うさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.2

えぐい脳破壊があって死にかけた。
予期しない脳破壊ってこんなにダメージデカいんだなって思い知らされた。

橋本愛のボブ眼福すぎるし松岡茉優の性悪女役も良かった。ほんとにどんな役でもできるなこの人。
>>続きを読む

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

4.4

テンポよくて小ネタ満載で面白い。
シティーハンターのときもそうだったけど脚本がよく出来てる。
トム・クルーズの過度のスタントを皮肉ってるの笑えた。
パロディだけじゃなくて薬による幻覚とか銀行強盗とのや
>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.6

マッコールさんの存在意義がよく分かる作品になってた。
私人制裁男としての信念と矜持を感じるしもうバットマンとかロールシャッハみたいなクライムファイターの領域に入ってる。
初登場時の人質に銃を突きつけさ
>>続きを読む

12人の怒れる男 評決の行方(1997年製作の映画)

4.3

ジャック・レモンが『アパートの鍵貸します』のときよりめちゃくちゃお爺ちゃんになってる。
ほぼワンシチュエーションで会話のみなのに面白い。
最初は11対1だったのに段々逆転してくるのが熱い。
最後の1人
>>続きを読む

ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)

4.2

冒頭の女のひどい悲鳴で失笑したらトラヴォルタもこちら側と同じ反応をしてくる入れ子構造が巧み。
主人公の仕事が映画の音響効果っていうのが新鮮。
衝撃的なラストだけどちゃんともう一つのストーリーラインと繋
>>続きを読む

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年製作の映画)

4.4

久しぶりに好みの映画に出会えた。
突き飛ばされて笑っちゃうほどの勢いで転がったマチコの眼前に鞄が落とされるシーンで一気に掴まれる。
キヨミがスミカが帰ってくるを知って過呼吸→スミカ登場の一連の流れがバ
>>続きを読む

ゾンゲリア(1981年製作の映画)

4.1

冒頭の急展開と最後のどんでん返しめっちゃいいな。
邦題のせいで損してる。
ホットファズとかはこれに影響受けてそう。

赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)

4.0

不妊症で子供できないから5つ子の赤ちゃんの1人を盗んで育てようとする話。
ラストがそれまでのコメディな流れから一転して綺麗にまとめてきたのが良かった。
ネイサン・アリゾナいい人すぎる。

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.1

ダイハード×ホームアローン。
くるみ割り人形ってほんとにくるみ割れるようにできてるんだ。

レンフィールド(2023年製作の映画)

4.0

無駄にスプラッターだし謎にアクションのカメラワークが良い。
買収されない警察官の意志の強さに主人公が心動かされる描写はグッときたけどそこが個人的にピーク(しかも割と序盤)だった。
あまり笑える場面がな
>>続きを読む

奇談 キダン(2005年製作の映画)

3.9

もっとおどろおどろしい感じを期待してたけどこれはこれで悪くない。
幼少期に神隠しに遭った過去がある主人公。
今作では物理学ではなく考古学の教授である阿部寛。
隠れキリシタンの村の外れにある「ハナレ」と
>>続きを読む

ジャンパー(2008年製作の映画)

4.1

小学生の頃好きだった映画。
テレビでリアルタイムの洪水の様子が中継されてて逃げ遅れた人を主人公が助けに行くのかなと思ったら普通にガン無視するの面白すぎる。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ロケーションも音楽もコリン・ファレルの八の字眉いいけどなにより一見退屈しそうなストーリーをここまで飽きさせずに見せる脚本が凄い。
皮肉的な台詞が多くて結構笑える箇所が多い。
最後まで絶縁を決心した理由
>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

4.3

イ・ビョンホンの怪演が見れる。
冴えない男がとっさの行動を見込まれて住民の代表になるもそういう経験が今までなかったから演説とかも下手なんだけど次第にリーダーとしての資質を開花させていくのが見どころの一
>>続きを読む

ザ・レイド(2011年製作の映画)

4.2

アクション映画の傑作としてよく名前が挙がるだけあって格闘シーンはキレがあってところどころ目を見張るものがある。
ドラマ部分もこのアクション密度の割にはよくやってる方だと思う。

「銃は手軽すぎる。まる
>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.2

重い腰を上げて遂に観た。
最初POV視点みたいな不安定なカメラワークが多くて見ててしんどかった。画質もビデオカメラで撮ってるような解像度だし。
ミュージカルなのに気分が昂揚しない感覚初めて。
でもビョ
>>続きを読む

エル・トポ(1970年製作の映画)

3.9

前半パートは何を見せられてるのかよく分からなかったけど後半パートはまだ目的も明確になってきて話も理解しやすかった。
見たことない画が沢山見れる。
カルト映画と言われるのも分かる。

