おときちさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

3.5

車とラジオとロックンロールと。


『スター・ウォーズ』以外のジョージ・ルーカス監督作品、初めて観た。
1962年の夏。高校を卒業し大学進学のため東部へ旅立つ、その前夜。一夜の出来事をコラージュみたい
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浅田家!(2020年製作の映画)

4.1

もう何年も前、ひと昔もふた昔も前のことだけど、社会人となり初任給でフィルムカメラを買ったのを思い出した。


母親が家族写真を撮るのが大好きで、子供の頃は本当に恥ずかしくて嫌だった。どこに行っても「は
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アダムス・ファミリー(2019年製作の映画)

2.3

中学校を見て一言。
「あー、子供たちの刑務所か」


近隣の映画館では吹替え版しか上映していなかったので、吹替え版で鑑賞。というか、字幕版がかかってる劇場あるのかな?

行って知ったけど、字幕版だと声
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.6

「おい、お前。これを観ているお前だよ」


1986年10月。民主化前の韓国。稲穂が金色に輝く農村で若い女性の遺体が見つかる。捜査が進展しないまま時が経ち2ヶ月後に現場から1000メートルも離れていな
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映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

2.4

作品の成り立ちとしては、原作マンガ→アニメ→ドラマ→実写映画(今作)の順なんだけど、私はアニメ→原作マンガ→ドラマ→実写映画の順で見たタイプ。だからというわけではないがアニメが一番面白い。おそらくどの>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.1

予告編を観てからずっと気になっていた映画。予告編の時点で草彅剛が草彅剛に見えなかったので。


これは観に行って良かった。ちょっとやられた。


広島の実家にはカミングアウトせず、新宿のショーパブで働
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人数の町(2020年製作の映画)

3.6

「あれ?この『町』って実はユートピアじゃない?」
そう思わせてしまう怖さがあった。


借金取りに追われ暴行を受けていた蒼山(中村倫也)は、黄色いツナギの男とに助けられ、「居場所を用意してやる」と言わ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.7

「この映画はマジでリアルな話がベースだ」


コロラドスプリングス警察署で初の黒人警察官として採用されたロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)。署内でも白人警官からの差別的な扱いを受け
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

劇中の台詞にも「頭で考えるな、感じろ」とあったけど、まさにそれがメッセージで、それを見た瞬間にいろいろ考えるのやめた。
シートに深く腰掛け、目の前のスクリーンで起こることをそのまま受け止めた。
Don
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.1

金曜ロードショーで観た私がバカだった。
放送時ではなく録画しておいたのを鑑賞。


東京オリンピックを翌年に控えた1963年の横浜。
今(2020年)と一緒だ。本当は今年だったけど。
第二次世界大戦終
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.9

余白と余韻。

隣家に住む大学生・亨(伊藤健太郎)に恋する中学3年生・14歳のつばめ(清原果耶)。父親と継母の間にもうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ある夜、書道教室の屋上でちょっと風変わりなおばあさん・星
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

1.5

モノローグが多すぎる。それだけで無理だった。
自信がないのか、観客を信じていないのか。
想像できない、とでも思っているのか?
相性の問題だろうけど、面白くなかったな。


話が思ってたのと違う、とか、
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.2

カールスバーグ×2
シンハー×1


劇場で見た予告編の成田凌が魅力的で気になっていた作品。
漫画が原作ということも知らなかった。
行定勲監督の映画も初めて。
イメージだけで申し訳ないけど『世界の中
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.0

『マリッジ・ストーリー』のノア・バームバック監督の他作品が観たかったこと。
劇場で観るタイミングを逃してしまったが、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の監督・脚本を務めたグレタ・ガーウ
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.7

『TENET テネット』公開前にクリストファー・ノーラン作品を観ておこうシリーズ。


「人の本性は行動で決まるものだ」


バットマンの映画はティム・バートンの一作目しか観たことはなかったんだけど(
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僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46(2020年製作の映画)

3.8

「みんなで手を繋いで崖の上に立っているみたい。一人が落ちたらみんな落ちちゃう。」
石森虹花が言ったこのコメントが全てだと思う。


脆く危うく儚い。私はそこに魅力を感じているのも事実。


『Docu
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オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

4.1

事実:実際に起こった、または在する事柄。
真実:うそや飾りのない、本当のこと。まこと。
(岩波国語辞典)


イラクー大量破壊兵器があるはずだー戦争。
事実に基づく物語。ブッシュ(息子)大統領やブレア
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.9

行ったことないけど(だからこそ)、ニューヨークが好きで。
タイトルと出演者と92分という時間だけで選んだんだけど、これは良かった。ほっこりする。

画家のアレックス(モーガン・フリーマン)と妻のルース
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.8

