このレビューはネタバレを含みます
すごい。圧倒的だ。
杜撰なグランピング事業に伴う軋轢の描写を中心点として、ここまで普遍的な真理にたどり着くまで描写を紐付け拡張し掘り下げるというのは、間違いなくセンスと努力の賜物だな。同じことをや>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
悲しすぎる。
幻の慰みの時を経て、自分の孤独の根源と向き合った時、
今目の前に確かにあると思っていた幸せさえ、幻であると気づいてしまう。
茫漠とした孤独の前には全てが幻であり、人間にはその幻を抱き>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ソフィア・コッポラ本当に好き。今回も丁寧だなぁ常に。
運命としか言いようがないな。出会いから別れまで、運命に揺さぶられ続けるプリシラの感情が常にビシビシと伝わってきて、ずーっと心が掴まれてた。
最>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
夜のアニメーション最高だったなー。
ラストの"あなたのことは忘れない"からの水漏れからの歌の流れ、やばすぎた。
このレビューはネタバレを含みます
可愛らしい映画だった。
この後半のエッラの感情ってとても馴染みがあるけどこれって、
好きな人が悲しむことが嫌なのか、自分が悪人になることが嫌なのか、果たして根本的にはどっちの方が支配的なんだろうな。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
あまりに演劇だった。点数つけられない。
自分が演劇から離れた理由もこれまでになく明確に手触りをもって思い出してしまったし、また戻りたいと思い始めている理由もはっきりわかった。
このレビューはネタバレを含みます
ありがたい映画だった。
瞬間瞬間にワンダーが宿りまくり。
長回しにしてほしいところ全部たっぷり長回しでどっぷりその時間に浸かることができた。ありがたかった。
20代前半で好きな異性にエターナル・サ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
死者に問題はしわ寄せされる。
その方が、自ら傷つかずに問題を収めやすいから。
だが、写真もカルテも残り続ける。
お姉さんではなく母が精神病だと判断されていた事実、胸が苦しくなったな。
このレビューはネタバレを含みます
3時間と思えない。面白すぎて一瞬だった。
複数の時間軸を同時で語ることがドラマをぐんと濃厚なものにしていてよかった。過去未来を並列にならべなければこの科学者の苦しみは描ききれないよな。
あー。シナ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
原作の感情の積み上げが完璧すぎるので、
(前後編構成の映画化に伴う必然的な)プロット入れ替えや些細な描写省略でドラマの味わい深さはみるみる減ってしまっていたし、キャラの感情も掴みどころがなくなっている>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
人間関係のドラマはほぼなかったのでやり取りで感動することはなかったけど、
作品全体のテーマやシーン単位で伝えようとしてることに全体的にすごく好感が持てたので、ラストあたりでじんわり感動していた。
このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃ面白かった。
全シーンさすがに画としてイケすぎてて、
面白くない時間1秒たりともなかった。
ずっとおもろかった。
基本ストーリーしか興味無いタイプの自分がここまで興奮してるから、こういうジ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
構図が面白ければ観客の興味は持続する。
そこで刺激的なものではなくてピュアなものを見せるのがやっぱ表現者の矜恃だよな。
フィクションってのは理想形だから、どこまで追い求めてもリアルには達さない。永遠>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
今までに見た法廷もので、最も本質的で真に迫っていた。
災害としか思えないような不幸な出来事が起こった時、そこに当然正しさなんて存在しないわけだけども、今後の人生や社会を成立させるために、無理やりにで>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
痛さが良かった。
好きなテーマだったが、
2人の行動のリアリティを担保する描写が全体的にほんの少し物足りない感じがして
各々の感情に納得しづらかった。
もうちょっと一つ一つの心理描写長くてよかったけ>>続きを読む
今の人類に必要なのは、
刺激じゃなくてセラピーだよな。
主役2人とも、素晴らしかったです。
このレビューはネタバレを含みます
これがテッドラッソの元か。
B級なのにめっちゃおもろい。
それはつまり設定が最強ということで、あとは心理描写さえ丁寧になったら大化けするということ。
この時代のB級映画にはこういう原石みたいな映画がゴ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
最高。大好き。
