【男らしく潰そう】
昔々、シュヴァンクマイエルを知った時、最も、と言えるくらいに面白かった逸品。
久しぶりに見返して、やっぱこの人スゲエと思った。初見では、人体破壊のブラックな描写そのものに惹かれ>>続きを読む
【“アルコール先生”マジヤバイ】
実質、チャーリーの“放浪者”スタイルが登場したのは本作が初らしいが、単にその記念碑としてではなく、チャップリン当時のヤバさがキチンと刻まれているのがスゴイと思う。>>続きを読む
【“放浪者”のお披露目】
U-NEXTにて。チャップリンの“放浪者”スタイルが登場したのがコチラというより、今では『メーベルの窮境』の方だ、という説の方が一般的なのかな?…個人的には、どっちでもいい>>続きを読む
【家なき子】
何となくの後回しだったが、同テーマを扱う新作『トナカイは殺されて』を先に見て興味が湧き、U-NEXTにあったので、続けて見てみた。
サーミが映画でどのように描かれてきたか?は事例も少>>続きを読む
【カウキャッチャーに掬われて】
1914年作、チャップリン映画初出演の短編。演出は凡庸、でも体を張ったドタバタが始まると、流石に愉しい。ちゃんと“キーストン・コップス”も湧いてくるんだね。
チャッ>>続きを読む
【悪童日記】
U-NEXTにて。トリュフォーの実質デビュー短編。
どっかで一度、見たなあ…と思い出したが、まったく心に刻まれていなかった。
その理由はいま再見してよくわかった。主人公が子供(たち>>続きを読む
【アメリア・嫌ハート】
アマプラ見放題にて。1975年の米製TVムービー。いま見れば牧歌的で、サイコホラーってよりホラですな。3人の女による3話を集めたオムニバスだが、始めの2人は、3人目に比べれば>>続きを読む
【え〜、USO〜!】
U-NEXTにて。コレ、コドモん時に劇場に行き、ヤバイもん見ちゃった記憶があるのだが、植え付けられたニセの記憶だろうか?
70年代オカルトブームは当然子供も取り込んで、東映ま>>続きを読む
【回帰線を寝過ごして】
『Here』の後から見た。ダイレクトに沁みたのはアチラ。コチラは見たあと時間差で、すこし沁みた。
深夜勤務の掃除婦。終電メトロで転寝し…気づけば終点。20年間、こんなことな>>続きを読む
【ミセス・ハドソン傷心事件の巻】
U-NEXTにて。『海底の財宝』に続いて見た、宮崎駿演出担当の1本。 シリーズでは第10話。
ここまでの宮さん担当4本中、いちばん“ええ話”でした。
今回も、主>>続きを読む
【雪で乳房の血を拭う】
U-NEXTにて。はるか昔、東映ピンキーバイオレンスを集中して見ていた頃、カナリ好きな一本だったが…今ではサスガに、物語的にはスットコで、楽しめるところはあまりない。
池玲>>続きを読む
【ゆけゆけ永井一郎】
U-NEXTにて。『青い紅玉』に続いて見た、宮崎駿演出担当の一本。TVシリーズ1話分の面白さから出てはいないが、やっぱり動きは素晴らしく、今回の肝はメカアクション。
とはいえ>>続きを読む
【未来のエメットを守るために】
気になっていたが劇場に行く機会がなかなかなくて…と思ったら、アマプラ見放題に入荷した。
エメット・ティル事件はよく知らなかったので、まずは学びになった。
14歳息>>続きを読む
【ピックポケット犬物語】
U-NEXTにて。『ミセス・ハドソン人質事件』に続けて見た、宮崎駿演出担当の一本。やっぱりあくまで、TVシリーズ1話分の面白さ。それ以上でも以下でもないが、やっぱり動きは素>>続きを読む
【ランブリング・マジック】
U-NEXTにて。1998年のアメリカ映画。キャスティングに惹かれるも、何となく後回しにしていた。
原作者のアリス・ホフマンって畑が、YAや児童文学の人なのですね。映画>>続きを読む
【理想のメス犬】
単なるTVシリーズの1話だが、劇場公開実績があるから、この映画カテゴリにページがあるのかな?
