AOIさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.5

ずっと見たかったやつ!
こんなに声出して劇場で爆笑したのは久しぶりだった。

「南北問題」と「宝くじ」がこんなに相性が良いなんて思わなかった。
脚本と演出が良かったから、最後までこのノリに飽きなかった
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ミツバチと私(2023年製作の映画)

5.0

時間があったから鑑賞したけど
めちゃくちゃ良い作品だったわ。

ジェンダーについての映画ですわ。
8歳にして、自分の性自認が分からず、悩んで心を閉ざしてしまう子ども。
母親は向き合おうとするけれど、そ
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砂の器(1974年製作の映画)

3.3

うわぁ…苦手だった
日本映画史を語るうえでは外せない1本だとは分かってます。
だけど…

良くも悪くも、しっかり0〜100まで全部を見せてくれるんですよ。
143分かけてじっくりと。
ちょっと見せすぎ
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影の車(1970年製作の映画)

3.5

これまた橋本忍脚本!

「不倫」というテーマで
主人公のフラッシュバックからなる妄想を描く。

過去回想シーンの演出の仕方がすごく特徴的。
フィルムならではの色合いで過去回想を再現している。
面白かっ
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白い巨塔(1966年製作の映画)

4.8

橋本忍脚本作品!

めちゃくちゃ面白かった!
だけど149分は長い。

人間の「欲」と「金」と「権力」について、生々しく描く。
149分間ダレなかった。

結果は予想できるんだけど、見せ方がすごく良い
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フェイシズ(1968年製作の映画)

3.7

離婚の危機にあるリチャードとマリア。ある日決定的な諍いを起こし、夫は高級娼婦と、妻はディスコで出会った青年・チェットと、それぞれ一夜を過ごす。翌朝、自殺を図るマリアを助けたチェットは彼女への愛に気付く>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

グランドシネマサンシャイン池袋IMAXで鑑賞!
ずっと見たかったやつ。
ヴィルヌーヴ監督は『ブレードランナー2049』を撮り終えた後は、しばらく休養に入る予定だった。そこに転がり込んできたのがこの作品
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.7

高山みなみさんは、どんな役をやってもコナン君感が出てる。
「真実はいつもひとつ!」
これをぶっ込んでくる遊び心が好きです。

原作が素晴らしい作品だから、映画のハードルも上がっていだろう。
でもいい作
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

4.0

ずっと気になってた作品だけど、ようやくU-NEXTにきたぞ!
セクシュアリティがテーマの作品ですね。

舞台はアイルランドの高校。
周りの人たちにバレたくないから、同性愛者どうしが疑似カップルになると
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.0

昨日の夜鑑賞。
クエンティン・タランティーノの第一作目。
「長回しと会話多め」
これが緊張感を掻き立てる。

後半の緊張感が流石だなと。
タランティーノを全身で浴びたわ。

もう一回最初から見ると思う
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サウンド・オブ・サイレンス(2023年製作の映画)

3.3

ツッコミどころ満載ホラー映画。
最初から最後までやってることは、ずーっと同じ。
デカい音出せばいいと思ってる。

ストーリーは普通。
脚本に驚くような斬新なアイディアとかはない。

映画館で見たから、
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.3

カウリスマキ監督最新作やっと見れた!

交われそうで交われない。
この絶妙な人間どうしの距離感が素晴らしい。
音楽も良い。
さすがカウリスマキ!

この短時間でこの濃さ。
濃度がすごい。

あんまり感
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

5.0

こういうの大好きななんですよ。
すごく良かった。
アイルランド作品。

主人公を演じるのは、キャサリン・クリンチ。
これが映画デビューです。撮影当時は12歳。
彼女の演技力が半端ない。 
透明感のある
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カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~(2024年製作の映画)

3.7

魔女の宅急便の作者のドキュメンタリー映画。
88歳!?
びっくりした。元気すぎる。

あんまり角野栄子さんのこと詳しくは知らないけど楽しめた。
角野栄子さんはすごい。
発想というか、見えてる世界が違う
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ミッション・ジョイ ~困難な時に幸せを見出す方法~(2021年製作の映画)

4.5

チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世。
南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃運動の指導者の一人、デズモンド・ツツ大主教。
2人のノーベル平和賞受賞者が、対談するドキュメンタリー映画です
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.0

激重映画。
超ヘビー級映画。
えぐい

最近ドキュメンタリー映画にハマってて見漁っているんですが、これは、とんでもねぇ作品ですよ。
上映している劇場が少ないのも納得。
あんまり大々的に宣伝できる作品で
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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

-

なかなか面白かったぞ
ジョニー・デップの最新作

映画としては
ヴェルサイユ宮殿で撮影してたり、衣装はCHANELの全面協力だから、とにかくキラキラしてる。
ストーリーも良いなって思った。

あんまり
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

「ルーティン」についての作品だけど、「ルーティン」を否定している映画でもあると思う。

一見するとルーティンに見えるような日常でも
・車のカセットテープ
・撮れる写真
・天気
・出会う人
・○×ゲーム
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ミスタービスケット(2018年製作の映画)

3.8

〜SAMANSAの短編映画紹介〜
8分
彼女にフラれて傷心のジョンは、友人が旅行中に犬の面倒を見ることになるが...

