すすきのさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

BELUSHI ベルーシ(2020年製作の映画)

3.9

ベルーシの生き様や魅力はもちろん、SNL周辺のメンバーの貴重な証言が詰まった濃密なドキュメンタリー。

バニシング・ポイントみたいな人生。
享年33歳はあまりにも若すぎる。

ダン・エイクロイドとは本
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バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー(1984年製作の映画)

3.4

80年代の名俳優が勢揃いと聞いて。
SFの体は成してるけど、コメディ的には笑いどころが全く分からず観る側が試される迷作。
美術やセットの謎の作り込みは好感を持てる。

飄々としたアクションや後ろの電子
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サハラ戦車隊(1943年製作の映画)

3.7

動くM3リーの実車が観られる秀作。
戦場の過酷さと戦争映画的な面白さのバランスも丁度よい。

久しぶりにプラモ作りたいなぁ。

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.1

ボウイの音楽はもちろん、哲学や生き様を詰め込んだ135分。なんで映画館で観なかったんだ…。

常に知的でアグレッシブで自分自身に正直な姿勢は本当に尊敬する。

ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ガルパンおじさんの動体視力が試されている。
スピーディーな戦闘シーンはいつものことだけど、今回は過去イチの速さでは。

聖グロのクルセイダーチームの面々が何となくイギリスのパンクやロックっぽいビジュア
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.9

共演ドニー・イェン、真田広之もあってか160分が一瞬で溶けていく。
相変わらずの奇天烈なジャパンもジョン・ウィックの世界なら許せてしまう不思議。

既出なようで実はまだなかった散弾ネタも出てきてもう笑
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.9

骨太な生き様とプロフェショナルな仕事ぶりに見入ってしまった。
フォレスト・ウィテカーの眼差しが印象的。

あの信心深くてやたらとドンパチする兄弟とは対照的だけど、「主に仕える」という意味では似てるのか
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

額に入れて飾りたいカットばかりで非常に観てて楽しい。相変わらずの独特の色彩や細かいギミック等々も多数。

カウボーイの中にあの人がいて驚き。
ポスターのカラーと白黒の表現はもしかしてMVのオマージュ?

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.2

リマスター上映と聞いて。
虚実入り乱れるこの感じは何回観ても最高。

平沢の小ネタ見つけて驚いた。

王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

4.0

作画や美術、設定諸々の緻密さだけでも素晴らしいのに、後ろで流れる音楽が坂本龍一ってなんだこの作品は…。

目立たない普通の青年が巻き込まれていくストーリーも妙にリアル。

森本レオのしっかり抑揚をつけ
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

初韓国映画かもしれない。

噂には聞いていたけどマ・ドンソクの体格の説得力が凄い。
突っ込みどころ満載の暴力や頑丈さを見せられても違和感なく観られる。

処刑人(1999年製作の映画)

3.6

邦題から勝手に硬派でプロフェショナルなものをイメージしていたけど、かなりラフな中身で驚いた、シーンの切り方とかも含めて。

破茶滅茶でノリノリなウィレム・デフォーを観られたのは何か得した気分。

やっ
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

3.8

相変わらずの指定暴力団工藤組。
随分とファンシーなバットですね…。

今更だけど殺風景なバックヤードで前枠後枠やる奴、どっかの地方局の番組を思い出す。

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

3.6

死闘の後のキーアイテムを手にドヤ顔の工藤とそれを呆れ返った顔で見る市川という画が最高だった。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

3.9

田代もとい白石監督が終始不憫かつ各終了条件の内容に少し引いたけど、今まで出演者に散々なことやらせてきたからこそなのかもしれない。
そもそも『グロテスク』みたいな映画を撮る人だからな…。

ちょっとSI
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

3.8

劇場版だけあって色々な作品のオマージュがちらほら。
ひたすらケツをしばく工藤で腹がよじれた。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

4.1

2回目だったけど改めて凄い作品だ…。

今まで作り上げてきた世界観やキャラクター諸々と監督のアイデアがはちゃめちゃな化学反応を起こしてる。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.5

