kaitomoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.6

犬神家風ミステリー✕妖怪モノ。絵柄はポップだが内容は中々エグくて見応えあり。
鬼太郎の出番は最初と最後チョロっとだけで、とってつけたようなエピソードにも感じてしまった。
おどろおどろしい雰囲気は良いが
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ニモーナ(2023年製作の映画)

4.0

現代×未来×中世のごった煮の不思議な舞台設定が面白い。無実の罪を着せられた騎士が、変身ガールニモーナと共に真相に迫っていくファンタジー。
ニモーナが無敵すぎて、あまりハラハラはしないが、手を変え品を変
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PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

4.0

往年のハリウッド映画のような派手でコテコテなアクション。新しいことはやってないが、インド作品だと新しく感じる。
主人公がキメるときは、屋内であっても風が吹く!とか、音楽がいちいち大げさに盛り上げる!と
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恋のいばら(2023年製作の映画)

3.4

ロマンス×サスペンスで、ちょっとした仕掛けもあって悪くないが、元カノさんと今カノさんが協力するきっかけが弱く、ストーリーに気持ちが入らない。
悪い男を成敗するという流れなら、もっと彼はヤバい男でないと
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市子(2023年製作の映画)

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杉咲花目当てで観たが良かった。宇野祥平も大体いつも良い。悪くなかったと思うんだが、ちょっと地味だったからか後半結構寝てしまった。だから未採点。
いつか再見したい。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.9

冒頭の掴みが恐ろしくて良い。こういうのって、主人公だけがモノホンの体験しちゃって誰も信じてくれない!みたいな展開になりがちなのだが、憑依チャレンジは誰でも体験可能な所が新しい。
90秒の手軽な娯楽とし
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告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.7

開始5分くらいで気づいたが「インビジブル・ゲスト」のリメイクだった。「インビジブル・ウィットネス」のときも観てから気づいたんだが、本作はタイトルも全然違うし、作品紹介のところにも書いてないんだから気づ>>続きを読む

テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

3.8

そこまでやらんでも…と言いたくなるほど、しつこく残忍な殺戮をするクラウンさん。恋人だか相棒だかも加わって、ますます楽しそう。前作の股割りのような必殺芸はないが、とにかくグロくて気持ち悪い。おそらくあま>>続きを読む

銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

3.7

映画好きの人々を描いた映画館映画。
平坦でストレートな話で、大きな事件も起こらないので退屈といえば退屈。
でも、キャストが魅力的だし、終始優しく穏やかな気持ちで観られる、ちょっと古臭いほっこり喜劇。た
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ホーリー・トイレット(2021年製作の映画)

2.6

コメディと思いきや、最初から腕にぶっ刺さってるものがやたら痛々しいし、そういう表現が多すぎてしんどい。あとはウンチ系。 同じ立場だったら静かに安楽爆死を待ちたい。
脱出も全然できる気がしない焦れったさ
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対峙(2021年製作の映画)

4.0

被害者遺族と加害者遺族が対峙し、激論。まさかのファシリテーターなしの、まじりっけなしの2対2という恐ろしい状況。両者ともこの場に出てくるだけでもなかなかの覚悟。お互い良識のある大人として、冷静に対話を>>続きを読む

ジュリア(s)(2022年製作の映画)

3.9

分岐する人生。描かれているジュリアがどの人生を歩んできたジュリアなのか、場面が切り替わるごとに考えなきゃいけないのが忙しいが、出会う人によって、表情や服装まで変わっていくのが面白い。
順風満帆に見えた
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

第一幕は男女間のおごりおごられ論争。とことん本音をぶつけ合おうとする男が狂気的にも見えるが、セクシーじゃない話題を避けがちな男女関係にメスを入れている。
第二幕は富裕層のための客船が舞台となり、偽善的
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

4.0

凄まじい暴力と盛大な血液の量のバトルアクションスプラッター。船の中で囚人と警察が殺し合うだけでも成立するのに、死ななそうなキャラが早々に倒れ、めちゃめちゃな血みどろ展開になっていく。
ストーリーはどう
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

3.0

獅子舞バトルって、完全に架空の競技かと思ってたら、そういうわけでもないのね。獅子舞要素を抜いたら、ベタ過ぎるスポ根映画。師匠の奥さんは魅力的だったが、あとはキャラクターもイマイチだし、競技のルールや見>>続きを読む

ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

3.6

キモ楽しいライトホラー。わけわからんものが沢山出てきて、ずっとうっすら笑ってた。キンチョールのCMのような緊張感のなさではあるが、沢田研二と少年(工藤夕貴の弟らしい)がしっかりシリアスに演じているのが>>続きを読む

屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)

3.5

独り暮らしの妊婦を襲う、謎のハサミ女。刺してからグリグリするのやめてほしい。
身重なのにそんなに追い込んでやるなよ、と言いたくなるぐらい悲惨な目に合う主人公。助けもチョイチョイ来るが、基本役立たずで、
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

2.9

アニメみたいな(というかエヴァみたいな)カメラワークを実写でやると変だというのが分かる。手間ひまかけて撮ってる感じはするが、機材はちゃんと映画用のものを使ってなくて安っぽく見える。
女子高生がギリギリ
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.0

