あかつかさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

カーテンの向こうに(2014年製作の映画)

2.5

よい友だちとの助け合いの話。

お前この次同じ声で歌うんやろ、というツッコミはなしで。

そして父になる(2013年製作の映画)

5.0

近所のツタヤがDVD、CD、コミック含むレンタル品を全品大売り出しし始めて、じき閉店に。溝口健二も増村保造も京マチ子も若尾文子も市川雷蔵も、このツタヤで借りまくってたからとても思い入れがあったので、大>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

5.0

是枝映画って、見ようと思うまでにものすごく時間がかかる。コンディション整えて見なきゃならんから、『万引き家族』とかストーリー読んだだけで怖くて一年くらい見れなかった。

巷間いわれてるように、見れば見
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サーマルガンを持つ女/Girl With a Thermal Gun(2020年製作の映画)

4.0

なかなか、この発想はなかったわ。しかもこれ2020年なのね。コロナをネタにして明るい映画作るスピード早くね?

コロナ禍で会えなくなった人もいれば、コロナ禍だから出会えた人もいるのでしょう。

ちょっ
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沈黙の艦隊(1995年製作の映画)

4.5

アマプラにある実写版の冒頭11分映像を拝見して「どいつもこいつも細いんじゃ!」と思った、気づけば原作厨のワタシ。冒頭映像だけだと、あのディーゼル臭さが再現できているかはビミョーな感じ。

というわけで
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.5

バットマンをコミカルな感じで料理したティム・バートンも神だけど、その路線をあんなシリアスな感じでぶっ壊したノーランもまた神。

ノーラン版ではまだブルースの時には明るいシーンもあったのに、このバットマ
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クレイジー・ヘア(2018年製作の映画)

2.5

タイトルもキャストもジャンルもわからないまま見るショートフィルムの世界。

「ヒゲと合う髪型にしてください」って面白いな。ネクタイに合わせてスーツ買う、みたいな。

お母さんめっちゃキレイだけど、映画
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女王蜂(1978年製作の映画)

3.5

ついに出ました仲代達矢。

そして今回も坂口良子が出てきて嬉しいし、ラストの加藤武がちょっと可愛い。

20年前に石坂金田一イッキ見したけどどれがどれだかわからなくなってた。田舎の名家で起こる事件。謎
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獄門島(1977年製作の映画)

3.5

噂好きな坂口良子復活の巻。しかも元気いっぱいな太地喜和子まで出てて、これだけで大満足。

常連の草笛光子や大滝秀治にくわえて、司葉子や大原麗子、東野英治郎や松村達雄、浅野ゆう子の姿も。前回の若山富三郎
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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

4.0

『犬神家の一族』をはじめて見て衝撃を受けたのが20年くらい前。そんでTSUTAYAで石坂金田一シリーズ全部借りて見たけど、たとえ市川崑ほどの巨匠であっても続編で『犬神家』を超えるのは難しいのだな、と率>>続きを読む

ジョーイ(2020年製作の映画)

4.5

Jokerでなく、Joey。

ラストは読めたけどこれはなかなかハッピーあふれるショートなムービー。


最近はまってるBS松竹東急より。120分の映画の15分より、15分の映画の15分のほうが断然早
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愛への跳躍(2016年製作の映画)

3.5

『ドラえもん』5巻の「ドラえもんだらけ」みたいなタイムリープなラブストーリー。

オープニングがポップで可愛い。

「君が美しいからって、もう嫉妬しないよ」いつか言ってみたいような、言ったらクズ確定な
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エアボーン(2021年製作の映画)

3.0

戦闘機、昆虫、花、パラシュート、綿毛になって飛んでゆくパイロット。

戦争と大自然のコントラスト。

誕生日プレゼント/誕生日おめでとう(2020年製作の映画)

4.0

離れて暮らす息子のために誕生日プレゼントを買おうとするダメ親父。当然のように起こるトラブルの数々。

ラストシーンで思わず「オホホッ」って声出た。「ほっこり」って言葉はあんま好きじゃないけど、このラス
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地球の未来のために(2020年製作の映画)

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ACの広告みたいやなと思ったら、30年前に当時12歳だったセヴァン・カリス=スズキが行なったリオの環境サミットでのスピーチをもとにしたアニメーション。

あの頃の僕らが笑って軽蔑した恥ずかしい大人に気
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にっぽん昆虫記(1963年製作の映画)

5.0

「売春、売春って言うけど、競馬競輪と違ってタダで金とるわけじゃないんだ」

左幸子が、裏切り、裏切られ〜の半生を、スターウォーズ並みに壮大に描いた人間ドラマ。“女三代”だが、山の神様が女ということで、
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弾丸ランナー(1996年製作の映画)

3.5

逃げる田口トモロヲを追うダイヤモンド☆ユカイを追う堤真一。それぞれの人生を背負いながら駆け抜ける、新宿、中野、大森。

人生とは自分の走り方で自分の道を走ること。全速力で走りながらも白石ひとみをチラ見
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百万粒の涙(2015年製作の映画)

4.5

頑固ジジイと文無し女の不思議なロードムービー。寄り添ってみたりケンカしたり。偶然の出会いかと思いきや。そしてタイトル通り、100万粒の涙。ちょっと圧倒されてエンドロールに突入する。

