アラバンさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

アラバン

アラバン

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サウンド・オブ・ノイズ(2010年製作の映画)

3.3

違法な場所に侵入し、楽器以外の道具を使ってゲリラ演奏を重ねる6人の演奏テロリスト?集団。

彼らを追うのは、クラシック音楽一家に生まれながら、音痴のせいで音楽を諦めて刑事になった男。その名もアマデウス
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300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.0

10万人以上のペルシャの大軍に対してスパルタ軍が300人で立ち向かっていった伝説のテルモピュライの戦いを描いています。

映画ではペルシャ軍100万人と盛ってますが、300人からするとまぁ誤差みたいな
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.8

完全に戦車同士の戦いに特化しており、戦争映画と言うよりも戦車バトル映画。

この戦車バトルがやたらと面白く、戦闘シチュエーションも、村落、野戦、市街戦、そして橋の上での一騎打ちとバラエティーにとんでお
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.7

上流階級が貧乏白人を拉致して人間狩りを行うというB級カルトっぽい設定。
主要人物気取りの雑魚キャラがバンバン死んでいくスリリングな展開は面白かったし、最後の対決も見応えがありました。

しかしそれ以上
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イップ・マン外伝 マスターZ(2018年製作の映画)

3.4

イップ師匠(ドニーウェン)の出ないイップマンシリーズなど、コーヒー豆の入ってないコーヒーみたいなもんだとたかを括っていたものの、マックスチャンもなかなか。

安心の定番展開に、イケメン独身子持ちキャラ
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LETO -レト-(2018年製作の映画)

3.8


80年代前半の規制ガチガチのソ連。
後に国民的ロックバンドとなるKino のデビュー前夜。

全編モノクロ映像に、時折り差し込まれるレトロなカラーフイルム。密かにお気に入り登録しているイリーナストラ
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夜の来訪者(2015年製作の映画)

3.7

雰囲気抜群、これぞ英国ミステリードラマ。

婚約祝いの食事会が開かれている上流階級の屋敷に刑事が訪れて、ある若い女性が自殺したことを告げます。最初は自分たちとどんな関係があるのかサッパリ分からなかった
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ローマに消えた男(2013年製作の映画)

3.6

邦題が重過ぎ。

最大野党の党首がストレスで失踪。困り果てた末に、精神病院に入っている双子の兄弟を替え玉に仕立てて乗り切ろうとします。

完全にドタバタコメディ設定ですが、それほどコメディってわけでも
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1944 独ソ・エストニア戦線(2015年製作の映画)

3.6


ドイツとソ連に分断されたエストニアの悲劇。
国を分断されるだけでも悲劇なのに、相手がヒトラーとスターリンとは。。

ソ連統治下のエストニアに、ドイツが不可侵条約を破って侵攻してきたため、占領された地
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シルバー・スケート(2020年製作の映画)

3.6

美しい雪のサンクトペテルブルクを舞台に繰り広げられる、ファンタジックな雰囲気に包まれたキラキラしたロシアンロマンス。

貴族の流儀に馴染めない女性と、心優しいスリとの身分違いの格差恋愛という興味の湧か
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.7

アフリカの戦争孤児だったルースがアメリカ人夫婦の養子となり、学校随一の優等生に成長しますが、実はヤバいサイコパスかもしれないとの疑念が膨らんでいきます。

教師とルースの対立が深刻化していき、ルースの
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セラヴィ!(2017年製作の映画)

3.6

フランスの格調高い古城で開かれた豪華な結婚式で、ユルユルなスタッフたちがあり得ないヘマを連発してトラブル続出。
さらに厄介な新郎にも振り回されて大混乱に陥るコメディ。

基本小笑い程度の小ボケがベース
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在りし日の歌(2019年製作の映画)

3.8

幼い子供を事故で亡くした夫婦の30年間の人生を描いた大河ドラマ。

180分越えですが、観終わった後は長尺でしか味わえないような深くて重い余韻に包まれます。


図らずも親友の家族を不幸のどん底に落と
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ワールドエンド(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

150分越えのロシアンSF大作。

前半は面白かったのですが、中盤は退屈なシーンが延々と続き、睡魔との戦いを強いられました。睡魔との戦いに打ち克っても、待っていたのはお粗末な結末という厳しい作品。
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.4

ブルースは好きですが、これはちょっとあざとさと大袈裟さが目立ちました。

ミュージカル苦手人間の個人的嗜好ですが、特にサンダーロードの大袈裟な演出からミュージカル仕立てに移行していく流れは、嫌いなゾー
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女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

3.8

衝撃的な大事件勃発で幕を開けるインドの本格サスペンス映画。踊り無し。

やたらと美人の妊婦ヴィディヤが、インドで失踪した夫を探しに英国からやって来て、お人好しの警官と2人で小汚いインドの街を動き回る疾
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刑事グロム vs 粛正の疫病ドクター(2021年製作の映画)

3.6

駄作感しかない可哀想なタイトルのロシア映画ですが、タイトルとは裏腹になかなかのクオリティです。

冒頭の銀行強盗のシーンは、ハリウッドに寄せ過ぎてる感がありますが、スピード感抜群で文句なしの面白さ。
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ビースト・オブ・ノー・ネーション(2015年製作の映画)

4.0


某アフリカの国。
紛争中立地帯で家族と平和に暮らしていたアグー少年でしたが、政治情勢が変わっていきなり一家離散。
さらに政府軍の襲撃で父親と兄が殺されます。
1人ぼっちで逃げていたところを反政府ゲリ
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お名前はアドルフ?(2018年製作の映画)

