Sudachiさんの映画レビュー・感想・評価

Sudachi

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若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

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アートだった。チャンがホアを待つために座っている場面の画がとても素敵だった。壁紙も、テーブルの上のチューリップも、横長のオーバル型の鏡も、全てが完璧。絵画のような映画でした。

街の上で(2019年製作の映画)

4.0

再開発中の下北沢を舞台に、静かに繰り広げられるコミカルな人情劇。どんなに街が変わっても昔確かにそこにあった人々の営みや街の空気を忘れたくないっていうメッセージを感じた。とても良い映画だった。女性登場人>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

先に「アクロス・ザ・スパイダーバース」観てからこっちを観た。ストーリーがやっと、よくわかった!順番に観るべきかもだけど、逆になるほど感を味わえてこの順番での鑑賞もありかも。

やっぱりアニメーションが
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

普通に面白かった!ジブリはラストに向かって失速感を感じることが多いけど、これはラストのスピード感がとても良かった。

ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

透明感とエモさのある映画だった。前半は松たか子演じる裕里の物語、後半は福山雅治演じる鏡史郎の物語、繋ぎになっているのが広瀬すずと森七菜なのかな。

コントラストの付け方が絶妙で良かった。高校生の世界、
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.3

ラッセル・クロウが渋かった。ホラー系苦手なのにスクーターに乗るラッセル・クロウがどうしても観たくて…。かっこよかった。他の映像と物語はとても怖くて、割と序盤にスクーターラッセル出てきちゃったから後半は>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃカッコよかった……! スパイダーバース第一作目を観ずに劇場へ足を運んだけれど、ストーリー全然わかって楽しめた。

アニメーションのが圧倒的に洗練されていて、いろいろなギミックがふんだんに散
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ミニミニ大作戦(1969年製作の映画)

4.8

良すぎて書きたいことがたくさんある。本当に最高。

まず最初のプロローグシーンの音楽と映像が最高。美しい車窓の眺めとローアングルから撮った山道の映像、男前なベッカーマンの仕草、何もかもが完璧。蛇行運転
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カメラを止めるな!スピンオフ「ハリウッド大作戦!」(2019年製作の映画)

3.0

カメ止めスピンオフ…っていうか、まんまカメ止めだよね。好きだけど。短いからだいぶかけ足感あってちょっと忙しかったけど、ワンカットムービーはやっぱり見応えあるな。

ただな〜小麦粉は無理がある気がした。
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

3.5

インターネット黎明期だからこその、アンジャッシュ的すれ違いストーリー。メグ・ライアンがキュートでたまらない。アメリカンムービー然としたセットや衣装も大好き。トム・ハンクス演じるジョーの人間味あふれるキ>>続きを読む

空気人形(2009年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

どういう感情になればいいか、わからなかった。

性描写が生々しくて嫌だった。ペドゥナは美しいけどこんなにからだを映す必要があるのか謎だった。穏やかで静かな音楽とシュールでグロテスクな映像とのコントラス
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.2

「リバー、流れないでよ」の元ネタというか、同じコンセプトで作られた第一弾作品だと知って観た。やー面白かった…!リバーと同じ、二分間のタイムループSF物語。ワンカット撮影なのも素晴らしいし、演技のテンポ>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.2

とてもライトに観れる、とてもテクニカルなタイムループSF物語だった!二分間のループだけど、二分1カットがずっと繰り返されるのが地味に圧巻。

役者さんももちろんだけど、カメラクルーが超すごい。これどう
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茄子 スーツケースの渡り鳥(2009年製作の映画)

3.4

個人的には1作目の方が好きかな。ゴールの瞬間の表現もも1作目の方が胸に刺さった。あれが素晴らしすぎたんだ。

当作はややコメディタッチ(シリアスなシーンもあるけど)。どうしても1作目と比較しがちだけど
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.3

カリスマ性と実力でファミリーを築いたパパと、パパの背中を追い求めながら思うようにいかず孤独と崩壊に苦しむマイケルの対比がとても苦しい。しかし素晴らしい。

茄子 アンダルシアの夏(2003年製作の映画)

4.2

「プロってのは仕事以上のことをやっちまう奴だって。そうでなくちゃ、生まれた土地から出ていけないだろ。」っていう台詞がとてもかっこよかった。

45分くらいでサクッと観られる短編だけど、見応え抜群だった
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シングルス(1992年製作の映画)

4.0

スマホ(携帯電話)がない時代のすれ違い人間ドラマって素敵だな!受話器ついてるタイプの固定電話が映るだけで物語に奥行きが出るの、すごいよね。固定電話はすれ違いと期待と焦りのアイコンだ。

登場人物全員キ
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

やー、噂どおりとても暴力的だった! そしてとても面白かった! 声あげて笑った。なんなん……本当に……www インド映画観たーって感じ。もうラスト、シリアスなのに、誰もふざけてないのに、何であんなに笑え>>続きを読む

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.5

「ちょっと思い出しただけ」みたいな、過去と現在が交差する構成が面白い。会話や表情がとてもリアルで、本当にリアルで、引きこまれた。しかし重たい……重たすぎた。どよんとした気持ちが垂れ込めて晴れない……。>>続きを読む

ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.3

ダージリン急行を舞台に、心の旅をする3兄弟のドタバタコメディ。ウェス・アンダーソンの色彩豊かな世界で繰り広げられるコミカルな人間ドラマがアーティスティックで面白かった。母の存在と儀式が大いなる謎だった>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃかっこよかった!

