多湖さんの映画レビュー・感想・評価

多湖

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.5

■ 活劇!暴れん坊ゴジ&コング マジ景気サイコー映画だった 私はバブルを知らないが、バブルってこんな感じですか?! みたいな謎の想像が起こった 地球規模でヤンキーが抗争起こすとこうなるのか…❕❕ みた>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

5.0

■ ジブリ作品の中で一番好きかもしれない映画。少し前までは「一番好き」だった。んだけど、『君たちはどう生きるか』をみてすごく好きな作品だと感じた。それから『海がきこえる』は一番好き、かもしれない映画に>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

5.0

■ 個人的な2024年のベストになりうる映画でした。
私はラブストーリーが苦手です。世の中にあるあらゆる恋愛コンテンツに、かなり苦手意識を抱いている。なんだかみていてしんどくなるから、みれないしみよう
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

5.0

■ 実はこの映画をみたのは二度目だ。最初の鑑賞は配信された当時で、だからかなり前ではある。けれど、それでも劇伴の良さ、そして画面いっぱいに映った銀杏のこがね色が美しかったこと…その二つが私の記憶の中に>>続きを読む

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

3.5

■ 「個の内側と外側」みたいな、見えない線があったように感じた映画だ。
たとえば、人肌のようなあたたかみを感じるインテリアをした部屋の風景。窓の外からは町の様々な音が聴こえてくる。鳥の鳴く声も、人々の
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デヴィッド・ホームズ 生き残った男の子(2023年製作の映画)

5.0

■ 以前から気になっており、ついに鑑賞。私は彼の人を知らず、該当の事件も知らなかった。たまたまSNSで誰かのこのドキュメンタリーの感想を読み、そこから興味を持って…という流れだ。
結果、観ることができ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

■ 私は、「わかりやすさ」という利点にかなりの難しさを感じていて、何か一定以上に複雑なことがらを「わかりやすく」まとめることにはリスクが伴うように感じている。「感じている」であって、だから具体的にすら>>続きを読む

大室家 dear sisters(2024年製作の映画)

4.0

■ ①『大室家』は未読。『ゆるゆり』はアニメに関しては全て視聴済み、かつ好きである。②大室櫻子は好きなキャラクターである。③加藤英美里さんの声に救いを感じてしまう。以上3点の背景から、安心と平和を摂取>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.0

■ 純粋な楽しさと面白さがある映画。なんか疲れたな~~でもなんか映画をみたいな~~、みたいなときにチョイスができる一本だった(「字幕監修:松尾スズキ」の表記からもそれがイメージできるのかも?)。

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

■ 幼いころからジブリ作品には触れていた。『となりのトトロ』『魔女の宅急便』あたりは少なくとも4回以上はみているし、他にもたくさん。『耳をすませば』『もののけ姫』『紅の豚』『千と千尋の神隠し』『ハウル>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0

(昨年末に鑑賞)
■ 前半:腰を下ろした椅子に縮こまって座り、息をひそめながら、ひっそり・そっと、見守るような鑑賞。
後半:気づいたらソファにゆったり・深く腰を下ろしていて、リラックスしながら、おだや
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.0

(昨年末に鑑賞)
■ あ、そういえば『SPY×FAMILY』はジャンプ作品でしたね…と思い起こされる映画になっていた(これは私以外にも思った人いると思う)。

■ ヨルさん、格好よかったです。好きだ~
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

■ 個人的2024年のベストがもうこれかもしれない、というほどの感動があった。本当によかった、この作品を観ることができてうれしかった。観てからしばらく、ずっとずっとこの映画のことを考えていた! こうし>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.5

■ …おや。みたいな。「そうなんだ…」みたいな仄かな哀愁を捉えてしまう始まり方と、「あ、ここで終わるのか…」というどこか置いてきぼりにもされるような終わり方。でもちゃんと、人間の息吹がそこには描かれて>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

■ 12/18のジャパンプレミアにて鑑賞。アリ・アスター監督の作品は『ミッドサマー』のみ鑑賞したことがある。監督の作品を好き、と言うよりは、インタビュー記事か何か(忘れてしまった…)を読んだことをきっ>>続きを読む

ぼくは君たちを憎まないことにした(2022年製作の映画)

