フッカーさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

フッカー

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ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)

4.0

やっと酔拳鑑賞!
本当にシンプルなストーリーだ。良く言えば王道を貫いているということでもあり、私は好きだ。

ジャッキー演ずるフェイフォンが、師匠ハッイーに尊敬の念を持ち、二人の間に絆が築かれていく様
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シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

4.0

前作以上に楽しめた作品。
原著の「最後の事件」をモデルとしたホームズ物。

推理展開は正直、コナン・ドイルのホームズとはほぼ別物と言ってもよいぐらいだが、やはりキャラクターが良い。
今作ついに登場する
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.8

コナン・ドイルのホームズが大好きなため、期待感と多少の不安感を持ち鑑賞。結構楽しめた。

推理の展開は少し残念だと思ったところもあったが、キャラクターが生き生きしていたのが良い!
原著のホームズ、ワト
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プロジェクトA(1983年製作の映画)

4.0

初めてちゃんと見たジャッキー映画。かなり楽しかった。アクションもキレ良く気分がいいが、更に良かったのはコミカルなシーン。

序盤の訓練教官に対するドラゴンたちの反応やフェイとドラゴンの会話などが笑えた
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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

4.0

2がかなり楽しめたおかげで見に行こうかなと決心。あまり期待はし過ぎず行ったのだが‥‥‥これ楽しめた!

やはり良かったのはキャラクター。
序盤に出てくるドク、こいつがいい!狂いながらもギャグが効いてて
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

映画館で見て良かった、まずそう思った映画。あの圧倒的な迫力は、映画館で味わってこその物だと思う。

予告の感じから宇宙描写がメインだと感じる人もいるかもしれないが、この映画のメインは人間ドラマだ。それ
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オー・ブラザー!(2000年製作の映画)

4.2

愉快で明るい気分になれる映画、こういうの好きだ。

個性豊かな脱獄囚3人+a のドタバタ逃走劇。随所で流れるカントリー風の音楽が心地よく、彼らの愉快な旅路に良い味を与えてくれる。「ズブ濡れボーイズ」と
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ランボー(1982年製作の映画)

3.8

洗濯物を畳み、飯を食いながら見たというとても失礼な見方で鑑賞してしまった映画。

片手間で見ていたのにも関わらず面白い。前半無言のランボーから感じる威圧感、異常感とそれを僅かに察している若きホレイショ
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ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

3.8

愉快な気分になれる映画。

型破りな刑事アクセルと、真面目な刑事タガートとその相棒少しお調子者のビリーの会話がいい。
コメディタッチなのが効いていて見ていて楽しくなるアクション映画。

ただもうちょっ
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

4.0

驚いた。まさかこのような終わり方をするとは。

行動は無茶だが、優れた勘と腕をもつポパイ刑事と相棒クラウディが、マフィアと麻薬の黒幕シャルニエの取引を阻止、彼らを逮捕しようと、緊迫した捜査を続ける。
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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

単純な感動作だと思っていたが、違う。非常に心に刺さる辛さを含んだ感動作だった。

キーティング先生により、押し込められていた生徒達の、自我、個性が表れ、彼らは互いにそして先生と生徒として絆を深めていく
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.1

面白かった。まさかロバート・デ・ニーロがこんな軽快なコメディを演じるとは。

元警官で現在は賞金稼ぎのウォルシュが、マフィアの金を横領したデュークを捕らえ、二人で逃げる逃げるそしてまた逃げるというロー
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ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

3.9

作品に漂うどこか幻想的な雰囲気が好きだった。
ベルギーのブルージュという街での、二人の殺し屋レイとケンの物語。この二人が対照的な性格のため、会話が面白い。
そしてそれに加わるクロエと小男。

クロエは
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ミラーズ・クロッシング(1990年製作の映画)

3.7

マフィアの中でも、誇りを持つ者達がいる。彼らは自らの信念を持っている。

そんなマフィア間での抗争の中を駆け巡るトムという男の物語。彼はボスのレオに対し裏切りを行うが、彼の中でレオに対する想いは完全に
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

4.2

心にじんわりと温かみを与えてくれた映画。

本が好きで文才のある黒人少年ウォレスは、普段の仲間内では自分をさらけ出すことができていない。
だが、小説家ウィリアムと出会い、彼に自分をさらけ出し、そして文
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誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

4.1

見に行って良かった!最初に浮かぶ感想はこれだ。
というのも私の周りでは上映してる館がなく、県外まで(都内の有楽町)行かなければ見れなかったからだ。

私にとってのこの映画を一言でまとめるとしたら、役者
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

凄まじい印象を私に与えた作品。
帰還兵モス、殺し屋シガー、保安官トムの3人の話。

この殺し屋シガーが異様に怖い。それは通常の尺度では理解できない行動原理を持ち、更に言葉をほとんど発さないところだ。
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カリートの道(1993年製作の映画)

4.0

一度入ったら抜け出せない。そんなギャングの世界の中で、信念を貫き通し続ける男の話。

非常に格好いい。が辛い。

人との信頼を重視する昔かたぎのギャング。5年が経ち出所すると、周りの状況は一変。信頼と
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.0

