届くことのない手紙、血の口紅を引いた少女の口元、毒キノコ、焚き火を無邪気に飛び越える子供たち、ガラス張りの巣の中で生まれ一生を終える働き蜂。たしかにぼんやりとした死の断片があちらこちらに散りばめられて>>続きを読む
沈黙を否定と捉えてしまうすべての人へ。
ていねいな暮らしという言葉が実態を離れて一人歩きしている今日この頃、ほんとうのていねいとはどういうことか改めて考えさせられる。
お別れの時コットの頭を巡った>>続きを読む
偉大なるニーナ・シモンをカセットで聞きながら悲しみとも喜びともとれる表情で涙を流す平山に心当たりがありすぎた。烏滸がましいが、まるで自分を見ているような場面が多々あり、わたしを美化するとこうなるのか、>>続きを読む
全員が人のせいにして見過ごしてきた結果生まれた地獄の輪。あしたにはまた、新しい“彼女”が生まれては命を絶っていく。
社会という得体のしれない大きなものの中で生きている以上、自分も少なからず責任を背負っ>>続きを読む
父と劇場で観た最期の映画となった。隣をちらと見た時の涙を忘れない。