犬の面倒を見ることになるんですよ。
この設定で10分以上やっちゃうと面白くない。
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ザ・フェイク(2015年製作の映画)

4.0

〜SAMANSAの短編映画紹介〜
7分30秒
映画のシニア割引が受けられないことに納得がいかないノーマンは、たまたま孫娘が偽造IDを持っているのを発見!「これは使える!」と考えた彼はなんととんでもない
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

これは大傑作だと思う。
「人間はみんな“我が船”の船長なんだ」
名言出ました。

“自由”というメインテーマ
ベラの成長物語でもある。

モノクロから始まり、ベラが外に出るとカラーの世界になるっていう
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.0

ヨルゴス・ランティモス監督作品初鑑賞。

徹底的に管理された下で育てられる子どもたち。
まるでペットのように扱われる。

全体的に独特な雰囲気が漂い、演出も特徴的。
不思議とずっと見てられる作品でした
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プラスチック・チャイナ(2016年製作の映画)

3.5

世界中から輸入したプラスチックのゴミをリサイクルする中国の小さな家族経営の町工場の日々を映したドキュメンタリー。

このドキュメンタリー映画が中国社会に影響を与えて、2017年末からそれらの輸入を禁止
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マザーファッカー(2021年製作の映画)

3.0

〜SAMANSAの短編映画紹介〜
13分
定職にもつけず、絶望的な人生を送っているおじさんブライアン。でも彼の人生がクソな理由は、トニーというクソ 野郎(マザーファッカー)にあった!


13分間ずっ
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奇跡の子 夢野に舞う(2024年製作の映画)

3.5

前回のレビューで映画から少し離れると言っておきながら、戻ってきてしまいました。

今のところ北海道でしか公開してないドキュメンタリー映画です。
丹頂鶴を呼び戻そうと長沼町の農家が奮闘する物語り。

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みんな〜やってるか!(1994年製作の映画)

4.0

さすがにそろそろ受験勉強するのでしばらく映画から離れます。
受験前ラストの映画は北野武です。

この内容だったら
『みんな〜ヤッてるか!』の方が正しい表記だと思う。
ストーリーなんてどうでもいい。
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

4.8

『非常宣言』と『奈落のマイホーム』を足して2で割った感じかなぁって思って見始めたが、結果的には近すぎず遠すぎずって感じでした。

去年の『非常宣言』も素晴らしい演技力だったが、今回もやっぱりイ・ビョン
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.0

5歳のときに初めて『千と千尋の神隠し』を見た。
両親がブタになるシーンがトラウマで、それ以降ジブリ映画を無意識に避けてきた。
今までたくさん映画を見てきたけれど、初ジブリレビュー!

こんなに面白い作
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ジャクラビット(2019年製作の映画)

3.7

〜SAMANSAの短編映画紹介〜
9分
オーストラリアを車で旅していたアレッサンドロは、ガス欠間近でようやく山にポツンと立つガソリンスタンドを発見する。ガソリンを補充しようと中に入るが、そこには思いも
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.6

アキ・カウリスマキ監督による労働者三部作の3作目。
労働者三部作の中でも極端にセリフが少ない。
ヒロインの心情を代弁するように激情的な歌詞の音楽が印象的に使われている。

相変わらず圧倒的なカウリスマ
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.3

アキ・カウリスマキ監督による労働者三部作の2作目です。

洗礼されて無駄がない。
冒頭からかなり衝撃的な展開が続くのに、それを感じさせない淡々とした演出。
これこそがアキ・カウリスマキの真骨頂!

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マガディーラ 勇者転生 <完全版>(2009年製作の映画)

4.0

新年一発目の映画!ってやりたかったんですけど、実は新年早々ドキュメンタリー映画3本と短編映画1本見ました。全部Filmarksに無い作品だったので記録できませんでした…
ブロクには全部記録しました。
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Digital Tattoo(2020年製作の映画)

3.7

インディーズ映画
那須ショートフィルムフェスティバル2022 ノミネート作品
22分
時は近未来。世界人口はまもなく100億人になろうとしていた。火星開拓のエンジニアになる夢を抱くマリだが、亡くなっ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.9

予想以上に面白かったなぁ

中盤の手術室みたいなところに連れてこられる場面は、説明的なセリフが多くて退屈だった。
前半と後半は、ドラマとアクションのバランスが良かった。

脚本も二転三転あって面白かっ
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.5

『X/エックス』の前日譚。
三部作の2作目

・笑顔で殺すシーン
・華やかにダンスするシーン
・泣きながら心情をさらけ出すシーン
・怒り狂ったシーンなどなど…
パールの喜怒哀楽の感情の変化がものすごく
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X エックス(2022年製作の映画)

4.0

8月に一回見たけど記録してなかったからもう一回見た。
やっぱり面白いですわ。
三部作の1作目

行為中の背後にババア
深夜逃げようとしたら目の前にババア
穴を覗いたらババア

ババアの登場の仕方大喜利
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