violetさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.5

父イチオシのヒッチコック映画
最後なんかあるのかなと思ったらTHE ENDでエーーーー!?って感じだったけど、暴走メリーゴーランドが最高に滅茶苦茶で面白かった。次はダイヤルMを廻せ!を観たいし、死ぬま
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奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)

3.0

ツッコミどころ多すぎて逆に面白かったな… 上手くいきすぎなのはいいとして、演出がなんか笑っちゃうぐらい陳腐で、すべてに対してうーーんってなった。何かに取り憑かれたように曲を書くシーンとかヤバいし、ギタ>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.0

前作の方が人間ドラマが詳細で好みだったけど、今作もまあまあ面白い。ダニエルクレイグの小物感が増してて笑ったし、大好きなエドワードノートンの独壇場って感じで最高だった。

タイトルが出るオープニングとエ
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.5


強さと誇りの象徴「グラントリノ」の行く先とは

クリントイーストウッドってとにかく重くてシリアスな作風のイメージだったけど、こういうのも撮るんだね〜。すごく好き。確かに深みのあるヒューマンドラマでは
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

うわぁ、なるほどな……
なんというか… 自分の潜在意識に騙されたような気分。主旨とは違うけど、銃社会アメリカの恐ろしさも感じたり。

夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

4.0

毒々しく皮肉の効いたロアルドダール文学の世界観が完璧に表現されていて感動!ティムバートン版が凄いから正直ナメてたけど、1971年の時点で既にここまで完成してたんだ…ってびっくり! そしてPure Im>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0


ノマドたちが語る彼らの生き方と誇りに、人間という生き物の本質と魅力、そして面白味を感じた。みな同じような生活をしているけれど、きっかけや動機は全く人それぞれ。彼らは一見孤独に生きているようで、実は誰
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.5

第一印象、「ああポールキングの映画だ…」
CGの感じがパディントンにそっくり。そして宣伝の仕方から察してはいたけど、想像以上に大衆向けのファミリー映画だった!

ティモシーシャラメは作家性ゴリ押しの監
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.5

喪失によって得られる出会い、鬱々とした日々に灯る小さな光、苦しい時だからこそ強く感じる人の優しさ。主人公の壮絶な経験をもって、人生の複雑さを生々しく描いた傑作だった。

深く傷ついた心は二度と癒えず、
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

5.0

2023年に観た152本の映画の中で、ぶっちぎりのベストワン。主人公の生い立ちや病の詳細などの余計な事項は語らないという、潔さが素晴らしい。泣かせようとか同情させようとかいう企みが一切見えないのに、さ>>続きを読む

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

-

ベッドの下にレコード隠して去る姉が一番ロック。バスでTiny Dancerを歌うシーンはアイコニックすぎるし、ケイトハドソンは本当にかわいいし、最強無敵の青春映画だわ。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

小説の世界観を思わせる、詩的な台詞が印象的だった。暗くジメジメしているはずの湿地帯が美しく輝いて見えるのは、そこに住むカイアという純粋な少女が所以。

大人の事情で長いあいだ社会から隔絶され、当の本人
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評決のとき(1996年製作の映画)

4.0

事件の全貌が既に明らかであるため、ミステリー要素が一切ないという珍しいタイプの法廷モノ。シリアスで重厚な作風だけど、白人と黒人の対峙が非常に分かりやすく描かれているから、全く難しくなくて見やすい。KK>>続きを読む

ソフィーの選択(1982年製作の映画)

4.0

ソフィーとネイサンの両方の秘密を知っているのはスティンゴただ一人っていうわけか… 二人とも、今までよく頑張って生きたねって言いたい。自分が悪いわけではないのに、自分を責めるしかないのって辛すぎるわ。過>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0


こんなに低刺激な映画ひさしぶりに観た。
腑抜けたピアノとハーモニカの音楽とか、錆びれた小道具とか、全部が癖になる。砂漠を探せば本当に存在しているんじゃないかって思うほど、リアルで自然体なバグダッドカ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.5

はーー?!最高!超好き!
みんなロボットみたいな感情のない喋り方で、登場人物にいい奴が一人もいなくて、最低で最高の胸糞映画だった。ありがとうランティモス、ありがとうバリーコーガン。

家族の絆もクソも
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

最高に狂ってて最高だ。
"your politeness is so granting"っていう台詞があったけど、まじでその通り。ああいう演技じみた慎ましさ?礼儀正しさ?気持ち悪いよね。一見無害そうな
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

5.0


真実は時として、信じられないほどに残酷だ。

ジリジリと、時間をかけてゆっくり真相に迫っていく重厚なミステリードラマ。一見冗長に思えるけれど、母の祖国で出会う一人一人の話が重要な手がかりであり、一歩
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.0

んー… 思ってたのと違った!

権力を振りかざし、人々と音楽を思い通りにコントロールするター。毒々しくアグレッシブな態度が厭わしい。音楽家としても人としても、魅力的な人物にはとても思えない。そんな彼女
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プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

-

Almost Thereとかいう神曲
(えー!??!!!音楽が全体的にトイストーリーっぽいなと思ったら… Randy Newmanだったの?!?!やっぱり?!?!)

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.5


ゼミにて👑

アルバートとライオネルローグの絆にただ感動。ローグの吃音治療は言語的な訓練だけでなく、精神療法も非常に重要な役割を果たす。ローグはアルバートとあえて対等な関係を築くことで、気の知れた友
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マシニスト(2004年製作の映画)

3.5

音楽や撮り方が超超不気味でヘタなホラー作品より普通に怖い。ルート666とかいう絶対乗りたくないアトラクション。ストイックにもほどがあるクリスチャンベイル。まじで身体に鞭打ちすぎだし、走ってるシーンとか>>続きを読む

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.0

スローな感じを楽しむ映画なんだろうけど、やっぱり私は雰囲気映画が総じて苦手だと再確認。沈黙の時間がただ苦痛なの。ノットフォーミーではあったけど、ソフィアコッポラの代表作をひと通り鑑賞できてよかった。ラ>>続きを読む

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.0

力を込めて丁寧に育てすぎると、こんなにも儚く脆いものが出来上がってしまうんだな。Alone Again Naturallyがよく合う物語でした。レコード焼くのは許さんぞ

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.0

初ソフィアコッポラ。
なんともawkwardな102分。客観的に自分の国を見せられて小っ恥ずかしい気持ちになりました。日本人の英語アレルギーきついよ… 英語力どうこうの問題じゃなくて拒絶反応を起こしち
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

4.5

大好きなダイアナ妃についての映画。
まず、Kristen Stewartの自然なイギリス英語に驚いた。イギリス人がアメリカ英語を使いこなすのはよく見るけれど、逆はほとんどない気がする。わざわざアメリカ
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.5

まーーじでおもろい大好き!!
質も量もドえらい伏線回収とミスリード… 前作よりもサスペンス要素が強くて好みだったし、ドラマ性もしっかりあるから感動もできちゃうのが良い。しかしシゴデキ主人公のPC捌きが
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バーレスク(2010年製作の映画)

4.0

アギレラの歌唱力ヤバすぎ映画。
喋っているときの可愛さから一変する感じがもはや爽快である。オープニングシーン最高だったな… Something's Got A Hold On Meが本家エッタジョーン
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オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン(2011年製作の映画)

5.0


いやちょっと、凄すぎるなぁ…
ミュージカル観劇後、しばらく放心状態になって現実に戻れなくなるあの感じを画面越しに味わえるとは…


Royal Albert Hallはミュージカル用の常設劇場ではな
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