eriさんの映画レビュー・感想・評価

eri

eri

映画(193)
ドラマ(0)
アニメ(0)

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

-

自分は不自由なく過不足ない、恵まれた少年時代を送ったなとは思うが、ここで描かれる少年たちの2-3ヶ月は本当に眩しくってかなわないなと思う。

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

-

あまりに温めすぎて、少しだけ間延びはしているのかもしれないが、夢うつつ、運命の女、敵の居城、などのおなじみの記号が相変わらずの様式美をなぞっていて、嬉しくなってしまった。リファレンスにエル・トポはある>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

貧しくその日暮らしの家族が、嘘と不幸と事故と罪を経て長く新しい「計画」を手に入れる話?

もともとの暮らしは、つまりは「無計画」の段階で、破綻なく慎ましい幸福でもあった。劇中繰り返される計画はあるのか
>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

物語としてあまりに正しく、(潜在的なものにせよ)我々の望んでいたものが並びすぎていたので、ディズニーに感謝すればいいのか恐れればいいのか分からなくなっちゃった でも最後のキスはやり過ぎ

ジョーカー(2019年製作の映画)

-

「正しさ」の脆さを描く、凄惨かつクリティカルな作品に、我々はどう応えられるのだろうか。もはやどうしてこれを作ってしまったのか?という問いさえ生まれるが、まさか彼らは「ジョークさ」とでもいうのかな、とい>>続きを読む

コンタクト(1997年製作の映画)

-

97年公開の作品。
その当時らしい宇宙への妄執、SF金字塔への憧れや夢への期待、文化・技術への誤解や偏見、ジェンダー観、キャラクターメイキング…などなど、強引に感じる点は枚挙にいとまなく、当然2018
>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

-

多少の摩擦や生きづらさはあれど、おおよその点で私は"マジョリティ"に属しているし、なおかつ情愛の人ではないために、完全に共感して感動する…というのは正直難しかった。

大雑把な話になるけど…例えば『ム
>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

-

言葉にしたい気持ちがたくさんある、特筆したいこともある、考証・追及したいことももちろんあるが、こまけえことはいいんだよ今はこの高揚が答えだ!!!!

パッセンジャー(2016年製作の映画)

-

ジェニファーローレンス、サービスし過ぎ問題。SFのコスチュームをまとったただのラブストーリーなので、なにが起ころうと安心して観ていられる。

淵に立つ(2016年製作の映画)

-

読み解きたいのに、語彙がでない。巧いとか、美しいとか、全部が当てはまるようで、どれも違う。凄すぎた。娯楽でも芸術でもない、これ、なんて言うんだろう。
母語で観られてよかったと思うけど、一方でこれが爆発
>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

-

メロウなカントリーかと思ったら、ジャパン・ロックだった。とはいえ、音楽というよりは小説的な台詞回しや演出が散見される。
「寅さん」的な、昭和的な、無骨な愛をオマージュする映画のように見えた。包み込む甘
>>続きを読む