5分の映画もあれ
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たまご少年の恋(2016年製作の映画)

3.5

頭が卵の少年。いつもビクビクしていて友達とも遊ばない。頭が割れるのが怖いから。でもある日、恋に落ちたことで変わっていく…。

いいね。ショートムービーの定番みたいな。

地下鉄のオーディション(2019年製作の映画)

3.0

地下鉄で歌わされる女→まさかのミュージカル。面白いけどなんでこれショートフィルムで作ったんや。。。

吠えるのをやめた犬(2021年製作の映画)

2.0

犬が名犬。だがそれにも増して女の子が名子役。『ペーパームーン』のテイタム・オニールを彷彿とさせる。

犬目線はちょっと面白い。

原作はベストセラー小説らしい。

ロングブランチ/ロングブランチの街角で(2011年製作の映画)

4.0

「今夜ロマンスはいらない」。さっさと済ます一夜限りの関係かと思いきや、なかなか事が進まず、萎えることの連続で、知らず知らず長い夜になっていく。

この移動時間を例えるなら、真夜中に八王子から木更津行く
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ナイトブレーカーズ(2021年製作の映画)

3.5

最近のマイブームのBS松竹東急の短編映画劇場にて。

ひたすら地下を走る人々。身体に電球を巻き付けて。説明がないのが十分ホラー。皆が電球を巻き付けてる姿は一見ヘンテコなんだが、すぐにその世界観に入り込
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.0

舞台は1995年から2010年。出版不況もなんのその、新しい辞書『大渡海』を作るのだーと頑張る話。ビバみなし残業。

誰かの机に何十年も置かれるような辞書を、何十年もかけて作る贅沢なお仕事。なんてサグ
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ききたいことば(2018年製作の映画)

2.0

BS松竹東急の短編映画劇場にて。

現代の男女の恋愛すれ違い映画。

現代の〜とはいえ、いつの時代も男は3時間後を夢見て、女は3年後を夢見る。

畏友の祖母曰く、「いろんな恋をしなさい」。

男の胸に
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夏の断食(2020年製作の映画)

3.5

BS松竹東急チャンネルに短編映画劇場って枠を発見。

灼熱の太陽の下でフラフラになりながらラマダン中の少年と、それに友情2割、ノリ8割で付き合う非イスラムの友人。道中であらわれるさまざまな誘惑。友人に
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街の上で(2019年製作の映画)

3.5

今の様子はまったく知らんけど、20年ほど前のシモキタはまだサブカル臭が残っていて輝いてたような気がする。リリー・フランキーとかみうらじゅんとか大好きだったから、ギター抱えて古着屋行ったり、下北沢ロフト>>続きを読む

オー・マイ・ゼット!(2016年製作の映画)

3.0

よく東京03の角田に似てると言われる。あと、おぎやはぎの小木とかアンタッチャブルの柴田とか。なぜか人力舎ばっか。

もちろん角田が出てたから見た。プラスドライバーの頃から好き。オンエアバトルに出てるの
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母の残像(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原題は「爆弾よりもうるさい」。だけど映画自体は静かすぎて、女の子の“野しょん”の音が聞こえるくらい。いやむしろ、主人公格の弟コンラッドにとっては、このおしっこの音は爆弾の音よりも心に残るんだと思う。>>続きを読む

テルマ(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

昨日見た『イノセンツ』がなかなかお気に入りだったので、監督やってたエスキル・フォクトが脚本書いてるこちらをアマプラで。3ヶ月に1回くらいこういうビバ・アマプラ!な瞬間がある。

サイキックスリラーは北
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イノセンツ(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最初は小さな石をスンッて動かして遊んでただけなのに。

ハリウッド映画の掟には「子どもを殺さない」ってのがあると聞いたことがあるが、北欧には関係なし。

藤子・F・不二雄のSFホラーにもありそう…と思
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

生活保護。健康で文化的な最低限度の生活。「親がうつ病の娘は塾にも行っちゃいけないんですか」

申請者の前に突如現れる緒形直人と吉岡秀隆と永山瑛太という、いいひとスリーバック。だがしかし、今の社会システ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

動物と超常現象。

ちょっとバズってオプラと共演してみたかっただけなのに。ID4然り、心に傷を負った者とUFOってなんか相性がいい。宇宙人はリア充のもとには現れない。迫害されてる者の前に現れる神様みた
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楽園(2019年製作の映画)

4.5

山、畑、水路、女児。不穏、不穏、不穏。

そんな空気にピッタリの面々。
杉咲花よ、柄本明よ、佐藤浩市よ。
アカデミー賞あげたい。

八つ墓村や丑三つの村より怖いムラに描いちゃって、飯山市から苦情くるん
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

みんなバービーやケンのような作り物っぽい顔をしてるのに、ピューちゃんだけがとても人間らしい容姿。というところからしてなんとなく察するトゥルーマン臭。

50年代ファッションに身を包んだピューちゃんは眼
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警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件(2022年製作の映画)

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残酷すぎて、レビューするのも躊躇ってしまうような事件というのは滅多にないけど…。

事件当時は高校生だったな。行ったこともない「六本木」という街の印象が悪くなった事件と記憶してる。

被害者数百人。自
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