まず全キャラクターが魅力的。仮面ライダーもさることながら、ルリコ嬢のアンドロイド感漂うクールさがグッときた。個人的には蜂オーグのキャラデザが最高に好きだった。日本刀に和
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.5

大根仁……って感じのポップな郷愁系映画だけど、とっても面白かった! 広瀬すずとともさかりえの演技がすっっごくよかった。素晴らしかった!!!高校のときの友達に会いたくなったよ(全然連絡とれるけど)。

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.6

喜怒哀楽、どれにも振り切らない淡々とした空気感が好きだった。最初しょーもなって思ったけど、最後は最高じゃんってなった。一期っていい名前だな。漫画も読もう(どこまで忠実なのかな)。池松壮亮好き。菅田将暉>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

3.8

静かで華美な演出の少ない流れも好きだし、演者の個性が生きている演技も好き。そしてとても示唆に富む映画だった。お茶を嗜むと、繰り返す単調な日々に幸せを感じとる力が培われるのかな。「単調な毎日なんかつまら>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

オープニングで鳥肌たって、ストーリーに感動して、クライマックスで息をのんで、キャラクターのモーションに感銘を受けて、大胆な演出にハッとさせられる映画だった。観てよかった、最高すぎた。

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.8

それぞれの「死との向き合い方」を描いた映画。荻上直子監督らしい静かでシュールな世界観。悲しいテーマだけど、鑑賞後に清々しさが心を吹き抜けた。暖かい映画だった。

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.0

混沌としていてお洒落で良かった。こういう混沌とした雰囲気大好きだ。気だるくてすこし苦くて人間くさくてコミカル。サスペンスみのある1話目とコメディタッチな2話目。1話目は少しジャームッシュのミステリー・>>続きを読む

26世紀青年(2006年製作の映画)

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くすっと笑ってしまう要素はある。でもすごく“優生学”的思想をベースにしていて、コメディだけれどこれは良くないやつだと感じた。個人的には良くないメッセージを伝えてしまう懸念がある。演出が面白くてもベース>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.0

サスペンスみがあってハラハラドキドキした。ラストの“えぐみ”が胸に溜まってじわじわ広がってる。余韻がすごい。温かみと無機質さのバランスが絶妙で、それが怖さにつながっている気がした。カメラの構図や色彩が>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.5

3時間ちょっとという長さと扱っているテーマににひよってずっと敬遠してたけど、意を決して鑑賞。なんでもっと早く観なかったんだ自分の馬鹿やろうってなじりたくなるほど良かった。最高だった。3時間あっという間>>続きを読む

太陽の塔(2018年製作の映画)

3.2

今まで、太陽の塔は車の窓から眺めたり写真で見たりしたことしかなかった。この映像を観て少し理解が深まった気がする。足元に立って見上げたら、さらに感じるものがあるのかな。

現代アートはとてもアイデオロジ
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.4

噛めば噛むほど味が出る“スルメ系”映画だった。こういうの好き。

彼はなぜハンガリーを嫌うのか、彼女はなぜアメリカに来たのか、なぜ彼は彼女を置いてけぼりにするのか、ラストの彼女はどんな気持ちなのか……
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソン監督作品の中でも特に好き! ちょっとヌーヴェルバーグっぽい雰囲気もある。フランスが舞台だから、意識したのかな? もう一回観たい。

運命じゃない人(2004年製作の映画)

4.0

何回観ても楽しめる群像劇。ただの恋愛ストーリーかと思いきや、糸がほぐれていくように少しずつ事実が浮き彫りになる感じがとても面白い。登場人物が全員人間味溢れていて、描き方に愛を感じる。

霧島れいかさん
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パターソン(2016年製作の映画)

3.6

淡々としていて、一定のリズムで刻まれる不思議な映画だった。ジャームッシュっぽいのかな。

詩によって自分の世界を内に築く男性と、好奇心を素直に発揮して外に広げる女性の対比が面白かった。人それぞれ、ベク
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.8

ちょっとヌーヴェルバーグっぽさを感じた。白黒だからかな。こういう雰囲気の映画、好き。

挫折と葛藤、諦めと成長の物語……って感じ。人生は思い通りにいかないけど、プランBを選択する勇気とそれを楽しむ余裕
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