ロアルド・ダールのシニカルな過剰さがまるまる映像になってて嬉しかった。
マチルダとかもアニメで映画化してほしいな。
ジョージ・クルーニーの声、色っぽい。
野生動物だから。
野生は俺>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
たまらなく良い。
なんでこんな写実的に世界を構築できるんだろう。
整えがちなところを整えず、盛り上げすぎを丁寧に避けていく。
芸術家の日々の心の機微がこんな等身大でそのまま描かれてるものを自分は初め>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
自分の好みのテイストの映画というわけでは決してなかったけど、
気持ち悪さえぐさのその奥に、確かに、力強く美しい人間賛歌があって、
ずっとドラマに説得力があったし最後は妙に味わい深い感動を味わえた。
人>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
奥行のある伏線回収。
辻村深月にハマってた中高生の頃を思い出した、
そして今同じように辻村深月にハマってる中高生もいるんだろうなと思うと、
今作をより素晴らしい物語だと感じた。
今の中高生の力になりた>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ウォーリーとイヴの可愛さしか覚えてない理由がわかった。
話の縦軸がウォーリーの欲求と関係ないからだ。無関心かつ巻き込まれ型。
だから、ウォーリー自身のドラマに戻ってくる最後の最後は、超面白かった。でも>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ゲームボーイを最初に触るシーンが良かった。
とにかくベタなストーリーだが、
会社員のシンプルな契約書を巡るドラマが、冷戦と接続してスパイものの規模まで大きくなるのは、やっぱり面白いよな。日常と地続き>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃに価値観が古いが、なにか時代の様式美のようなものがあった。
最後は良かったなー。ここは時代問わないなー。
結婚は多分無理、セックスも無理、でも構わない。踊ろう!
このレビューはネタバレを含みます
ラストのショーが良かった。
豚のお母さんが家事しながら踊るところでグッときた。生活に根付いた音楽。
ゴリラのお父さんは脱獄しない方が絶対感動できた。現実を完全に逸脱してまで劇的な展開を描く必要はある>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
始まり方も終わり方も超かっこよくて、こういうポップなセンスがある監督だなーと改めて思った。
バリーコーガンは本当にぴったりの配役だなと思ったが、
感情がつかめないことが肝なドラマだったので好みではな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
現代男性の病すぎて、見てて苦しかった。
勝たないと満たされない性。負けると崩れてしまう精神。そんなの時代遅れで間違っていると頭では強く思ってるんだけど、どうしても心が制御できないこの感じ。
ここまで>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
東京が美しすぎてずっと見てられた。
美しいと思ってる人が撮ったら、こんなに美しくなるんだな。
話も何もかも美しすぎて、これをエモがることへの抵抗感は反射的に感じた。
アートのように見せたドエンタメ。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
こんなに誇張や偏りのないまま面白い映画を撮れるものなんだな。
資本主義の中に生活が折り畳まれていく感覚。金は何もかもを飲み込まんとする力を持っていて、彼らのその友情によって担保されていた平穏と幸福も>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
演奏を見たあとのキャリーマリガンの顔が凄まじかった。
そのシーンだけで見てよかったと思えた。
内容にしては、邦題がマイルドな印象を与えすぎてると思った。その音楽と愛とだと美しい感動物語をイメージして>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
最初の主人公のキャラ提示がだいぶ長尺で丁寧だったのが印象的だったなー。ドラマだ、しっかり。しかも超シリアスな。
ザハンチバックオブノートルダムなんだな、原題は。いいタイトル。
フロローの複雑性よか>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
まじヤバいじゃん。
最高に面白かった。
普通に今まで見たディズニー映画で一番面白かった。ピクサーではトイストーリーリメンバーミーあたりが一番好きなんだけど、もしかしたらそれ以上に好きだったかもしれない>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
不幸に支配された日常の中の、
ありふれたおかしみとありふれたロマンス。
描かれる幸せがありふれたものであればあるほど、張り詰めた心は緩み、明日を生きる勇気が湧いてくる。
ありふれたものの解像度が高い>>続きを読む