4.0

■ 今年みた中で一番辛くなった映画だと思うし、一番泣いた映画だった。
(※その線で言うと『CLOSE/クロース』も思い浮かぶのだけれど…、私の中では何かが違うようだった。想像のしやすさ…?もあるのかも
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

■ ずいぶん現実的な結末に感じられたから、逆に意表をつかれた。最後に残った“似た者”としてイーニドが認識したのは、来ることのないバスをずっと待っていた老人。しかし、彼も「もうこの町を去る」のだというよ>>続きを読む

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

4.5

■ まだ小さい子どもだった頃、『ノートルダムの鐘』のビデオを買ってもらった。だから私は幼いときにこの映画をみている。かすみがかった記憶の中、主人公がキツい扱いを受けること――たとえばトマトを顔や身体に>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.0

■ 感想…がなにか言語化しづらいな…、と感じ、寝かせることを選んだ結果、鑑賞してから3日が経ってしまった。かなり色々なことが言える映画、な気がするからレビューしづらく感じているのかも。じゃあその中でも>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

■ 小説みたいな映画だ。という新鮮さと、それに付随する映画に対して初めて抱いた感覚、が私にはあった。それは ザ・キラー による独白が淡々とつづき続ける形だから叶ったんだろうなぁと思った、大部分が一人の>>続きを読む

悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

5.0

■ 神を殺して人としての生を手に入れる話、だった気がする。

■ なんというか、えらいものを観てしまった…………という感想が大きすぎて、ぼーっとしてしまっている…。すごい映画だった、…ということを他の
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

5.0

■ 私生活がバタバタしていて疲れ気味なのでライトめの楽しそうな映画をみたいなぁ!! そう思って選んだ映画だった。しかし、私はコイツにダメージがじわじわ着実に拡散してゆくジャブと強烈なストレートをお見舞>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.5

■ 犬かわいかった;;;; 犬をいじめるな;;;; 犬死ななくてよかったうれしい;;;; ずっと幸せでいてほしい;;;; ふかふかでちいさなかわいい犬だった(監督のわんちゃん※ らしいですね)
※ 1
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

5.0

過去のあのときにたしかにあった、うつくしさといとおしさ、その中にただようひりつく気配、それらが見事に映像で表されており感嘆した。
なんかすごいと思う、好きな映像だった、個性がある。そうか、これは過去の
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

5.0

■ 打ちひしがれてもぼろぼろになれないくらいには私は大人になっていたのだ、と気づかされた映画だ。

■ レオにとって、それは「言葉にできない」以前に「言葉にならない」であったと思う。名詞に形容詞をくっ
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

■ フィリッパが偉業を成し遂げたことに心を動かされた。…けれど、それに付随して表出した“立場ある人々”の心ない選択と言動を、どう受け止めればいいのか、観終わって1日経った今もまったくわからない心地でい>>続きを読む

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.0

人間同士、おもいあっていてもままならなくて、それでもやめなかったり他の道に踏み出したり、そうしたあきらめのわるさっていとおしいよね。そしてそれはそのまま愛だと思うし、生きることってこうして叶えていくん>>続きを読む

シモーヌ フランスに最も愛された政治家(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シモーヌのお母さまが死ぬ直前にシモーヌに遺した言葉が一番印象的だったかもしれない。たしか、「人には優しく」「人を傷つけてはいけない」というようなことを遺していたと思う。

収容所での日々は明確に極限で
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裸足になって(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

■「ライフワーク」ってあると思う。“仕事”の方じゃなくて、何かしらの“活動”の方。生きるためにそれをするのではなく、それをするために生きている。もしくはそれをするから生きていける。フーリアが踊るすがた>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

5.0

エンパワメントしてくれる系の映画、って知ってても尚べしょべしょに泣いてしまった。ネットミームの問題で印象が下がってしまったの勿体なさ過ぎた。
「あなたはあなたである」
「あなたは何にでもなれる」
それ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『グリーンブック』を見た。良い映画です。二日連続、満足度最高潮、嬉嬉。これは2019年のアカデミー賞作品賞。内容的には『最強のふたり』の逆版みたいな感じ?か?

印象に残ったシーン、ドクが、黒人側にも
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

5.0

『タクシー運転手』超やばい韓国映画だった、一気見。

これは、良い映画、とか言いたくなるが、そもそも良い映画とは何なのか…と考え出したくなるところを押さえてこれは良い映画です。ただ、しかし、これをよか
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