3.9

ほぼ身内同然の5人の食事会で、弟のトーマスが子供の名前をアドルフにすると言い出して大口論になります。

大学教授の義兄の「アドルフなんてあり得ない!」という極々一般的な正論に対して、トーマスは屁理屈を
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アンノウン・バトル 独ソ・ルジェフ東部戦線(2019年製作の映画)

3.4

極悪対決独ソ戦。
最初の塹壕での戦闘シーンが凄惨の極みで、暴力による血まみれの殺し合いが続く超接近戦のリアルな戦闘描写は凄まじい迫力です。

ソ連といえば、指令部が無能過ぎて桁外れの損害を出しながらも
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

3.7

WWEのトップ女子レスラーペイジの半生を描いた自伝的な映画。 

WWEは、ロック様やカートアングルあたりが活躍していた頃しか見てなくて、ペイジの事は全く知らなかったのですが余裕で楽しめました。

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バルーン 奇蹟の脱出飛行(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

山のように作られる極悪非道なナチス映画とは違い、共産主義国家の恐怖政治を語る映画はあまり目にしないので、東ドイツの家族が気球でベルリンの壁を越えようとする話となればかなりそそられます。

誰もが密告者
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シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

3.6

三つ星レストランのシェフとしての名声とは裏腹に、クリエイティブな発想がなくなってきた落ち目のアレクサンドル(ジャンレノ)。

次のミシュラン審査で星3を維持できなかったら解雇という崖っぷちの状況で、無
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イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

3.8

ついに完結イップマン。

このシリーズの魅力のキモは、なんといっても主演のドニーイェンの醸し出す佇まい。

普段は温和な彼が、権力の横暴によって理不尽に虐げられる人たちの抵抗の代弁者となって、強大な敵
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ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.6

青春ライトホラー?
ホラー的な演出でハラハラしつつもそこまで怖くはなくグロさも控えめ。時間も短く気軽に観れてすべてが丁度いい塩梅。ホラー苦手でもホラー風味を味わえて楽しめます。

登場人物を殺しまくる
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フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて(2019年製作の映画)

3.7

漁師たちのサクセスストーリーであるとともに、ハートの無い都会野郎の成長物語。

コーンウォールに遊びに来ていた音楽マネジメント会社のダニーが、トラディショナルな舟唄を歌う漁師たちのグループと契約を結ぶ
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ブラック アンド ブルー(2019年製作の映画)

3.5

新米警察官として故郷に帰ってきた黒人女性が、悪徳警官とギャングの両方から命を狙われ狭い区画をひたすら逃げ回ります。

久しぶりに会った昔の仲間達からは警官なんかになりやがった裏切り者扱いされ、かつての
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イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

3.5

シリーズ3作目。

今回は家族愛をテーマの中心に据えたので、悪党との決戦ストーリーはかなり控えめ。今までのようなシンプルで爽快な物語とは違っています。

調子こいた極悪野郎を一騎討ちで叩きのめすカタル
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ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

3.6

目の前で凶悪な事件が起こっているのにゲームだと勘違いして呑気に構えているおバカコメディ。

お手本のようにテンポの良いドタバタで、笑える小ネタも満載。シナリオも一筋縄ではいかなくて楽しめました。

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ジョーンの秘密(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ソ連に核の機密情報を流していた英国スパイが93歳で捕まった実際の事件にインスパイアされたフィクション。

賛否両論ありますが主人公のジョーンには共感しかありません。
日本への原爆投下によって、科学者の
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.4

地球を守るための戦いと家族愛の二本立てという王道で、面白くするために細かいことは潔くオールスルーしてエンタメ全振り。
くそキモくて破壊的に強いクリーチャーとの全面対決はスピード感とスリル満点で見応えた
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アレクサンドリア(2009年製作の映画)

3.5

科学や哲学や芸術は、人間が神の領域に踏み込もうとする不遜な行為であり、神への冒涜だとする当時のキリスト教教義のトンデモ解釈のせいで、今まで培ってきた文化や叡智が失われ、ヨーロッパが暗黒時代へと突入して>>続きを読む

アウェイク(2007年製作の映画)

3.3

麻酔が効かず、痛みも感じるし会話も聞こえるけど身体がまったく動かないという術中覚醒状態。

心臓移植手術を受ける主人公がこの術中覚醒状態に陥り、そのまま手術が始まります。 
「ちょ!」
と心の中で叫び
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アトラクション -侵略-(2020年製作の映画)

3.5

続編。
当然のように低評価が並びますがVFXのクオリティはかなりのものだし普通に面白いです。結構まあまあの評価も散見されています。

特に宇宙AIが水攻めしてきてからの映像や畳みかけるような展開は迫力
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アトラクション -制圧-(2017年製作の映画)

3.3

これまた駄作感溢れるロシア作品。

概ね評価は低空飛行ですが、映像も凄くてまあまあ面白かったです。

登場する若者たちが全員バカで自己中という設定?なので真面目に見るとイラっとするかもしれませんし、共
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すべてをあなたに(1996年製作の映画)

3.9

ほぼ10年以上ぶり2回目。

マイク・ヴァイオラを知ったのが先で、彼が歌ってる(吹き替え)楽曲That thing you do がフィーチャーされている映画として楽曲ありきで見ましたが、楽曲の曲調と
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