「好き」という気持ちの置き場所探し。


『愛がなんだ』の今泉力哉監督作品。と書いているが、まだ『愛がなんだ』も観ていないので、今泉監督作品は初鑑賞。

深川麻衣がかわいいのは置いといて、これは好きな
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

3.7

「アイスも食えるし、スムージーも飲めんだぞ!」


『賭ケグルイ』でハマった森川葵で検索して見つけた本作。
あー面白かった。笑った笑った。
小さい頃「死んで地獄に行ったらどうしよう…」なんて心配したこ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.7

大事なんやったら大事にしたらええやん。
どうせそれしかでけへんのやから。


作品の評価と違うところで話題になってしまう前から、気にはなっていた映画。
あらすじなどを知らずに観たので「なんだこれは」と
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

2.3

面白そうなイメージあったんだけどなぁ。うーん。


ピカチュウ知ってる、フシギダネ知ってる。でも世代が違うのでゲームボーイなどで遊んだことはないしアニメも見たことないけど、ちょっとだけポケモンGOやっ
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映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

2.5

ドラマ版から続いて勢いで映画も鑑賞。


ドラマ版同様にテンション高く面白かった。けど、映画として劇場で観てたらどうなんだろう。うーん、って感じかな。やはりテレビの2時間スペシャルドラマ感が。
ストー
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.7

ステージ4の肺癌で余命180日と宣告された大学教授・リチャード(ジョニー・デップ)。さあ残りの人生をどう生きるか…。


ジョニー・デップの映画久しぶりに観た。しかも普通のジョニー・デップ。『ニック・
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

-

不覚。せっかく劇場へ観に行ったのに、途中で寝てしまった。
映画のせいではなく、寝不足で行った私のせい。

中盤〜後半にかけて、起承転結でいうところのおそらく「転」あたりで何度か寝てしまったみたい。
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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

3.5

「そのとおり。ハッピー・エンドです」
こんなハッピーエンドな映画があるとは。


チャップリンの映画、ちゃんと観たの初めてだと思う。
でもこの懐かしい面白さはなんだ?あぁ、ドリフだ。
「志村、うしろ!
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思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

3.9

口にしちゃうと終わってしまうこともあれば、口にしないと始まらないこともある。


劇場で予告編を見るたびに浜辺美波を目で追ってしまっていたから。
それと、こういうタイプの映画って劇場で観たことがないか
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.0

夢だけど夢じゃなかった。


地上波で放送されていたので久しぶりに鑑賞。観るのは3〜4回目ぐらい。
今回(2020年8月)で17回目の放送らしい。すごいな。
すごいといえば、公開当時は『火垂るの墓』と
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.6

「偉大な王より、偉大な男になりたい」


MCU第8弾。前作『アイアンマン3』を観てからちょっと時間が経ってしまった。

いやー、ロキがロキロキしてて好きだなぁ。今作はもうロキが主役と言っても過言では
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3年目のデビュー(2020年製作の映画)

2.2

The easy way has no meaning.


なぜか欅坂46と日向坂46だけは応援している娘と私。
改名前のひらがな時代にライブも一緒に行ったことがある。もちろん今回も一緒に行ってきた
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ベイブ(1995年製作の映画)

3.3

オーマイガー!おじさんになってから観たら違う映画になってた!


1996年日本公開。当時劇場へは行かなかったけど、ソフト化されてすぐにレンタルビデオで観たはず。
というわけで25年ぶりぐらいに鑑賞。
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

疲れた。
あっという間の106分。でも2〜3時間ぐらい観ていたような気もする106分。緊張感あって疲れた。


クリストファー・ノーランの監督作品で観たことがあるのは実は『メメント』のみ。『バットマン
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はちどり(2018年製作の映画)

4.1

「理不尽なことが多いわよね」
ヨンジは言った。
「可哀想と思わないで」
とも。


主人公ウニと、立ち退きに反対する家を見ながらの会話だったけど、本当にそのことだけを言ってるわけじゃないだろう。
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.0

「人間はバカばっかりだ」


うーん。まぁこんなもんか、と。
この映画の存在を知った頃から、使われているのは好きな音楽ばかりで楽しみにはしていた。
けど、「プレイリスト・ムービー」や「一生に一度の傑作
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今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

2.0

『ヲタクに恋は難しい』以来の福田雄一監督作品。


娘(小学6年生)のリクエストで観賞。
テレビドラマは2〜3話ぐらいまでは観ていたので、登場人物はなんとなくわかった。それに冒頭でもご丁寧に人物紹介し
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

「ヴィム・ヴェンダースは好き。でも盗用はしない」


あー、青春だな。甘酸っぱいなー。
愛ってなんだろうな、自分らしさってなんだろうな。
悩みながらも前に進み、羽ばたく若者たちを応援しちゃう。そんな映
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