普通の女子が普通の反抗期を通り抜ける話なのだが、クリスティンのキャラクターで普通以上の映画になっていると思う。
自分勝手で口が悪く、見栄っ張りだけど欲望に忠実で、傷付いても先に進もうとするガッツがある>>続きを読む
価値観の合わなくなってしまった昔の友達にちゃんと付き合うマークは友達付き合いがいいのか断れないたちなのか。自分にもそういう関係があったけど全部切ってしまった。
喜びが時を経て成熟するのではなくて悲しみ>>続きを読む
ピンクの手紙の差出人もとい、まだ見ぬ息子の母親を探し求めるロードトリップ。久しぶりに顔を合わせる昔の恋人はそれぞれの生活をしていて、ビル・マーレイが道中に見せる「ここにはおれの居場所はない...」とい>>続きを読む
最後は血の繋がりとか言うの嫌だなあと思った。どんな形で繋がっていようが離れていく人は離れていく。家族とはそこにあるものではなくて、人の手で築き上げ維持していくものなんじゃないか。
一歩間違えれば薄ら寒くなってしまう村上春樹の世界観が映画として成立していた。冒頭の性交渉と一人語りのシーンはなかなか厳しいが、原作が原作なのでこれは仕方ないか。
辛酸を多少なりと舐めてきた大人としては>>続きを読む
昔友達に勧められて見たがシュールな感じで全然面白くなかった。一緒に見た人にも「何でこんな映画選んだの?」と言われた記憶がある。
静かな展開ながら緊張感があり飽きさせない。人間の動物っぽさというか、「肉」を感じる映画であった。一点きつかったのはたまに挟まれるグロ要素。どんなことがあっても犬があんな目に合うのは見ていられない。そう>>続きを読む
外国の季節や時間が瑞々しく映し出されている。ナレーションはややセンチメンタルすぎるが、それも旅らしさということにしておこう。好きな場所はサンフランシスコの24時間やっているドーナツ屋。そんな都会のエモ>>続きを読む
悠二は佐々木の孤独を一緒に背負えなかった(背負わせてもらえなかった)ことを10年近く経ってもまだ引きずっている。恋人と別れた後も未練があってずるずる同棲を続けている。そういう優しさというか、甘さという>>続きを読む
テンポがよく気楽に見られる。後味もよい。タイムループもののストーリーには目新しさはないが、暗いところや暴力描写もないし割と誰にでも受けると思う。タイムループの原因とかいろんな理屈を追求せず、浅いまま進>>続きを読む
建物や小物の豪華絢爛な意匠と、鮮やかな赤が印象的。赤い照明があんなに多用されてたら何もなくても気が狂いそうだ。顔アップで煽るシーンが多く、全体的にしつこい感じがしたが、ラストは豪快で面白かった。最後に>>続きを読む
ひとことで言えば世間知らずの若者の恋愛映画という感じ。2時間は冗長。6分くらいのMVでいい。初めて1.5倍速で見た映画となった。
固有名詞を多用する演出は親近感を演出するよりも、ステレオタイプすぎて>>続きを読む
普通じゃない人たちの普通じゃない人間関係が描かれている。朝子の行動は褒められたものではないし、普段きちんと社会にはまって生きている側(私もその一人のはず)からすれば腹立たしく、不可解である。思うに、彼>>続きを読む
怖いのに整然として美しい。ビジュアルがいい。ほぼ雰囲気とジャック・ニコルソンの表情だけで怖さを演出しているのが感心する。ジャンプスケアはない。数々のミームの元ネタになったシーンがいくつも出てくるので勉>>続きを読む
ネトフリで見られる「イージー」というドラマと同じ監督が撮った映画。生きてるとこういう時あるよねというのをやるのがうまい。小説でいうなら長編より短編を読んでる感じ。起承転結とか意味とかが毎回あるわけでは>>続きを読む
大人の色気が漂う作品。色とりどりのチャイナドレスや、食器やマッチなど小物ひとつひとつに目が奪われる。舞台である1960年代といえばもう今から60年も前で、親も生まれていない時代だ。昔の人の恋に思いを馳>>続きを読む
自殺を試みる男性が手伝いをしてくれる人を探す映画。やり方は決めてあるものの、回りくどい方法なので一人では決行できない。心が決まっているならもっと手っ取り早い方法があるだろうに、未練があるのか、怖くてで>>続きを読む
結末が読めず、目が離せない。面白い。ただ、後味が悪すぎる…。ネタバレを見ると面白さが激減してしまうので注意。
ニック:「君を愛したけど、憎み合い、支配しあい、互いを苦しめた」
エイミー:「それが結婚>>続きを読む