ONE PIECE ワンピース 3D 麦わらチェイス(2011年製作の映画)

4.3

CGならではのカメラワーク。
30分と短くまとまっているしいい話。

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.0

逆張りしたいからいいところ探しながら見たけど本当に一つも見つからなかった。
お粗末な風刺も下ネタもシュールギャグも悉く滑ってるのが目も当てられない。

怪物の木こり(2023年製作の映画)

4.3

自分がサイコパスのキャラクターに求めてる吹っ切れた言動の気持ちよさと感情移入も共感もできない別種の生物感が後半になるにつれて薄れていくのがちょっと残念。
そういう意味では染谷将太は満点だった。
ただそ
>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.2

間延びしそうな題材だけど編集の妙もあって退屈する事なく見れる。
流れに任せて人生を生きるのは決して悪いことではないけどふとした違和感を大切にして主体的に自分の人生を選択していくこともありだよね。
正直
>>続きを読む

シリアル・ママ(1994年製作の映画)

4.4

殺意の波動に目覚めたママ。
そんなキレやすいのによく今までなんのトラブルもなく暮らせてたなってなるくらい迷いなく人を殺していく。
初めての殺人の際にも躊躇いや後悔は一切なくやり切った顔で事を終える。生
>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.3

「老人と海」の文庫本の解説を読んだときにヘミングウェイとアドリアナのことが書いてあって、31歳も歳下(アドリアナは当時18歳でヘミングウェイは既婚)のアドリアナに一目惚れするとかすげえなとか思ってたけ>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.2

旧友からの久しぶりの連絡を受け一緒に秘境にある温泉に行く話。
映像の中に緑が多くて目の保養になる。
比較的男友達と2人で遊ぶことが多いから自分の未来を見ているようでカートに感情移入してしまった。
この
>>続きを読む

ジュリア(s)(2022年製作の映画)

4.4

ifの世界線が並行して描かれていくので一見こんがらがりそうだけど分かりやすく構成されてあるなと思ったら終盤普通に4分岐くらいしてくるので流石にこんがらがる。
世界線の移り変わりもシームレスで違和感を感
>>続きを読む

スクリーム(1996年製作の映画)

4.1

ホラー映画のお約束を茶化しながら定石を外した展開をぶっ込んできて面白い。
生死がかかってるホラー映画クイズで引っ掛け問題出してくるのうざかわいいな。
刺殺がほとんどだけどとあるキャラクターの死に方が見
>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

4.3

3部作の最後ということで大団円で良かったんだけども娯楽作品が溢れてる今に見るとストーリーも展開も既視感が強く感じる。
わざとなのか淡々とした描写が多いしもっとドラマチックに演出してほしかったな。
ルー
>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.1

煙草吸いたくなる。
開始2時間くらいまでは結構楽しめたけどその後の1時間がそらそうなるわという感じで冷めた目で見てしまった。
終わり方はとても良かった。

チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)

4.2

なんだこのテンポの良さ。
マトリックスみたいなクセになるアクション。

リゾートバイト(2023年製作の映画)

4.2

ツイストの効いた展開になっていて先が読めない。
最後までエンタメのまま振り切っても良かったと思うけどあの後味の悪さは落差も相まってゾッとする。
演出面で多少くどさは感じる。
序盤の初見だと一見必要なさ
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

劇場の音響で聞くゴジラのテーマ、腹まで響いていいなぁ。

初めて遭遇したときのゴジラ、『ジュラシックパーク』のTレックスみたいサイズ感で笑えた。
続く2度目の遭遇では軍艦と怪獣の戦い。
ピンチからの間
>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

4.2

相変わらず美術が素晴らしくて公開が80年とは思えない。
主人公が暗黒面に堕ちて親子で宇宙統一するifも観てみたい。

HANA-BI(1997年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

序盤の時間の構成がすんごい。
たけしと白竜の再共演も熱い。否が応でも『その男、凶暴につき』を思い出させる。
余命幾許もない妻とその夫と、自殺から再生していく男の対比がいいね。
最後の妻の二言で一気に色
>>続きを読む

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.8

うーんよくテーマを読み取れなかった。
全体主義への警鐘とかなんだろうか。
ほぼワンシチュエーションだからちょっと退屈だったけど終盤のとある展開はカタルシスがあった。
ラストカットがなんともランティモス
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

体は大人中身は赤ちゃんのベラが様々な経験を通じてアイデンティティを確立していく話でもあり人間讃歌の話でもある。
自分が『バービー』に求めていたものを見れた気がする。

今作も魚眼レンズを駆使していたり
>>続きを読む