トランキーロさんの映画レビュー・感想・評価

トランキーロ

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アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

3.8

『まきもと こうなってました!』職場にもおるわ〜パニック🤯なやつ。顔の横で手振りながら人の話しを聞かない迷惑な人間。それでも身寄りのない遺体に寄り添い、奮闘する真っ直ぐな姿は心を打たれる。ラストはそう>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

4.2

日雇い人夫の親父が失踪。娘が必死に『さがす』。異様な光景が次々に展開し、グロさと笑いも入り、伏線の回収もよくできている。西成の世界観もあって実際に起きてもおかしくないとリアルに感じる。ラストはとても考>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

もう最高でした。空母の発艦シーンから始まる冒頭にGPZ900Rのニンジャが走り出す光景でいきなり痺れました。相変わらず無茶をしてもきまるマーヴェリックに、歳を重ねたアイスマンの渋さが光ります。戦闘機の>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.6

こんなやつがいたらと思うととんでもないヤバさを感じる。拷問や殺しのシーンより人間の心理面での不気味さが際立ってました。真相を究明するにつれ全体の繋がりがわかってくる段階で更におぞましさが込み上げる構成>>続きを読む

ガキ帝国(1981年製作の映画)

3.3

久しぶりに鑑賞。竜介がダンプのおっさんにボコらるシーンが一番笑える。しっかし相変わらず内容が全く入ってこず。井筒ワールド全開の作品。

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.5

日本側の愚かさがよくわかります。南雲中将が史実通りいい味出しており、俳優陣が渋いのがまたよかったです。映像はきれいですが内容は薄い印象の作品で、米国視点での海戦を空中での描写に特化しており、ちょっと美>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.2

やっぱり弱い。全てにおいて派手さがなく中途半端。俳優陣がそれぞれぱっと見豪華ですが、バラバラで作品として纏まりがない印象。狼のくだりいらんやろ。つまらん。

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.5

頻繁に放たれるミサイルの脅威に踊らされる日本人にとって是非知っておきたい真実が描かれてます。北朝鮮と韓国社会の裏側が実話ベースで写し出され、生々しさが伝わりました。ラストの再会するシーンは味のある演出>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

いいかげん気付けよと言いたくなる。アメリカ社会を皮肉ってる。途中でしんどくなったがラストがよくて救われた。この監督らしい作品。デカプリオがいいおやじすぎる。

空白(2021年製作の映画)

4.0

のっけからずしんとくる。一方でオヤジのキチガイぶりが葛城事件を思い起こし笑ってしまう。不幸が連鎖する様子が痛々しく、出てくる人間全てが今の世の中を表しており、終始ドキュメンタリーの様に感じました。良作>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.3

芸人だよ、バカ野郎!
ビートたけしの原点にして師匠との愛を感じます。笑い泣ける構成に、みんな演技が上手くて、これを作り上げた監督には脱帽しました。流れる歌詞が沁みる…

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

“キングスマン”誕生までの秘話がメインですが上質な戦争映画でした。前線でのシーンは『1917』を彷彿しよかったです。これまでの要素が薄く面白みにかけますが、ここからスタートしたという強いメッセージが感>>続きを読む

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

2.7

笑えるくらい薄い内容。伊勢谷友介に伊藤健太郎とリアル犯罪者が揃うのが見どころくらい。

ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.0

ストーリーが浅いです。『戦争は終わっていない』ランボーの深い哀しみからスタートする演出が、単純にメキシコを舞台にドラッグの闇を切り裂く老人に成り下がってます。これならランボーシリーズでなくても…残念な>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.1

哀愁が漂い、最期を感じさせる雰囲気に満ちていました。ボンドカーはもちろんアクションは申し分なく、007の世界観を存分に味わえます。ラストの『青い眼だ』のシーンが印象的でした。ただラミーの存在感が薄くイ>>続きを読む

楽園(2019年製作の映画)

3.3

何が言いたいのかわからない。老害の蔓延る閉鎖的な集落では楽園を求めても地獄てことを表現したかったのか?明らかに脚本の質が低い。豪華な俳優陣で成り立っているいる程度の迷作でした。レオが不憫でなりません🐕

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.3

前作の続編。あの時から27年後の少年たちがそれを退治するストーリーは確かにスタンドバイミーの要素はある。けどまるっきりB級に成り下がり。恐怖よりおふざけにシフトしてます。ペニーワイズの良さがなく、ただ>>続きを読む

レッド プラネット(2000年製作の映画)

3.6

近未来の火星移住へのミッションもの。20年前の作品で考えるとよくできてます。時間も手頃であっさり。ドキュメンタリーな構成で粗さがありますが、無駄なくわかりやすいので悪くない。ファック火星‼︎笑

忍びの国(2017年製作の映画)

3.5

これは虎狼の輩ですわ。豚がいないのが残念w天正伊賀の乱を歴史的にみても面白く描いている。まあ単純ですがキャストはなかなかの面々で思いの外よかったです。でんでんはさすが。その分加点。

