おばけの酸味さんの映画レビュー・感想・評価

おばけの酸味

おばけの酸味

ヘブンズ・ラッシュ(2022年製作の映画)

3.5

ありがとうございます、いつもほんま。
この短さで満足度高いの技術がすごい。

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.0

この映画をみて心との付き合い方を知るのはすごく良いことだと思う。学びがあり過ぎるな。

そして今観れたこと、タイミングが良すぎたかもしれない。早くても遅くてもささくれきったわたしの心が拒絶していた可能
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サユリ(2024年製作の映画)

5.0

中盤の、窓の外からとある人物に光が差すシーンで安心して泣いてしまった。アツイ映画だ。この夏で一番熱い。格好良すぎるよ。ありがとう白石晃士。ありがとう押切蓮介。
ネタバレはみないで劇場へ行ってください。
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犬猿(2017年製作の映画)

4.5

きょうだいのいないわたしから見るこの映画は、まだ本質的に理解できていないんじゃないかと思う。なんとなく周りのきょうだいのいる友人達のことを思い出しながら鑑賞しました。

憎み切るのが困難なところや、世
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.5

拳で笑える俳優、わたしの中でいまのとこ唯一無二。
1をすっ飛ばしてこちらから観てしまいましたが、特に違和感無く楽しめました!面白かったです。
マ・ドンソクを浴びる映画なので、前後の話は後付けでしかなく
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

あの歌のシーンはマジで気持ちいい。キングスマンって脳汁が出るよな。感情とかじゃなく心が刺激でデトックスされているのかもしれません。
ツッコミどころもあるんだけど、カッコよさがひとつ先をいっている。抗え
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架空OL日記(2020年製作の映画)

4.0

また最高の映画を見つけてしまった。
どんなに体調が良くても、どれほど体調が悪くてもまっったく感情が左右されない素晴らしい架空OL映画。
見終わって思うけど、たしかに架空だったな……という切なさも待ち構
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ある優しき殺人者の記録(2014年製作の映画)

4.0

いつも不安にさせるけど気づけばいつもの白石晃士で安心する、みたいなのを毎度やらされている。もはや映画というDVを受けているような感覚。これこそが正しく愛と暴力を映し出す白石晃士作品の真骨頂ですらあるの>>続きを読む

なくもんか(2009年製作の映画)

4.5

キャッチコピーの「これは”泣ける喜劇”か”笑える悲劇”か!?」という言葉、観た後だとかなりくる。
人によってはなんの引っ掛かりもなく笑えるコメディ映画なのだと思う。

引っ掛かってしまったわたしは誰か
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

4.0

タイトルに向けた不安を一掃する隙のない面白さ。会話劇のテンポの良さ、下品だが絶妙に脂っこくない、そして心が満たされるB級臭さが大変良い。ジャンキーも満足な一品ではないだろうか?
グロシーンもめっちゃ満
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怪盗グルーのミニオン超変身(2024年製作の映画)

5.0

まずこれだけ言えるのは、怪盗グルーシリーズのファンは劇場へ行かないと必ず後悔する。これは本当に間違いない。
ファンムービーとしても完璧過ぎるし、イチ作品としても面白過ぎる。

そしてただただグルーさん
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市子(2023年製作の映画)

4.0

主人公のこと最初『お前が市子のこと助けられんのか??』と思っていたのが悔しいし、途中登場するとある男が同じような勘違いキショ発言してて本当に落ち込んだ。わたしってこいつと同じだ。キモ過ぎる。

杉咲花
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.5

少年漫画みたいなくっせー台詞、たまんねぇな。
『燃えるぜ』から流れる爆音オープニングもたまらん。こういうの大好き。

そして前作で大好きになったちさまひコンビの敵として現れる二人組……なんとなくわかっ
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

4.5

寡黙でなんかすげー強いニコラス・ケイジによる爽快な暴力と人体(人じゃない)破壊描写。そして某ゲームとちょっと似ているいろんなアレコレ……これこれこういうのなんだよなぁ最高だ。
お疲れな脳みそがかなり喜
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

前作『X』を観たあとだとより絶望した。まずあの家、パールは一生をここで過ごしたんだなぁ。辛い。

パールの選択が悪かったのか、先天性の悪なのか後天性の悪なのか、生まれた時からの運命だったのか……

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マッチング(2024年製作の映画)

3.5

自動再生されてなんとなく観始めた、いや面白いんかい。
そしてやっぱり土屋太鳳さんが美しくて演技も好きだ〜!

タイトルの『マッチング』がどんどん薄れていくなぁ、と思ったらラストまで行くと意外と味わい深
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

4.0

思ってたんと全く違ったけど面白かった!

