くりふさんの映画レビュー・感想・評価 - 68ページ目

吸血鬼ゴケミドロ(1968年製作の映画)

3.5

【モ、モザイクかけなくて大丈夫ですか?】

(今は亡き)銀座シネパトスの特集上映にて。宇宙人がとても効率悪い侵略を始めるお話。なかなか面白いトンデモ映画でしたが、いやんエッチな映画でもありました。
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フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)

4.0

【めしべの乱舞】

NFC上映を見逃しDVDでみたのですが、とてもよくて、その後ル・シネマの上映を知り性懲りもなく行ってみたら、更によかった(笑)。…違うんですよ、ジャン・ギャバンが!

終盤の彼の、
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かいじゅうたちのいるところ(2009年製作の映画)

3.5

【獣間学校】

アッパー系ファンタジーデフレの中、このダウナーぶりはいっそ新鮮だと思いますが、ゴジラが上陸する手前で東京湾に座り込み、ぶつぶつ独り言始める、みたいな停滞感を醸すのを、どう受け取るかが分
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アマルフィ 女神の報酬(2009年製作の映画)

1.5

【衝撃!余るフィーが女神の報酬…サラのギャラは安かった!?】

いや、トンデモ映画でした~。

脚本担当が名乗りたくない気持ちもわかります。フジTV開局50周年記念作品だそうですが、50年何を培って来
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1941(1979年製作の映画)

2.5

【スピのむきだし】

何にせよ冒頭の、寒中水泳クラブの美尻お姉さんにバンザイ50点。

あそこで皆バンザイすれば、戦争も終わっていたことでしょう。シリ&ピース。すると映画もそこで終わりますが、その方が
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鏡の中のマヤ・デレン(2001年製作の映画)

4.0

【マヤ・イン・ザ・ミラー】

音楽ジョン・ゾーン? 何だか懐かしい…と思ったら2001年のドキュメンタリー。

何故今ごろ公開かはわかりませんが、アメリカ実験映画の母、とも言われるマヤ・デレンについて
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魔女のゆりかご(1944年製作の映画)

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【知と美が撹拌される稀有な体験⑦】

《マヤ・デレン全映画作品》短編7本の上映にて、見ました。
彼女、ウクライナのキーフ生まれだったのですね。

『魔女のゆりかご』

未完成で、撮影されたフッテージを
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夜の深み(1958年製作の映画)

2.5

【知と美が撹拌される稀有な体験⑥】

《マヤ・デレン全映画作品》短編7本の上映にて、見ました。
彼女、ウクライナのキーフ生まれだったのですね。

『夜の深み』

陰陽太極図のアレンジ? …の陰から星空
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暴力についての瞑想(1948年製作の映画)

3.0

【知と美が撹拌される稀有な体験⑤】

《マヤ・デレン全映画作品》短編7本の上映にて、見ました。
彼女、ウクライナのキーフ生まれだったのですね。

『暴力についての瞑想』

これはわかり易い面白さ。
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変形された時間での儀礼(1946年製作の映画)

3.0

【知と美が撹拌される稀有な体験④】

《マヤ・デレン全映画作品》短編7本の上映にて、見ました。
彼女、ウクライナのキーフ生まれだったのですね。

『変形された時間での儀礼』

ひも化と転移する女たち。
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カメラのための振付けの研究(1945年製作の映画)

3.0

【知と美が撹拌される稀有な体験③】

《マヤ・デレン全映画作品》短編7本の上映にて、見ました。
彼女、ウクライナのキーフ生まれだったのですね。

『カメラのための振付けの研究』

直球で力強い。黒人の
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陸地にて(1944年製作の映画)

4.0

【知と美が撹拌される稀有な体験②】

《マヤ・デレン全映画作品》短編7本の上映にて、見ました。
彼女、ウクライナのキーフ生まれだったのですね。

『陸地にて』

初見ではこれに一番惹かれました。人魚に
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午後の網目(1943年製作の映画)

4.0

【知と美が撹拌される稀有な体験①】

《マヤ・デレン全映画作品》短編7本の上映にて、見ました。
彼女、ウクライナのキーフ生まれだったのですね。

『午後の網目』

当時ハリウッドに住みながら、撮られた
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.0

【マリッジ&マタニティ・ブラック】

キモチ悪い映画で新年を、と思って久しぶりに再見。やっぱり面白い!フィラデルフィアの工場地帯に、何年も籠ったのちに産み落とした、デヴィッド・リンチの長編デビュー作。
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惑星アドベンチャー/スペース・モンスター襲来!(1953年製作の映画)

3.0

【映画史上初のアブダクション】

最近読んだ「なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか」というノンフィクションにて、本作で初めてアブダクションが描かれた、と紹介されており、興味を惹かれてDVDで。アメ
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ミルク(2008年製作の映画)

4.5

【セルロイド・アフェクション】

初見でもいいな、と思ったのですが、伝記を読んだ後DVDでみ直したら、自分の中では傑作に昇格 (笑)。知識と反比例して色褪せる映画もありますが、本作はハーヴェイ・ミルク
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ハーヴェイ・ミルク(1984年製作の映画)

3.5

【ふたつの恐怖】

カムアウトしたゲイとして、アメリカでは初めて市政議員に選ばれたハーヴェイ・ミルクの生涯を、主に政治活動を中心に追ったドキュメンタリー。

見応えということだと、もっと様々な角度から
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セルロイド・クローゼット(1995年製作の映画)

3.5

【開け、クローゼット!】

1995年作、映画史の中の同性愛を追ったドキュメンタリー。タイトルには二つの意味。文字通りフィルムの保管場所の意と、それは同性愛の隠れ場でもあった、ということ。

元々は本
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