最近、宮崎駿演出編がまとめて劇場公開されているが、元がU-NEXTにあったので、久々>>続きを読む
【ゆるやかな殲滅】
Netflix新作のスウェーデン映画。この地域における、現代サーミ人への差別がテーマだが、もはや、差別どころか民族浄化のレベルだね。そういう状況にあると教えられる価値はあったが、>>続きを読む
【おんな視界でフリーダおさらい】
アマオリ新作。残されたフリーダ・カーロの日記、コメントを中心にその生涯を、自画像としておさらいする試み。女性監督だから…と強調すべきではないかもだが、女性の哀しみが>>続きを読む
【わざわざハイレゾ戦隊ヒーロー】
Netflixに入荷したので、サクッと流し見。
ただ、異様に変形の解像度が高いだけ、でした。さすが、先住民を追いやり居座った国の話とは思ったけど。
元々、思い入>>続きを読む
【月に向かっておしおきしてどーする】
U-NEXTにて。
昔、鶴田謙二の描く女性が好きで、漫画はよく読んで(眺めて)いた。メイルゲイズな露出女ばかりだったが、当時はそこがよかったワケだ。w
チャ>>続きを読む
【大人のための童子、童子のための動画】
TAAF2024で知り、気になっていた一作。
すっかり忘れていたが、『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』監督の新作なのね。正確には、奥さんもドキュメ>>続きを読む
【ふしだらな氷柱】
U-NEXTにて。70's、冷え切った家族“たち”が、肉欲でそれを紛らわそうとして、さらに冷えてゆくおはなし。
前年制作の『カラー・オブ・ハート』を再見したら、セットでこちらも>>続きを読む
【カリスマ奴隷】
Netflixヒンディー新作。これは力強くわかりやすく、おもしろかった!
80's売れに売れたという“パンジャブのエルヴィス”アマル・シン・チャムキラのことは本作で知ったが、お国>>続きを読む
【推しの子と、推せない子】
視野外だったが、ある評を読んで惹かれて劇場行くと、予想外に技ありで感心した。ネタは古いが、語り方に鮮度がある。
70年代のローマが舞台だが、白人キリスト教ナショナリズム>>続きを読む
【ととNO】
アマプラにて。ニッポン製新作SF短編。まー、ゆるふわなだけの絵に描いた餅で、全く接点を持てなかった。邦画の悪いところが“ととのって”いる。自主映画らしいが、何らかのシリーズ化を狙って、>>続きを読む
【スーパー父リターンズ】
U-NEXTにて。久しぶりにサッと再見。
1980年当時に制作中断した版を、26年後に完成させたもので、こちらが本来の形に近い筈ですが、公開されたリチャード・レスター版に>>続きを読む
【歴史のやさしい刻み方】
アマプラにて。2023年のTAAFで長編グランプリを受賞したフランス製パペットアニメ。
監督の私的な振り返り。要は、究極の“うちの祖父母自慢”。しかし、家族を史実の中に置>>続きを読む
【肉欲の鍵盤】
何度も見ているが、やはり劇場で堪能したく…。でも4Kの恩恵は感じなかったな。むしろ、初見と同じ劇場なのに映像がボケた印象。一方、音は、当時の技術ではやはり浅かったんだね…と気づきしみ>>続きを読む
【恋は遠い日の花火、としておこう】
迷ったが、劇場に行って正解だった。素晴らしさが淡々と積み上がってゆく映画だった。
おもしろいアジア系女性監督がまた登場したな、と嬉しくなった。
自伝を元に、出>>続きを読む
【太陽に近すぎる村】
U-NEXTにて。ひどい干ばつの影響で過疎化が進む、マハーラーシュトラ州・アーガスワディ村の惨状をスケッチした、2018年の短編ドキュメンタリー。
余所者には一見、美しい遠景>>続きを読む
【モハベ砂漠でちんこ勝負】
U-NEXTにて。大評判となったTVムービーで、スピルバーグの出世作ですね。
テクニカルには良く出来ていて、いまだに感心しますが、現実的な恐怖感としては、時代が変わりす>>続きを読む
【愉しい牢獄ラップ】
U-NEXTにて。2021年作、3分の短編アニメ。
正統派自主映画という味わい。この乱暴さは好きですが、乱暴さゆえ、どこか停滞感のある仕上がり。
自室がまさに、水槽のように>>続きを読む
【書き割り50's】
U-NEXTにて。けっこう好きで、再見したいと思っていた。
50's白黒テレビの、規範的ゆえ楽天的なホームドラマ…という架空の現実に迷い込んだ、現代(1998年)の高校生兄弟>>続きを読む
【それぞれの薪となる歌】
U-NEXTにて。コロナ禍で劇場公開が混乱して以降、気になっていたが、機会をのがしていた。
あの騒動以降、ここで撮られた現地の様子も変わっただろうに…と思いつつ、そこそこ>>続きを読む
【ブリーフと“らしさ”】
U-NEXTで出てきた短いパンツコメディ。これは完全に自主映画なのかな?
致し方なくもあるが、子供の棒演技は絶望的。それを避けるため、脚本や演出でうまく誤魔化すものだろう>>続きを読む
【パトカーは続くよどこまでも】
U-NEXTにて。スピルバーグの劇場用映画第一作を、久しぶりに再見、その巧さに改めて驚く。さすがに、脚本の残念感は幾つもある一方、根っから、映像で的確に語ることをわか>>続きを読む