サイコパス=才能、才能はいつかなくなる可能性がある
という類の話がとても好きなので、中盤からかなり前のめりで鑑賞しました。

キャラクター達もかなり個性がハッ
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凶悪(2013年製作の映画)

4.0

鑑賞するのに三ヶ月かかった。

度数の高い酒を飲ませ続け殺す、生き埋めにする、などの直接的なシーンも酷いものだが
山田孝之演じる主人公が、実母からの嫁に対する虐待行為に目を瞑って仕事に没頭していくシー
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映画 刀剣乱舞-継承-(2019年製作の映画)

3.5

続編が気になって、まずはこちらから鑑賞。

ラストが微笑ましい。

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

 アニメのような撮り方だな、と思ったしそれが違和感なく完成しているのはのんさんの存在が大きいだろうな、と感じた。
 まず、序盤の「男か女かは関係ない」で一歩引き込まれてしまう。

人達のかけあいが心地
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エボラ・シンドローム/悪魔の殺人ウィルス(1996年製作の映画)

3.5

なんというか、わたしは今のところこの映画を超える不潔な作品を観たことがない。

そして、もはやほぼモンパニで笑ってしまう。しかしまじで笑えないラインの倫理観最低映画でした。

主人公の清潔感のなさの徹
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あんのこと(2023年製作の映画)

4.5

虐待・薬物・売春・コロナ禍・自殺
そのどれもが同じ世界で、もしくは地域で、隣の部屋で今も存在する苦しみだということを再認識させられる作品でした。
どうしたって簡単には塗り替えられない我々にこびり付いた
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大きな春子ちゃん Am I too big?(2014年製作の映画)

3.0

想像していたのはジメジメしたストーリーでしたが、ヌラヌラしたラブストーリーでした!

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.0

言いたいことはわかるのだが、まずは褒め殺しから始めさせて頂きたい。

わたしはただただ、おんたんが、門出が声を出し動いているのが嬉しくてたまらない。
漫画を読んでいた際の、心躍るセリフの言い回し、魅力
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ミッシング(2024年製作の映画)

5.0

百人観たら百人の感想が『石原さとみがヤバい』に纏まってしまいそうな映画。想像していた面白さの何倍もエグい見応え。吉田恵輔監督作品を劇場で観るのって、わかってたけどこんなに恐ろしいんだ。


ずっと胃が
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

4.0

この感動、なに?何を見せられたんだわたしは……ジュブナイル??ホラー??SF??
なんで面白いんだよ、こんな滅茶苦茶なのに。

やってることがかなりアニメ寄り(少年達の会話の感じとか中盤から後半にかけ
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.5

猟奇的な殺人アートの画が良い具合に気持ち悪くて好きでした!

カエル男役の方、いやお前かい、という気持ちと流石演技上手……という気持ちでいっぱいになりました。

そこまでめちゃくちゃシリアスだと感じな
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黄龍の村(2021年製作の映画)

4.0

なんか感動した。やりたいこといろいろやって、最後はハイ終わり!!!と唐突に突き放される。
あまりの清々しさに疲れた心が癒やされてしまった。

阪元裕吾監督の他作品を見ていると『このメンツって……』とニ
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.5

白黒になった瞬間に耐えられずデカい声が出ました。

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.5

『さがす』『全裸監督』からのファンである森田望智さんの新しい演技がまた見られて最高でした!
そして安定の鈴木亮平さんでした。肉体とアクションすごいけど、声帯寄せてるのも本当にスゴい……。

ミリしらで
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.5

ラストが死ではないのが逆に恐ろしい。これって物語じゃなくて人生なんだ……。

覚醒剤中毒体感絶望映画、みなさんも見てみてください!

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.0

あの時ああしていれば、と後悔することすらできていないのが、この登場人物達の人間像を表しているのかもしれない。全員がどうしようもない、一人の少女を除いて。

劇中で少女の心情が特に語られなくて、その分想
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

綾野剛さん演じるヤクザの怖さ
相手をリスペクトした上で、人を俯瞰的に見ているからこその冷酷な距離感というか……
なのに ユーモア があって 愛嬌 がある……絶妙な人間像に恐怖を抱いてしまいました。すご
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貞子DX(2022年製作の映画)

3.0

呪い は年々進化していっているし、それを回避する方法も変わっていってるんだな……と思った。

企業同士の生存戦略みたいな話で動揺もしたけど、その分後半全てがアツい展開に思えた。
疲れている時は、こうい
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罪の声(2020年製作の映画)

5.0

グリコ森永事件を元にした物語。犯罪に『声』を使われた子供達の人生がすべて狂わされる、心が傷だらけになるようなお話でした。
エピローグが重々しい、しかしすんなりと身に染み渡る
そう思えるくらい、映画全て
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