みぞみぞさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.5

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全会話全シチュエーションおもしろかった。
まぁ後半シチュエーションが完全体になってからは当然面白いとして、何より序盤が凄かった。パート1とか、あの居心地の悪さ、ちゃんと再現し切れるのすごいなぁー、、
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.7

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こういう王道ジャンルを脚本演出両面から現代基準にアップグレードするのが一番労力のかかる仕事に思える。
どれだけ時間をかけて作ったんだろうなぁこれ。
ハマるハマらないの前に感心してしまった。


二人の
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

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熱さと誠実さ。

自分の不誠実さを見つめ直す時間になった。ありがとうございます。頑張ります。

ごめん(2002年製作の映画)

4.5

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全瞬間可愛いが過ぎて苦しかった。

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.4

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シチュエーションがずっと最高。

これだけの手触りがあれば、人と人が仲良くなっていくその過程を見るだけでどこまでも深く楽しめるんだなー。
手触りのある描写というのは素材であって、その素材の味をなるべく
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.3

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伏線をいくつも回収することで説得力を高めるというやり方を採用すると、シーン自体は短く済むけどそのシーンだけが良い意味だけでなく目立ってしまう。ドラマはフリオチだけでシステマチックに描けるわけではないか>>続きを読む

対峙(2021年製作の映画)

4.8

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生きるとは会話することなんだと、
素晴らしい会話劇を見る度に何度も立ち返る。
一生心に残ると思う。

レスラー(2008年製作の映画)

4.1

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80年代最高って叫ぶシーンも良いし
そっからの惣菜売り場に行くシーンが良すぎる。
しかもそれが引退を受け入れるきっかけになるのもたまらない。
20代のレスラーだとこうはならないよな。
つまりは彼はもう
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.4

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マーティンマクドナー、好きすぎる。
あーー、おもしろい。

そもそもシンプルなものをここまで深く掘って書いていけるの、本当に尊敬する。
1+1=2の証明みたいな、そういう難易度をクリアしてる。

舞台
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.2

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後半は少々語りすぎかつドラマチックにさせすぎなのではと思ったが、前半の話の展開のさせ方はかなり引き込まれた。

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.4

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長尺で多少疲れたが、網羅的でリッチな時間だった。

ジュゼッペの感謝の気持ちが詰まりすぎてるからここまで盛り沢山な映画になったんだろうな。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

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映画として社会的な意義がありすぎて点数はつけられない。

思わず涙が溢れたが、自分が涙を流してよかったのかということを考えてしまう。
男であることそのものへの罪悪感のようなものが、日々増してきている。

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.5

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大好き。
最終的に自分の教えたロックの流儀が生徒を通して自分に跳ね返ってくるところがめちゃ良い。

始まった時は、あー、この設定でハッピーエンドだとしたらいつものご都合ラストになるやつだーって思ったけ
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人魚伝説(1984年製作の映画)

3.9

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和製であることの価値。

ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

4.0

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このくらいのレベルの作品になると、最初のキャラ紹介が当然のように最少の手数で完璧にすませるなーー。デモンストレーションにより、キャラの能力と性格と関係性を。

映画とるなら例え音を題材にしてなくてもこ
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.4

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シャワー室のシーンとか泉のシーンとかによって、ちゃんと街の地下を探検してることがリアルにイメージできるところがいい。
子供たちだからこそこの罠たちを切り抜けられたっていう部分のリアリティはだいぶ弱い。

アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

3.7

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出だしの設定がかなり良い。
2人とも打算的なのが良い。
主人公のやってることは序盤かなりやばいけど、そこに同じ力をぶつけると、好感度が下がりきらずに済むんだなー。
逆に言うと同じ力でぶつかる人がいない
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男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976年製作の映画)

4.3

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初めて悪役がいるパターン。
寅さんが持たざる者であることが決してブレないのが良い。寅さんらしい解決方法ですごく心温まった。
最後のぼたんの選択もすごい良い。
人情をちゃんと優先して描かれてる脚本。
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男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975年製作の映画)

4.9

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見れば見るほどどんどん最初のコントがやみつきになってくる。次はどの設定かワクワクしながら見始める自分がいる。

やっぱリリー編は良い。同じ立場だから会話の密度がぐんと高い。
同じフォーマットの繰り返し
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男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973年製作の映画)

4.3

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寅次郎が何階級かって話めちゃくちゃおもろかった。
同じサイドの人間(リリー)が現れることで、彼女との比較によって寅次郎という人間がどんどん言語化されていく感じが良い。


何作見ても、寅次郎を見送るさ
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男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

4.0

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5作目は名作と言われてる理由がよく分かった。
自分の生き方そのものに悩む回。

寅さん見てるとホントに、周りの反応描写の大切さを思い知るなー。

続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.5

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いいセリフばっかり。
悲劇の主人公気取りになるとこ、めちゃくちゃ面白い。

最後母と寅さんが再会するシーンを描かないセンス。
"でもそのお父さんはもういないのね。"で終わるセンス。
こんなのそのまま現
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苦役列車(2012年製作の映画)

4.7

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多くの人の心を救ってるであろう作品。

あの過去形、破壊力やばすぎた。


現状の満足不満足は実は関係がなく、未来に対して前向きにいれるその姿勢のことを幸せと言うのだと。

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

4.2

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こういう作品を支持したい。

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.2

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撮影が中盤で終わって編集ターンに入ることで、映画好きの映画という触れ込みを裏切らない内容になっていて良かった。

映画論をここまで断言してもいいんだよなー、、。なかなかその度胸ないなー。


トレンド
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リトル・チルドレン(2006年製作の映画)

4.8

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いやー、すごい。全瞬間面白かった。

こういう話を突き抜けた面白さに仕上げるのが1番むずかしいよなぁ。
1個1個のエピソード&感情の強度、細かい新鮮味と、ムダのなさ。

どんくらいの時間をかけてここま
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未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

4.2

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設定が好きすぎる。
思想と現実との不一致。
頭と体の不一致。
こういうことをやりたい。

葬式で哲学書の文章を朗読しているシーンが良すぎたので、本当はもっとそういうシーンが多くあって欲しかった。
彼女
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

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手作りの晩御飯を持って帰る関係ってのがそもそも、変だけど絶妙なリアリティがあってスゴい。

不意なタイミングでころっと恋愛が進展していくのもまた妙な手触りがあって面白い。心地よい。

飛行機のシーン面
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