物語はどうというものでもないが、昭和30年代の銀座の街の様子と、慎ましやかに生きる若者たちの姿が見どころ。有名な主題歌の曲調から、もっと大人の恋愛モノなのかと思い込んでいたが、若い二人の(って歌ってた>>続きを読む
好奇心旺盛で愛らしい大学生と、不器用で情けないワケあり探偵。赤川次郎の世界そのままの2人の好演だった。特に薬師丸ひろ子。恋に恋する年頃にしかできない、そのピュアで真摯な表情は、映像に封じ込められた宝物>>続きを読む
10代の頃に見た時は、寺山ワールドにただただ呆然としていたが、長い時間を経て落ち着いて見てみると、その傑作ぶりに仰天。昭和49年の作品とは思えないハイビジョンのような美しい画面は、どこを切り取っても完>>続きを読む
初めて見たのは大学1回生の時、女友達と。会場から出てくるやいなや「一緒に来る相手、間違えたわ!」と2人して言わずにはいられなかった、キスキーンを集めた秀逸なラスト。その後、名画座へ男子を引っ張って行っ>>続きを読む
死期を知っていた監督が伝えたいことのすべてを、伝えたい表現で、詰め込んだ凄みさえ感じる作品だった。監督の本来の持ち味である実験映画のようなアバンギャルドな画面に、一流の有名俳優たちが散りばめられる妙も>>続きを読む
昨今の韓国映画を見るたびに、韓国の学生たちの真摯さ、そして韓国映画の真剣さに圧倒される。翻って日本は?