kaitomoさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

グラディエーター(2000年製作の映画)

4.3

かなり久しぶりに鑑賞したが、今見てもめちゃ面白い名作。戦闘描写が大迫力で物凄く陰惨で、ヒェッてなりながらも見入ってしまう。まったく物騒な世界。馬車とのバトルも凄い。
英雄から奴隷に転落した男のスーパー
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.0

クロエちゃん主演なのでそれなりかと思っていたら、なかなかの低予算感。彼女1人しか映らない時間が長く、他のキャストはモブ。
それにしてもモブ男たちのセクハラ発言がしつこすぎて苦痛(どうせ無残に殺される役
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2

良かった!
主人公のルビー以外耳が聴こえない家族で、家族は彼女につい頼ってしまう。かのじょなしでは仕事も立ち行かなくなっていき、困窮していく。しかし彼女は歌いたい。家族には彼女の歌が聴こえない…という
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.5

本筋に入るまでが長く、なんの話か序盤はよく分からないが、潰れそうな会社の再建のために色々考えるというお話。やられたらやり返す系の話ではないのでスカッと感は弱い。
お笑いコンビのようなユースケ&児島さん
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パラノーマン ブライス・ホローの謎(2012年製作の映画)

4.1

死人としか気軽に話せないノーマン君から観た世界が映し出される冒頭のシーンがめちゃめちゃ良い。
テンポが良いとは言えないが、魔女狩りで処刑された女の子の呪いを解くという重すぎる任務を背負ったノーマン君が
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キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

2.5

久しぶりにB級パニック映画の劇場鑑賞だったがイマイチ。パロディばかりで本作単体での魅力に乏しい。笑いに振るでもなく、グロに振るでもなく、パッとしない。テンポもぬるく、怖さもない。惜しい感じはするが。>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.1

2より後に作られたターミネーター映画では一番面白いのでは?なぜ、映画館に見に行かなかったのか‥。
最初の襲撃から、連れ出すところの一連のアクションはめちゃカッコよくて興奮した。リンダ・ハミルトンの登場
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

3.9

社会人になっても嫌な奴のいない世界で良かった。キャンプ場を作るという困難な目的が置かれたので、ただゆるいだけじゃなく、ストーリーがしっかりあって良かった。ゆるいけど。

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.9

ワンカットでレストランの超絶忙しい一日を追うだけなのに、面白い。
どいつもこいつも自分勝手だが、本当に余裕がないときはそうなっちゃうこともあるよね。責任のあるポジションもしんどいし、詰められまくるポジ
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.2

原点回帰で、森の中でプレデターとバトル(予算抑えられそう)。時代は300年前。なのは良いが、闘いが始まるまでがかなり退屈。初めましてじゃないのだから、そこまで引っ張らなくて良い。
プレデターさんが無双
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RRR(2022年製作の映画)

4.3

バーフバリそこまでハマらなかったから、そんなに期待してなかったが、めちゃ面白かった。
バカ映画かと思いきや、ど派手なバカ演出があるだけで、基本シリアス。そんな演出も厚みのある激熱なストーリー展開ととも
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.2

映像もキレイだし、フィルムへの想いも伝わってくる良い映画だと思うが、展開が間延びしているように感じ、眠くなってしまった。
本作は映画作りというより、映写の技術等、見せる側の視点が強かった。映画作り映画
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羊とオオカミの恋と殺人(2019年製作の映画)

4.0

自殺未遂男子が殺人鬼女子に恋をしてしまうというなかなか攻めた設定。しかも殺人自体を全否定しないという不謹慎ギリギリなモラルライン。
宮市さんは殺人こそがアイデンティティなのである。かといって生まれなが
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ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)

3.2

サザンソウルは耳馴染み深いが、ノーザンソウルにこういうDJムーブメントがあったのは知らなかった。
興味深いのだが、シーン全体のうねりが描かれたりするわけではなく、青春映画としては、キャラクターに魅力が
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女々演(2017年製作の映画)

3.8

演劇部女子の人間関係激悪コメディ。女って怖いよねー(&男はクソよねー)という程度の話かと思いきや、ルッキズムへの言及に踏み込む!かと思いきや、なし崩し的にヒロイン交代しちゃうし、最後の演劇をしっかり見>>続きを読む

スピード(1994年製作の映画)

4.3

文句無しに面白いパニックアクションのお手本。次から次へと、困難の連続で息をつく暇もない。ワンアイデアと思いきや、アクションのバリエーションが豊富で決して飽きさせない。
キャラクターも立っていて、ユーモ
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.6

前作は大好き。本作は劇場で観たかったところだが、Netflixで知らぬ間に公開されてた。
雰囲気やユーモアの感じは本作も変わらず良いが、シナリオには物足りなさを感じる。
お前死なないんかい!と言ったす
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.9

