こーひーシュガーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

3.6

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』を観たあとに観た。
楽しめた🍫

流浪の月(2022年製作の映画)

3.4

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【生まれるべきではなかった者と生まれたくなかった者の生き様―――「流浪の月」】

幼女誘拐事件の犯人とその少女。
二人は世間の誰も知らない絆で結ばれていた。
だがその絆を世間は決して許さない…

原作
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.9

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【魔法使いの憂鬱―――「ハウルの動く城」】

戦争に勝つために国王から招集命令を受けた魔法使い・ハウル。 
荒地の魔女に呪いをかけられ、年老いた姿に変えられた帽子屋の少女・ソフィー。
交わるはずのない
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天気の子(2019年製作の映画)

3.6

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【生きづらさを抱えて生きる者たち―――「天気の子」】

"たった一人の少女を救うために、少年は東京を沈めた"

孤児、性搾取、児童虐待、人身売買、ヤングケアラー、環境問題…
世の中には解決が困難な社会
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メガマインド(2010年製作の映画)

3.8

【"道を踏み外す"ことの自己有意性―――「メガマインド」】

ヒーローを倒してしまったヴィランが己の存在意義を見失い、自らヒーローを生み出すが、そのヒーローが闇堕ちしてしまい…

新鮮な設定で単なるヒ
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ヴィンセント(1982年製作の映画)

3.5

我らがティム・バートンの全てはこの作品から始まった!

クール・ワールド(1992年製作の映画)

2.8

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【2つの次元の乱痴気騒ぎ―――「クール・ワールド」】

実写と2Dアニメの混在作品。
子供向けのようで中身はかなり大人向け。

交通事故で母を亡くしたフランクはひょんなことからカートゥーンの世界に飛ば
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レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

3.9

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【人間社会への静かなる皮肉―――「レッドタートル ある島の物語」】

⚠津波について少し不謹慎なことを書いています。トラウマがあったり、苦手な方はご注意ください⚠

ジブリ史上最も稼げなかった作品。
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Doodlebug(1997年製作の映画)

3.6

【英才の発端―――「Doodlebug」】

クリストファー・ノーランが学生時代に制作した短編白黒映画。

なるほど、このときから彼らしい映画だと思った。

不思議な映画。

工場の出口(1895年製作の映画)

-

【世界最古の映画―――「工場の出口」】

工場から人々が出てくるところを映しただけの一分未満の映画。
主に女性が多かったように感じる。
ボロボロの服ではなく裕福そうな見た目だった。

ジャンルとしては
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.7

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【工場長を貧民として描くこと―――「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」】

チョコレート職人であり魔術師でもあるウィリー・ウォンカの若き日の物語。
ティム・バートン版ではなく1971年の『夢のチョ
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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.6

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【忘れられる覚悟の必要性―――「屋根裏のラジャー」】

子どもの想像上の友達〈イマジナリー〉がテーマの本作。
イマジナリーは子供に忘れられると消えてしまう。
子供が忘れるとき、それはその子が大人になる
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.5

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【地域ネタ騒動再び―――「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜」】

前作から4年。
まさかの続編!!

杏がかっこいい!
そしてまさかの兄弟愛(あっちの意味の…)
いや〜近親ものは個人的に受け付けな
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バッド・デイ・ドライブ(2023年製作の映画)

3.4

リーアム・ニーソンはやっぱりこうゆう役がハマるな〜

ただ少し雑な展開もあったためこのスコア。
原題は「報復」を意味するRetribution。
こっちのほうがしっくり来る。
なんだよBad Day
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

1.4

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【反戦思想の重み―――「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」】

戦時中の日本にタイムスリップしてしまった女子高生と特攻隊員の恋愛映画。

客層は若者が多く、主に高校生が大半を占めていた。
そのた
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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

3.8

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【愛に生き、愛に散る―――「シチリア・サマー」】

個人的今年トップ5に入る脚本の良さ。

これが実話に基づいているなんて… 
とても切なく美しい物語。

劇中のセリフ「どんな物語にも終わりはある。」
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

2.1

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【〈願い〉という名のパルマコン―――「ウィッシュ」】

ディズニー100周年記念作品として公開された映画「ウィッシュ」。

まぁDヲタにとってはオマージュだらけで最高の作品だよ。
ただそのオマージュに
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(2023年製作の映画)

3.6

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【恐怖と傲慢―――「毒」】

ロアルド・ダールの原作をウェス・アンダーソンが短編映画化。
あまりにもあっけない。
結局毒蛇は本当にいたのか、それともただの勘違いや夢だったのか…

いずれにせよ、医者と
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.7

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【愛こそすべて―――「ナポレオン」】
リドリー・スコットが描くナポレオンという男の生き様を見た。
最初に不意打ちで敵兵を攻めたとき、彼は怯えていた。さらには自分自身の戦い方を知らなかった…

ひたすら
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キャプテン・アメリカ ~レッド・スカルの野望~/キャプテン・アメリカ 帝国の野望(1990年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

【アメリカが生んだ星―――「キャプテン・アメリカ/レッド・スカルの野望」】
今では世界的なスターとなったキャプテン・アメリカ。
MCUでの活躍以前に実はすでに映画化されていた!
これがそれ。

チープ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.3

【己の弱さで成り立った精神世界―――「インセプション」】

他人の潜在意識、つまり夢から情報を抜き取るプロの産業スパイ、コブ。
彼は諸事情により警察から追われる身となっていた。
そんなある日彼のもとに
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(2023年製作の映画)

2.7

【綺麗事で歴史は塗り変えられない―――「首」】
血と裏切りの跡取り合戦

個人的には微妙だった…
思ったよりグロくはなかった。

人物描写は中途半端

命が軽すぎるのがたけしらしい世界観。
よくある時
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

【戦後日本の代償―――「ゴジラ-1.0」】
VFXのクオリティがすごい!!
ここまで視覚効果を質の高いものにできるとは!!
あと音楽!
あのゴジラのおなじみのBGMを流すタイミングが完璧すぎた。
戦後
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

【ヒーローが立ち向かう相手は「悪」でも「世論」でもなく「理想」―――「マーベルズ」】
マーベルトリオの痛快アクションエンターテイメント!!!

いや〜まず本編よりもポスクレシーンについて触れさせて
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

【虛構内存在化する若者たち―――「シュガー・ラッシュ:オンライン」】
ラルフとヴァネロペがインターネットの世界に進出!

いやぁまさかディズニーさんがネット社会を風刺するとは思わなかった…
そして風刺
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月と少年 / La Luna(2011年製作の映画)

3.0

【人生にレールはいらない―――「月と少年」】
監督のエンリコさんは発想力豊かな方なんだろうな。
同じ監督作の『あの夏のルカ』は個人的に全く好きじゃないが、これは悪くない。

ルカと本作を観る限り、監督
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.8

"冒頭5秒、既に騙されている"

観る前:んなわけあるか
観た後:確かに騙されたわ…

娘を誘拐された刑事が犯人と思しき男を見つけるが、彼は人の脳をハッキングすることができる特殊能力者だった…

刑事
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リトル・マーメイドII Return to The Sea(2006年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

【陸と海の決別―――「リトル・マーメイドⅡ Return to the Sea」】
⚠本作の他に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズと「トイ・ストーリー」シリーズと「アナと雪の女王」シリーズ、そ
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

【異文化としてのポストヒューマニズム―――「ザ・クリエイター/創造者」】
AI vs 人間の戦いは今までたくさんの映画で描かれてきた。
今回はAIが人間臭く描かれている。

愛する妻を失った主人公ジョ
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