plasticさんの映画レビュー・感想・評価

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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.6

観ていて吐き気をもようすも完成度は高い系の作品。実際にあった殺人鬼の暮しぶりが描かれています。彼の素行は極めて幼稚で精神疾患を患っていることが明らかなためか、彼を憎む気持ちが全く湧かないどころか若干の>>続きを読む

母との約束、250通の手紙(2017年製作の映画)

2.9

どうやらフランス文豪ロマン・ガリの自叙伝らしい系の作品。思い込みの激しい痛烈ママの想いを全身で受け止める息子ロマン。いつしか彼女の想いを遂げることに自分を見出す始末に。原作「夜明けの約束」は未読ですが>>続きを読む

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

3.8

タイトルに偽りなし系の作品。戦争を写し取った映像と生き残った兵士の語りが全てです。戦争の生々しさは彼らでなければ分からないのでしょうね。前線で戦った兵士達が帰還して家族の元に戻ったとき、其々向かい会っ>>続きを読む

前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.8

建設業界推奨系の作品。誰も考えたことがないであろうマジンガーZの格納庫を設計見積もりしちゃった実話を元にしたストーリーです。おちゃらけ演出が多いんですが、本当の意味での「働き方改革」スピリットに元気付>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.6

エッセンスとかエスプリなど普段使わない言葉が頭をよぎる系の作品。戦時中をシンボリックに描いた世界観で再現した舞台に現代っ子の少年ジョジョらを放り込んだ感じで話しが進みます。削ぎ落としの奇抜な演出はフロ>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.8

爆弾事件の第一発見者が英雄になるも犯人の汚名を着せられちゃいました系の作品。実話ベースとしていてショッキンな出来事、世間の仕組みやその危うさが綴られてゆきます。容疑者になっしまった太っちょ兄ちゃんのキ>>続きを読む

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.3

感動の瞬間は穏やかで静かな世界でした系の作品。気象学者と女性パイロットによる気球での冒険譚です。終盤での二人のスポットのあて方に、「そっちかい」とツッコミたくなるもどかしさで終演しますがヒヤヒヤ演出も>>続きを読む

コンプリシティ/優しい共犯(2018年製作の映画)

3.2

若さが救いの八方塞がり、もがき系の作品。不法滞在の技能実習が他人に成り済まし転がり込んだお蕎麦屋さん。いずれ訪れる別れを予感させるも束の間の拠り所で蕎麦修行に励む主人公。「ここに居る理由は僕だって分か>>続きを読む

無垢なる証人(2019年製作の映画)

4.0

知らないが故に恐れや不安を抱いたり、分かったつもりが見込み違いだったり系の作品。自閉症の女の子ジウが大切なものを失いかけた弁護士を立ち直させるお話。遠慮のないストレートな展開に自閉症がなるほど個性と思>>続きを読む

mellow(2020年製作の映画)

3.3

初めて花束を買いに行ったとき敷居の高さをどれ程感じたか今となっては懐かしい系の作品。好きな人に告白するとき、花束や手紙はちょっと特別な感じがありますよね。そんな胸キュンな内容です。合言葉のように繰り返>>続きを読む

ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.7

タイトルにセンスを感じさせる系の作品。取り扱っている題材とは別にストーリーは淡々と平凡をなぞり乍ら、さらっと流れてゆき心地良いです。また、演者の個性がそれぞれの場面に滲み出ており、ちょっと感動しちゃい>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.3

やり過ぎが目だって、ちょっと引きつつも楽しめました系の作品。二つの時系列で話が進む構成での演出がガチャガチャ気味で落ち着きません。本格ミステリーを謳うならもっと作法の出来た悪役でいてほしかったとも思い>>続きを読む

シライサン(2020年製作の映画)

3.2

皆んなでエールを送ろうじゃないか系の作品。B級を嗅ぎ取ってしまうとつい応援しがちな私ですが、ビッグアイズな彼女にちょっと嵌りました。「私だってこんな悪さをしたくないんです」と心の声が聞こえてきそうです>>続きを読む

マニカルニカ ジャーンシーの女王(2019年製作の映画)

3.5

上から読んでも下から読んでもマニカルニカとはならない系の作品。史実のようですが、どうしてもバーフ臭(因みに好みの臭いです)を払拭出来ません。そのモヤモヤに決着がついたのは、武器も持たずたった一人で無血>>続きを読む

サイゴン・クチュール(2017年製作の映画)

3.2

造りが粗いとこは目をつぶって楽しみたい系の作品。スクリーンから「可愛らしい」が溢れ出し、内容にもお国柄が良く出ています。エンドロール後に続きがあったなんて😭、再び鑑賞前にレビューを見るべきか否か問題と>>続きを読む

ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

3.6

オープニングが軽快で期待が膨らむ系の作品。映像と音楽が全編を通してこなれている感じがするのは長年のシリーズ化で培ったものなんでしょうね。気丈に振る舞うレディ・メアリーが素敵です。私は初見なんですが、知>>続きを読む

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.2

ここのところアナログな戦争映画にハズレが無い系の作品。大砲ドーン💥、チップでボワぁわぁ〜ン🔔。この響、古くは道成寺、ドリフのそれ、トムとジェリーと受け継がれて参りましたが、あの臨場感をここで体感できる>>続きを読む