ドラゴンボール映画で一番クオリティが高いのでは? 悟空とベジータ不在という思いきった設定により、良いスピンオフ感が出ている。
バトルも迫力抜群だが、ピッコロさんの潜入のくだりが面白かった。オリジナルキ
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.2

重いバックボーンを持つ肉子ちゃんだが、とにかく明るい。演出もコメディタッチ。だが、特に笑いどころはない(明石家さんまプロデュースとは)。
キャラクターはまあまあ魅力的で、背景はとてもキレイ。話は小さい
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絶叫学級(2013年製作の映画)

2.4

イジメ怖いホラー。霊的な要素はオマケかのように、過度なイジメシーンがほとんどを占めている。実力派女優揃いなので、逆にしんどい。広瀬アリス怖すぎ。
霊がいじめっ子を一人ずつ追い詰めて殺すような展開を待っ
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

軽い気持ちで観に行ったら思いのほか重かった。冒険はしないし、ファンタジー要素よりシリアスドラマ色が強い。そもそも設定はお世辞にも魅力的とも思えない。
シナリオは丁寧で、結構感情移入した。学校に行くのが
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黄龍の村(2021年製作の映画)

2.5

「ベイビーわるきゅーれ」と同時期の作品と思えないほど、クオリティに差があるように感じた。悪い意味で。
展開の意外性はあるが、肝心のホラー描写やアクション描写に迫力がないと意味がないし面白くない。役者も
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

4.3

出会う男達にはことごとく殴られたり、裏切られる。ときには刑務所にまで入って、家族とも縁が切れて散々な松子の一生。
くらーいジメジメした映画になってもおかしくないが、ポップな雰囲気とミュージカルで中和さ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.3

嫌な奴がいない、お婆ちゃんと女子高生が仲良くなるだけのお話。よくこれを映画化しようと思ったな…と思わせるほど映画的な要素がない。
誰もまったくBLに偏見を持っていないし、悪く言う人もいない優しい世界。
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母性(2022年製作の映画)

3.0

冒頭、ミステリーっぽく始まるのに、本作は母と娘の人間ドラマであった。湊かなえ原作ということで、巧みなイヤミスを期待していたので、すかされた気分。
きっと原作は面白いのだろうけど、映画としてはしごく地味
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At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

2.5

テラスで、気まずくて険悪な会話を繰り広げるだけ。空気感は凄くリアル。そして全員気色悪い。何でこいつらさっさとら解散しないのか。病気のやつもさっさと帰りなさい。
他は抑えたリアルな演技で良かったと思うが
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アバター(2009年製作の映画)

3.4

異世界の作り込みが素晴らしい。
しかし、ストーリーは長い時間を使っている割に粗いしクソ真面目で面白くない。登場人物も記号的で魅力薄だが、パーカーさんは悪役ポジションながら、唯一葛藤を見せてくれて良かっ
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.3

明るい役の多いイメージの岸井ゆきのが、別人のような力強い目つきで耳の聴こえないボクサーを務める作品。
三浦友和との師弟のような関係が、男女であることを意識させない健全さで素適。
余白がめちゃめちゃ多く
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.3

信じていた人が実は…?な、不穏な病院サスペンスで、しっかり溜めが効いてるのに、終盤ふわっと終わってしまうのが残念。あっさり捕まりそうなものなのに隠蔽体質のせいか犠牲者の人数が膨れ上がっているのが怖い。

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

4.1

涙腺乾いてるので涙流れないが、それだけで感情がないと思って欲しくないし、感情が希薄だったとして、それが悪いことのように言われたくない。という私からしたら、なかなか共感できた。世界のすべてが敵に思えてた>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

湘北はともかく、ライバルチームの山王の説明すらほとんどしないあたり、原作知ってる人向け、という感じはする。
それにしても、やっぱりSLAM DUNKは面白いなー、と改めて認識した。この一試合で名シーン
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エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

3.8

どこにでもいそうな人々、 エキストラにスポットを当て、エールを送るような優しい手触りの作品。
園監督っぽくはない気もするが、ラストのカオスはそれっぽい。退屈はしないが、尺が長すぎる。
映画業界の闇の一
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

20分の骨太作品。
白人至上主義のゴロツキみたいな男達が理由もなく黒人をリンチする。これが子供もいる大人のする行動なのか。これが蝶特殊な事でないと思うと暗澹たる気持ちになる。
子供は何を思っただろうか
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.3

後半、死霊のはらわた感あった。
初出の情報と、既出の情報の区別がつかず、もやもやしてしまう。もはやMCUには乗れなくなってきた。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.1

孤島の高級レストランが舞台とくれば、連続殺人事件が起こりそうなシチュエーション。本格ミステリーの雰囲気。いけすかないセレブ気取り、グルメ気取りの客達に、闇を抱えたシェフが提供する最悪のフルコース。
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