音量注意回。
最後の展開は突飛すぎてずっと頭の中にその画が残ってたけど、この回だったか。

ヤバいものにヤバいものをぶつけようとする脳筋思考ホントに好き。
怪異よりも相変わらず工藤Dの方が怖い。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.5

伝説の始まり。
改めて観ると工藤D手が出るの早くて笑う。

あの流れでイヌのカットはホラーを通り越してシュール。

(1960年製作の映画)

3.8

野郎が狭いところでひたすら穴掘ったり飯食ったりしてるだけなのになぜかめちゃくちゃ面白い。

あの狭苦しい空間でどうやって撮影してたのかが気になる。

ひろしま(1953年製作の映画)

4.5

徹底した惨状の再現に言葉を失う。
瓦礫の山や大勢のキャスト、生々しい衣装等々、隅々まで作り込まれた画面にずっと釘付けになってしまった。

映画としても導入の流れや構成が見事。

地獄の戦場(1950年製作の映画)

3.4

かなり地味だけど、海兵隊全面協力のせいか、何だかんだ最後まで観れてしまった。
まさか6大学野球の話がアメリカの映画で出てくるとは…。

信仰の下の話とはいえ、最後の言葉は重い。

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.8

幼少期にリピートし過ぎたせいでひいき目でしか見られなくなった作品のうちの一つ。
トレーラーのシーンはいくつになってもワクワクするしトラウマ。

オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.8

久しぶりの白石作品で色々なお約束の記憶が薄れているところもあるけど、POVの使い方のニクさと監督特有の遊び心が満点で最高だった。

テンション高めのホラーとはいえ、自分で監督して撮りながら演じるって改
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トリック劇場版 ラストステージ(2013年製作の映画)

3.3

通しで見直した人間にとってあのラストの展開は確かになるほどとはなったけど、肝心のトリックや悪役その他諸々が薄い…。

仲間由紀恵とか、何人かのレギュラー陣の容姿がほとんど変わらないこと自体が超常現象。

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

チータスの語尾を許してくれるなら、もうちょっとだけビースト要素が欲しかった。

リベリオン(2002年製作の映画)

3.8

低予算な感じが凄いけど間違いなく偉大な元祖ガンアクション×格闘。
噂のクラリックガンはセレクターの意匠が渋すぎるし、謎形状のマガジンには笑った。

マズルフラッシュで点滅するやつ、これが元祖なのか?

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

同じ特撮でも仮面ライダーはあまり観てこなかったから…と映画館に行かなかったのを猛省。ハードな作りでとても良かった。

全体的に何か少しずつ欠落している感じがするけどまぁ特撮だし庵野だし。

もう少し屋
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

今までのジブリ作品のエッセンスが随所に散りばめられている。
タイトルの強さに引っ張られずに肩の力を抜いて観たほうが楽しめると思う。

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年製作の映画)

3.7

あのTVシリーズだから覚悟してたけど、やっぱりやりたい放題だった。
伝えたいことの軸はブレてないと思うけど、予想の斜め上をいく展開や表現で相変わらず全く追いつけない。

ところでなんでミッチーだったん
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アイアン・スカイ(2012年製作の映画)

3.4

要所要所の小ネタと妙に本気度が高いCGで案外観れてしまう。
とある場面で一瞬だけpink floydの曲がかかってた気がするけど気のせいだろうか。月の裏だし。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

恐らく不断の努力で仕上げてきたんだろう体は流石ハリソン・フォード。

CGで若返らせるなら声も頑張ってほしかった。
技術的に難しいというよりはフェイク感が増してしまうのかもしれないけど。

マッツのヒ
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エコール(2004年製作の映画)

3.7

音や照明に並々ならぬこだわりを感じる。劇場で観てみたい。
子供に容赦のない感じや暗いところの多い画面はゴーリーの絵本を思い出して最高だった。

これだけ美しく閉鎖的な世界観を構築していたのに、とある途
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雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

3.9

今まで観た映画の中でぶっちぎりで怖かったかもしれない。
孤独という人類共通の悩みが発端なだけに余計に胸が苦しい。

ヌルっと物語が進み狂気に歪んでいく様は狐につままれてるような、演出や映像がそうさせて
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