家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.8

「働けど働けど猶我が暮らし…」啄木の一節が頭をよぎる系の作品。家族みんながそれぞれ想いあってるのに、それなのに。ぎりぎり家族の歯車は狂い出したら何処までも止まらない。どうしよう、やり切れないがいっぱい>>続きを読む

カツベン!(2019年製作の映画)

3.7

老若男女、みんなに安心して薦めることができる系の作品。大変面白かったです。

ザ・ビースト(2020年製作の映画)

3.0

いわゆるB級のや〜つですが、皆んなちゃんとしようよ系の作品。CG表現もやっつけなところや恐怖への焦らし具合も下手くそなのでハラハラ出来ません。元特殊部隊所属の殺人鬼はハマり役で◎、そして航海中の貨物船>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.0

「人生あるある」を「人生いろいろ」に捉え直すことができたらいいですね系の作品。今を生きる若い女性の焦燥が描かれてるワケですが、共感する方と違和感を持つ方に分かれているようですね。私の感想は身近な幸せ程>>続きを読む

パラダイス・ヒルズ(2019年製作の映画)

2.8

ミラ・ジョヴォ・ヴィッチが出てるといっても悲しくなります系の作品。躾の館のような着想は悪く無いのかもしれませんが、これは頂けない出来具です。映画「エヴォリューション」テイストの不気味な感じは味わえるか>>続きを読む

Housefull 4(原題)(2019年製作の映画)

3.3

けっこう面白いのでインド映画に理解のあるピカデリーあたりで上映すればいいのに系の作品。過去と現在が交差する輪廻の世界がバカバカしくも信じたいようなドラマです。前半の行き過ぎたおちゃらけは好みではありま>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.2

浮世離れした我がまま女優がそうなって仕舞うのは、こういう背景もあるんです系の作品。彼女が歌いだすとパッと華やかになる舞台にうっとりしたり、大変なめにもあってしまいます🤭

ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

2.6

相変わらずなんでもできちゃう定番ルパン三世でやになっちゃう系の作品。広瀬すずさんの声がとても可愛らしくときめきマヤコンでしたが、大事な中味がなっていません。ピンチとなる場面も全くそれを感じさせず、どう>>続きを読む

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

2.8

とにかく周辺の評判がやたら良いのでチョット覗き観に行き、エッ?となってしまった系の作品。表現の単純さは気に入りましたがチケット代とのバランスがどうもトリエンナーレです。

屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

2.9

おもしろ探偵2人組とすっとこ美少女名探偵のミステリー系作品。原作通りかも判りませんが、話の内容はナンジャコリャで酷いです。ただこの3人の探偵団なら、ほんとに楽しい作品が出来上がりそうで「勿体無い」の文>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

シナリオに既視感があるもセンスの良い仕上がりで満足感あり系の作品。家政婦マルタと名探偵ブランを中心に話が進み、誰が事件に巻き込んだのか、巻き込まれるんだか個性豊かな俳優陣でワクワクします。後部の席にい>>続きを読む

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

2.6

設定が緩すぎてモヤモヤする系の作品。夢があるような演出なんでしょうが、現実離れし過ぎで、私には環境お馬鹿さんと活動屋もじゃ男さんの二人にしか写りませんでした。女優さんは綺麗でしたがこんなの嫌いでーす。

キャッツ(2019年製作の映画)

3.5

終始歌いっぱなしのミュージカルなので身体が慣れるまで修行の時間を過ごすことになるかも系の作品。賛否の分かれる人間ネコですが、だからこそのダンス技術に圧倒されるのではないでしょうか?なによりシラバブ風ヴ>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.6

タイトルがしっくりこないが、このタイトルは上手いと思った系の作品。迫力三昧を楽しめますが、常に危険と裏腹でちょっと怖かったかも。役者が揃ってるって感じで面白かった。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.6

楽しそうな予告だったが、そうきたか系の作品。人の育ちを「におい」で表現する場面が多用され、不快な気持ちになりますが、この映画の輪郭となる大事なポイントになります。「家族を想うとき」もそうでしたが、あっ>>続きを読む

シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.5

謎めきが散りばめられ、混乱させられる系の作品。終盤にエミリーが全ての真相事を語るシーンは彼女のミステリアスさが削がれて勿体ないと思いましたが、監督の意図であったかもしれません。モヤモヤとスッキリの良し>>続きを読む

死霊船 メアリー号の呪い(2019年製作の映画)

2.7

二度あることは三度ある系の作品。しっかりショボいやつですので、観る前に期待ハードルを下げておいてください!

バイス(2018年製作の映画)

3.3

期待し過ぎると、ろくなことにならない系の作品。ヘンテコな解説付きの演出はどうも好みではありませんでした。ハラハラもせず、憎悪の気持ちも積らなかったのも、そのせいだと思っています。ビィンラディン一族の米>>続きを読む

私の20世紀(1989年製作の映画)

3.2

何かの果実探し系の作品。難解なカットに惑わされてはいけません。ウサギとキツネの話しがヒントなのかも知れませんが余計な解釈を加える必要も無いと思います。ちょっとだけ、うたた寝をしつつ、鑑賞するのが正しい>>続きを読む

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