「用心棒」「椿三十郎」に引き続いて、七人の侍をやっと鑑賞。

うん、面白かった。特に三船敏郎の菊千代。三船敏郎が誰の役をやるのか、この映画にたいして詳しいことは知らなかったため、三十郎のようなイメージ
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.4

愛すべきバカ侍9人(愚直とでも言おうか)と格好良すぎる男椿三十郎の話。
前回「用心棒」を見たときの教訓を生かし、字幕つきで今回は鑑賞。

いやー面白い。終わり方最高だ。
人斬り侍としての哀しさのような
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用心棒(1961年製作の映画)

4.1

初めての黒沢映画。
白黒映画は「十二人の怒れる男」しか見たことなかったため、少々気がかりだったが、見出したら引き込まれ気にならなくなった。

驚いたのは三船敏郎の殺陣の速さ。あんなに速いのか。そして自
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L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)

3.5

キャラクターはとても良かった。
警察側では、軽快だが優しさを持つジェリー。暖かい親父でもあり、頭脳派のキーラー。折れない信念と狂犬的性格を持つハリス。老いてなお拳銃の名手であり、渋くて味のあるマックス
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

無知な私が語ることなので、あくまでも個人的な散文である。

大戦末期、負けを感じているドイツの話。ヒトラー最期の12日間とあるが、私はむしろヒトラーよりも、ヒトラー周囲の人間達の模様が強く描かれている
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ラッキーナンバー7(2006年製作の映画)

3.9

魅力的なキャラクター達と、勘違い、人違いから生じたストーリーの収束感が良かった。

終盤では驚く展開が用意されており、これは見抜けなかった。
ストーリーが非常に丁寧に作られていて話を楽しめた。
またジ
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クライム&ダイヤモンド(2001年製作の映画)

4.0

幾人かの人物の複数の物語が織り成す犯罪劇とでも言おうか。
こういう複数の話が一つに収束するタイプの映画は好きだ。

それに加えて明るく愉快な雰囲気が出ており、テンポも良い。ストーリーが小気味く進み気分
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麦の穂をゆらす風(2006年製作の映画)

4.1

涙を瞳にためて見る映画はこれまでにあったが、涙を流した映画は私にとってこれが初めてだと思う。
それほどの悲しみ、辛さを感じた。

アイルランドの独立から内戦を一般市民からの視点で描いている。
彼らの心
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イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

強く心に焼き付いた作品。
クリスが各地で見る大自然がとても良い。だがそれ以上に良かったのは、この作品に登場する数多くの人物の、強い想い、感情がありありと表れていたことだ。

私が強く印象に残るのは、ク
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ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

3.9

自分にとってかなり衝撃的だった作品。グロさではない精神的な辛さから、目をそらすというのは私にとってこれが初めての経験だったと思う。

それはゲリラに捕まった子供たちが洗脳され、銃を撃たされるシーン。こ
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.8

ダークナイト三部作の完結編。
これまでに提示された、正義とは、力の在り方使い方とはという点に鮮明に答えを提示したのは、とても良かった。

だが敵役のベインが、前作のジョーカーと比べると劣る印象。
ジョ
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.8

かなり好きな作品。
心の恐怖、力の在り方使い方、そして正義とは。
ヒーローの内面に深く切り込んだ作品。

どうも自分は、ヒーローの人間性に踏み込んだ作品が好きなようだ。ダークナイト三部作以外では、ウォ
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飛べ!フェニックス(1965年製作の映画)

3.7

ある本を読んで、そこでおすすめされていたので見てみた。
その本に結末まで書かれてしまっていたため、あのハインリッヒについてあることが分かる衝撃さはなかったが、とても楽しめた。

情報を知らない状態で見
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

信念がある。強さもある。頭も切れる。魅力ある男だが、個人的には哀しいなあと。

トニー役のアルパチーノは冒頭にいう、「やりすぎはだめだ」と。フランクに「俺は命令は受けねえ!」とも言う。

だが権力を手
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激突!(1971年製作の映画)

3.6

面白い とはちょっと違い、衝撃的といった感想。

冒頭「単調なシーンが続くなあ」と思っていたら、この話のメインであるトラックが現れ、そこから引き込まれた。

ストーリーは単純そのものだが、このトラック
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モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

4.0

二人の男が南米大陸を縦断する話。
そしてその男とは若い頃のチェ=ゲバラである。

二人でバイクに乗り、旅をしていく中で多くの人と出会う。その旅の様子、風景、街並みなどロードムービーとしてとても楽しんだ
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.6

けっこう楽しめたが、やはり奴隷の部分はなかなかにキツいな。だからこそ復讐を果たしたときの爽快感があるのだが。

歯医者とジャンゴの洞窟での会話が好きだった。差別用語があまりにも飛びかってたのが、気に
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.2

非常に楽しめた作品。展開が読めずに良かった。
ショーン・コネリーが印象的。やはり信念をもったキャラクターはとても好きだ。想いを持った老練警官のコネリーとケビン・コスナーの関係が良かった。信頼の元成り立
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