ラブコメかと思いきや、めちゃめちゃシリアスで教育的意義が深いドラマ。
昨今だと「ゲイの人は特別じゃなくて周りに当たり前にいる普通の人」という考えが広まってきていて、ドラマや映画でも、もはやこんなストレ
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仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

3.9

蛇足といえば蛇足だが、安定して面白い。今回は世代交代の話。政治結社のボスになった武田が大分常識人に。警察に睨まれすぎたからか、大友さんみたいな血気盛んなヤクザさんは活躍できない。とは言っても本作でも沢>>続きを読む

ビー・バップ・ハイスクール(1985年製作の映画)

4.0

前半はゆるーい不良コメディで楽しめるか不安になるが、後半で抗争が激化していくなか、町中での乱闘シーンに見応えあり。アクション自体はぬるいが、見せ方に工夫があってたのしい。特に動く電車の中での乱闘からの>>続きを読む

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

4.3

本作は完全に前作の続き。前作でこじれにこじれまくった広能・打本・明石組VS山守、槇原・武田・神和会が大枠。しかし、どちらも一枚岩じゃないうえ、若い衆は暴走するし抗争は激化。世論や警察からの突き上げも厳>>続きを読む

キット・キトリッジ アメリカン・ガール・ミステリー(2008年製作の映画)

3.7

恐慌の影響を受けて貧しくなっていく中で日々を生きる人々を描いたドラマが主で、どちらかというと赤毛のアン的な雰囲気。
邦題がミスリードしてるが、ミステリー要素はほぼない。それらしい事件が起きるのは終盤だ
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目指せメタルロード(2022年製作の映画)

3.8

もうちょっとバンドコメディなのかと思いきや、結構真面目な青春映画だった。全然バンドが成立しないまま、恋愛シーンが長く描かれるし、ケンカばかりだし、若干かったるく感じたが、すべてはラストで浄化される。>>続きを読む

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

4.1

山守から距離を置き、独立した広能だったが、またしても山守組に取り込まれ、ゴタゴタに巻き込まれていく。
辰兄は眉を剃って復活!強キャラ感のある小林旭も参入!引っ掻き回すのは打本(加藤剛)と西条(タクボン
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

2.5

サイコパスの安売り。
バイオレンスに振り切れば面白くなりそうなのに、シリアスなミステリー仕立てだから粗が目立つ。ダラダラした会話シーンが多く、全く緊張感がない。登場人物の行動原理や目的にも納得感はない
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

ナイキのマイケル・ジョーダン獲得話。マット・デイモンのポッコリお腹。
地味な話ではあるが、会話がとにかく軽快で面白い。キレまくる代理人オモロイ。お仕事映画としても熱くて良い。母ちゃんすげえ。

ミックステープ 伝えられずにいたこと(2021年製作の映画)

3.4

パンク好きな両親が残したテープの曲巡り。ノスタルジー!
中には日本の有名なあの曲が!海外ではマニアの知る人ぞ知る曲なのかしら。
内容は人畜無害な優しい話。雰囲気がキラキラポップすぎないか。最後のバンド
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.1

前半はサバイバルものとして辛そうで良かったし、終盤もサイコスリラーっぽくなって面白くなりそうだったのに、納得いかない真相。捻りすぎて、説得力なくなってる。
SNS駆使してい場所特定しようとするの、バラ
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アドレナリン:ハイ・ボルテージ(2009年製作の映画)

3.8

ヘリから転落しても死ななかったチェリオス。今度は心臓を盗まれさあ大変。今度は電流を流すと元気になる特異体質に…。もはや人間ではない。
1がマトモな作品に思えるほど、エログロ不謹慎不真面目でやりたい放題
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

4.2

タイトル出るところカッコ良すぎて笑った。最初から最後まで気の抜けない全力スプラッター悪霊ホラー。タメの時間がほとんどなく、手数がかなり多い。
子供であろうと容赦はしない。謎汁&血液の大放出。惜しみなく
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.7

一応復讐モノ。凄腕(風)の殺し屋さんが、ターゲットを淡々と次々に殺していく。
彼は冒頭からカッコつけまくっていきなり失敗。しかも孤独がどうとか言ってた割に実家バレして巻き込まれて復讐。関与度合いや悪人
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

3.7

コンビニから消えゆくエロ雑誌。情熱を持ってる人もそうでもない人もいて、働く人たちがリアルだった。主人公は普通の娘だが、徐々にこなれて、卑猥ワード乱発する様がカッコ良い。
コメディかと思いきや、終盤は徐
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アドレナリン(2006年製作の映画)

4.0

毒を撃たれ、アドレナリン出し続けてないと死ぬ状態になってしまったジェイソン・ステイサムが、モラル無視で暴れまくる。
興奮状態を維持するために、おっぱじめるアレソレがどれも酷すぎて笑ってしまう。一般人も
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(2023年製作の映画)

3.4

ワクワクしながら公開初日に鑑賞。
アウトレイジっぽさを期待してしまったが、そういう感じではなかった。
加瀬亮がノリに乗って暴れる信長はメチャクチャ良かったが、彼と正面からぶつかるようなキャラクターがお
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.9

ドラマのウェンズデー観てたら観たくなったので。ハンド君やフランケン、生きてる敷物とか、この世のものではなさそうなものと共に住む一家。彼等が人間なのか何者なのか、全然説明がないところがむしろ良い。
スト
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