べて知名度はあまりないものの、隠れた名作。
乗組員の女性に対する接し方がキモすぎる>>続きを読む
真昼間のマンションでのアクションが最高。
隣同士のマンションでの銃撃戦、素早いナイフさばき、膝蹴りなどどれも魅力的なアクションで、韓国映画らしい暴力描写がたまらない。
母親を殺された少女を守る男が>>続きを読む
社会派ホラーとして、不気味さもホラー演出も終盤までほとんど進展しないストーリーも何もかも物足りなくクソつまらない。
初ジェームズ・フランコ監督作
変態でクソ野郎で汚い主人公をひたすら観察することができただけでも最高に楽しかった。
一応悲しい過去は語られるけど、そんなもの関係なしに行動一つ一つが気持ち悪い。
そ>>続きを読む
グロさと汚さが最高すぎる。
地下鉄内の血まみれの床、飛んでいった首視点で見る首なし死体、謎の出来物とそれが大量に詰められた瓶など、どれも悪趣味。
ストーリーの基本的な流れはシンプルだけど、後半の盛>>続きを読む
ジャンル分けが難しすぎる。
『ドライヴ』のような明解なレフン監督作でもないけど、『オンリー・ゴッド』ほどの難解さはない。
主人公が妻殺しの犯人を探すというサスペンスがありながら、時折挟まれる抽象表>>続きを読む
コメディ、ホラー、バイオレンス、アクション、そして歴史物など、キム・ジウン監督は何を監督しても面白い!
持続する緊張感の作り方がジャン=ピエール・メルヴィル監督作(『サムライ』『仁義』など)に似てい>>続きを読む
あらすじは悪くなさそうだったけど、映画を観終えた感覚がないくらい意味不明でした。
シーンの切り替わりも謎で、掴みどころがない。
映画が人に与える良い影響と悪い影響についての話が興味深かった。
スピルバーグの映画のルーツがいくつも散りばめられていた(サスペンス描写など)。
偏見から生まれる差別意識とそれが周りに与える影響、更生しても過去を変えることはできないという重いメッセージ性。
エドワード・ノートンの二重人格演技が素晴らしい。
舞台もキャラクターもエンディングも、通常の西部劇ではあまりなさそうな設定(そんなに西部劇観たことないけど)。
クラウス・キンスキーが演じた全く反省する気のない悪党も良かった。
虚言癖が周りの人を振り回す話。
自作自演のために、自分で付けた傷を聖痕と言い張る姿が狂気的。
全く神々しさのないキリストが面白おかしい。
自分には全く理解できなかった。
監督の苦悩も読み取れずに終了。
フェデリコ・フェリーニは、本作と『道』『甘い生活』の3作観たけど、どれもイマイチハマらない...。
大好き。
主人公の心情を伝えるためにホラー映画的要素(本作では超能力)が存在するのは、『ババドック』にも似ている。
ダークながらも主人公に感情移入できる作りで、最終的に優しい映画として着地するとい>>続きを読む
アクション俳優シュワちゃんと、『悪魔を見た』で最高のバイオレンスアクションを見せたキム・ジウン監督の相性が結構良い!
ストーリーは特に新鮮味はないけど、それぞれのキャラクターに均等に見せ場を与える脚>>続きを読む
良くも悪くもない普通のホラー映画。
怖さも不快感も何だか物足りない。
人が何かを信じる力の恐ろしさを描いてはいるけど、本作より良い映画はたくさんあるし...。
ジャンプスケアが無い時点でもう好き。
真相が明かされないタイプの映画が苦手な人には合わないかもしれないけど、真相が明かされないからこその怖さがあり、何より魅せ方が上手すぎる。
時代に乗り遅れた人々への皮肉、セックス・糞尿・ゲロもしっかり汚く描かれ、ハリウッドの闇に向かっていく感覚が常にあった上に、トビー・マグワイアが登場してからの闇の深まり方が特に最高。
前半のパーティと>>続きを読む
人間側のキャラクターが個性的なのは1作目以来。
編集が微妙なのが難点で、エンディングも意味不明だけど全体的には中々面白い。
軽いアクション映画。