みどりさんの映画レビュー・感想・評価

みどり

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小さいおうち(2013年製作の映画)

3.7


鑑賞中はなぜ長い間タキが罪の意識に苛まれていたのか納得できませんでしたが、ネタバレサイトを読み真相をしってその時の気持ちを想像してみると、あまりにも悲しくつらいことでした。その、秘密とは。

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.6

爽快。ショーは観客の視点で観てしまうためかなり気分が高揚する。特に2つ目のショー。騙されるかって常に警戒してたけれど、まんまとだまされた。それが、爽快。ストーリーもしっかり練られてて、黒幕の行動理由も>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.7

みなさん。
お願いします、劇場で観てください!

本作は、「(身近な人と死別して)残された人たちのその後の人生」を描いていますが、決して絶望的な物語ではありませんでした。永い言い訳をしながら、死による
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

予告観てきたことを後悔した。これいつも思ってる気がする。予告なのに肝心のシーンをみせすぎ。

何気なく予告を観て、「どうしようもなく辛い状態から抜け出したいと願いもがく男女」の話が観れると思ったから劇
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.1

アン・ハサウェイ様の美しさ……。
アメリカ様はバリキャリへの理解とか専業主夫がもっと浸透しているのかと思ってたけれど日本とそう変わらないんだなあ。
笑えるシーンも多くて気楽な気持ちで観るのにぴったりな
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さよなら、人類(2014年製作の映画)

-

ヴェネチア国際映画祭で評価される作品ってわたしには難しいことが多い。

人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.3

人とわいわい観るタイプの映画。全部不謹慎なテーマだから一緒に見る人はよく考えたほうがいいかもしれない。個人的にはクセになる笑いで、日々起こる絶望的な瞬間も客観視してコメディに変えてしまおうゼ、みたいな>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.8

「なりたかった大人になれた?」

部屋に飾っているポスターのこのコピーを見るたびドキッ。

おとぎ話みたい(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

投影度は監督によって違うにしても、それを映像でみせてもらえたとき、ありがとうございますありがとうございますと繰り返し言いたくなる。で、ちょっと嫉妬する。お喋りが苦手でも他の表現方法が抜群に才能あるひと>>続きを読む

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

何をやっても上手くいかないことが続いたので鑑賞。何度でもみたくなる好きな作品。
女優の蒼井優さんが、この作品のことを「最後に笑いと涙が同時にやってきてびっくりする」(うろ覚え)と言っていてまさに、そん
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パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

3.7


誰の目線で「悪」?

私たちが直接関わることのない人々に対する潜在的な憎悪はいったい何から生まれるんだろう。それは誰の主張を優先させた「悪」なんだろう。
衝撃的だった。なにもかも。

レビュー漏れ。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.9

小学生の頃とても好きだったシリーズなのに、覚えているのはC3POとR2D2の愛らしさくらいだった。
そのくせ一切の予習もせずに鑑賞。
開始してでかでかと表れたタイトルににやにやし、ああ観に来てよかった
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます



母と観に行ったので、帰り道あれこれ話しました。母はすごい。私が3回観ても気がつかなかった細部の発見や意味をたくさん教えてくれました。母は特に映画をよく観るタイプじゃないので、やっぱり母親目線で分か
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くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ(2012年製作の映画)

4.2


地下のネズミ界で暮らす少女セレスティーヌが地上のクマ界で「課題」をこなしている最中にゴミ箱に落ちてしまい、彼女を見つけた腹ぺこおじさんアーネストが彼女を食べようとすることから、ふたりの交流が始まりま
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光のノスタルジア(2010年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

あけましておめでとうございます。新年早々開いてくださってありがとうございます。

プラネタリウムにいるかのような感覚におちいる前半は、心地よくウトウトしてしまいました。段々と明らかになっていく、独裁政
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.7

課題そっちのけで観てしまった。こういう所がダメなんだけど、今のこのやるせない気持ちをどうにかするにはこれを観るしかない気がした。
結果どうにかなったのか分からないけど観てよかった。
1年前に劇場で観た
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.7

最高。

覗くことのできない他人の「家の中」のリアルを見ているようで、背徳感もでてくる。これはホラーだ。

パリ、ジュテーム(2006年製作の映画)

3.6

ひとつの映画でこれだけのストーリーを観れるのが楽しかった。区の特色も分かりやすくて面白い。

・マレ地区(4区)
 相手が黙ってても口説き続けたあげく番号渡したのには笑った。ガス監督やっぱり好きだ。
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プレシャス(2009年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

白人による黒人差別の映画と思って観はじめたら違った。ゲイの黒人男性による素晴らしいフェミニズム映画だった。

わたしは男女関係において、誰にも言えない深い深い悲しみを抱える羽目になるのは圧倒的に女性だ
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憎しみ(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「ここまでは大丈夫だ」

これって自分の生活にも置き換えられると思う。ここまでは大丈夫ここまでは大丈夫ここまでは…。

でも問題は、落下ではなく着地だ。


「パリのサツすげえ!俺なんかに敬語使ってく
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インターンシップ(2013年製作の映画)

3.3

アメリカンコメディの下ネタノリが好きになれないいつまで経っても。
でもあんな話術欲しい。あと大卒就職難、怖い。

ストーリーは単純明快です。後味すっきり。

眉毛抜いちゃうマザコン坊や、ハングオーバー
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.2

鑑賞直後の母「(私に向かって)よく立ち上がれるね!?」

そんなにですか……。
結婚生活なんて未知すぎて、私には全然現実味がなく、エイミー怖いー!程度でした。ラストにかけてのあれ、後々部屋中にある防犯
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

4.4

母に対する生理的嫌悪感を露にしたオープニング。食べ方というのは、人間関係を始めるときに「まずは一緒に食事をしてみる」ことにも表されているように、相性を判断する重要なポイントになる。ドランはこの描写をオ>>続きを読む

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