ひとよ(2019年製作の映画)

3.6

家族の深い繋がりを感じる作品でした。母親の気持ちが痛いほど伝わるし、子供達の葛藤もすごい理解できる。最後はこれでよかったな〜と思えました。ストーリーはぎこちない場面や波がありますがテンポよく進み、俳優>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.1

うーん6秒でキツいなってなりました。完全なパロディで自分には受け付けなかったです😭もっとアングラ感とシビアな描写が欲しいところ。作品的にやっぱり原作の世界観は難しいのかな。真黒住宅がまんまでリアル笑

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.5

助けを求める被害者とオペレーターとのやりとりが想像を掻き立てる。最後まで音声のみの構図は余計なものがなくわかりやすい。時間も観るのに丁度よい長さですが、ストーリーは単純。ハルベリー版と比べてともトント>>続きを読む

男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.7

やっぱりいいなぁと実感。今の時代に寅さんがいてくれたら…過ぎ去った日々を懐古しながら泉に想いを馳せる単純な構成でしたが、この作品とともに成長した満男と懐かしい情景が映し出され時代の流れが心に響きました>>続きを読む

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

3.7

さらっと歴史鑑賞ができました。
発明王エジソンの傲慢で利己的な面が際立つ一方でウェスティングハウスの功績や人間性がよく表現されてます。さらにテスラが現れ電力普及に大きな影響をもたらす構図が理解できまし
>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.1

謎の宇宙船が突如出現。もうそこから引き込まれました。映像や音響を含め申し分ない世界観に満足します。エイリアンと対話しようとする中で主人公のルイーズの扱う言語とパートナーのイアンの駆使する科学の織りなす>>続きを読む

エリジウム(2013年製作の映画)

3.1

う〜んB級です。近未来のSFで世界観は抜群ですが、構成というか中身がスッカスカでつまらないです。マット・デイモンの子役がそっくりなこととジョディ・フォスターが歳食っても存在感があって良かったくらい。第>>続きを読む

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

4.0

20世紀を代表する作家サリンジャーの生涯を描いた作品。主人公を自身の境遇と重ね、苦しみながらも物語を完成させていくシーンが印象的です。才能を認め開花させる母親や恩師との出会い、人気作家となった時代での>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

3.6

これは軍隊。教授から放たれる言葉はこれ以上ないくらい悪態をついており、フルメタル・ジャケットでデブを追い込む様子を彷彿させます。ラストの血塗れ演奏など精神に異常を来たすとこうなると警鐘を鳴らす作品かも>>続きを読む

ザ・コール [緊急通報指令室](2013年製作の映画)

3.5

拉致誘拐、殺人…サイコな犯人とのシーンは見応えありです。911への通話で緊迫する場面が想像を掻き立てる。音声のみの世界をオペレーター目線で進行するストーリーはよかったのですが、ラストを含め残念な結果に>>続きを読む

風が強く吹いている(2009年製作の映画)

3.5

走るとは何か。いろんな捉え方があることを投げかけられます。無名の選手達が箱根駅伝に挑み、襷を最後まで繋げる…見事なストーリーですがちょっと現実離れを感じます。それでも年始の風物詩で馴染みのあるシーンが>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.2

いや〜見応えがありました。偽造小切手による詐欺事件。パイロットに弁護士まで成りすましによって欺く犯人は未成年の少年。よくできたストーリーだなぁと思いきや実話で驚かされる。両親の離婚が発端で終始家族の愛>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

政権による弾圧に情報コントロール…
今まさに起こっていることだと実感します。主演のシム・ウンギョンが演じる真実を追及し国民に投げかける記者としての必死な想いが伝わりました。またそれを支える上司役の北村
>>続きを読む

スノーデン(2016年製作の映画)

3.8

いいかげんに気付けよ!とネット社会の現代への警鐘が伝わる。個人情報が丸裸にされている事実に国家を相手に怯む事なく暴露するスノーデンとそれを発信するメディアの覚悟に感心します。内部告発により明らかになっ>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.3

グッときました。時代に翻弄されるヤクザの世界が垣間見れます。冒頭の義理人情の極道からそれでは食っていけない現代的なヤクザのストーリーがリアルに描かれていました。役者はどれもハマっており、親分役の舘ひろ>>続きを読む

グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

4.0

なにこれめっちゃ面白い。ジジイの家にガキ2人がいたずらする。ハイテク機器を駆使して心霊現象に見立てた嫌がらせをリモートで観察してはしゃぐ。単純なストーリーですが、没入感が凄くこれはまずいだろうと思うこ>>続きを読む

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

2.9

殺し屋のための食堂でウェイトレスをする…異次元な世界観で全く内容が入ってきません笑。繰り広げられる様子もイマイチ感が満載で何を表現したいのか理解に苦しみました。映像美を押し出した前衛的な作品であること>>続きを読む