すさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

舟を編む(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まじめさんみたいな人、良いなあ…!
普段は奥さんにさえも丁寧語で話してるのに、辞書の完成前に先生が亡くなってしまって、「間に合わなかったよ…」って言ったシーンが印象的。

「恋」の語釈や「右」の説明の
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人間は彫刻みたい、風景は絵画みたいな映画だった。

オリヴァーとエリオの服が印象的。
オリヴァーのラルフローレン、
エリオのラコステ。

白のショートパンツに白のコンバースハイカット。
2人が喧嘩した
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.0

かわいいビジュアルによらず、残酷なシーンあるので苦手な人は注意…!見てられなくて早送りしたり目そむけたりしてしまったシーンがあって残念。

それでも、印象に残ってるシーン多数!

幾何学模様みたいなマ
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

「『日日是好日』ってどういう意味?」

観てるとき横から聞かれて、私も典子が最初に答えたときと同じように「毎日が良い日ってことじゃない?」って答えてた。
どんな言葉も字面の意味だけなら、ネットで検索す
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

映像と色彩が素敵な映画〜と見せかけて、人間の欲!殺人(殺猫)!戦争!ファシズム!
劇中でアガサが作ってくれる、見た目すごく可愛いけど、中に工具が隠してあるケーキみたいな映画だった。
バタークリームたっ
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アフタースクール(2008年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

観るのは3回目くらいで、仕掛けが分かってるのに何度観てもおもしろい!
大泉洋演じる神野くんの絶妙な表情が2回目以降は違う意味を持ってくる…。
今回は、木村くんの淡い初恋と、ムロツヨシのナイスチョイ役(
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ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>(2015年製作の映画)

2.5

最後のかけ声、「カワバンガ!」を期待しちゃった。
"Turtle Power!!"って🐢😂

字幕メモ
Dimension=「次元」って忠実に訳してるんだけど、意味的にAnother dimensio
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

公開当時映画館で観たはずなのに内容すっかり忘れちゃってて再鑑賞。
大好きな「アフタースクール」の内田監督と堺雅人さんのタッグ。コメディ×ダマされる系。

胸のキュンキュンサイレンは30超えても壊れてな
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

誰が敵で誰が味方か分からない面白さと寂しさ!
宇宙船内のシーンがスリリングで楽しくて、ディズニーのスターツアーズ乗りたくなった。

個人的にはベケットおじさんが好きなので、死んだとき悲しかった…。
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

前半、「こんな怖い話だったの😂」と思ってたけど、それだけでは終わらない。

夫の浮気相手の彼氏を名乗る人が来たときのインターホンに映ってる顔がトラウマレベルで不気味で、悪夢の始まりを感じさせた。
後半
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もみの家(2019年製作の映画)

5.0

いろんなセリフやシーンが胸にぶっ刺さりすぎてしんどいほどだった…。
嫌なしんどさじゃなく、泣いたあとじんわり元気になるような。
人生順風満帆な人にはつまんないかもしれないけど、ちょっとでも生きづらさを
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アラジン(2019年製作の映画)

5.0

出だしからウィルスミスの歌うアラビアンナイトで鳥肌が…!
ホールニューワールドのシーンと、ジーニーが人間になるシーンでは泣きそうになった。ディズニーだから子供向け?と侮るべからず。
ジャスミン、芯が強
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熱砂の記憶 -ラガーン撮影記-(2004年製作の映画)

4.5

本編もだけど、こちらのメイキングのほうがむしろぐっときた…

インド映画でそれまでタブーだった、時代物・クリケット・方言の要素に全て挑戦している。

撮影のエキストラ1万人やスタッフ、セットの設営等に
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ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)

3.7

アメコミヒーローの好きなところはおもしろ要素。ミュータントタートルズはアクションかっこいい:面白い=3:7くらいで思ったより笑えた。
違和感のある日本語とか忍者要素も笑えちゃう。
「ハシ」っていう修行
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カランコエの花(2016年製作の映画)

2.0

先生たちの指導が安易すぎて、敢えてだとは分かってても終始フラストレーションが…

ナポリの隣人(2017年製作の映画)

3.5

頑固でちょっと変わり者。
自分のおじいちゃんを連想した。
「おじいちゃん好きか?」って台詞あったけど、私もよく聞かれたなあ。

人間の行動も人生も、何があるか分からない。
普通の家庭に起こった事件。良
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南極料理人(2009年製作の映画)

5.0

当たり前だと思ってた日常が当たり前じゃなくなった今にぴったりすぎて…!
いろんな楽しみが奪われても、ご飯が美味しくて楽しいと元気になる感じ。

同じ状況に置かれてもどう感じるかは人それぞれ。他人から見
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ラガーン(2001年製作の映画)

4.2

後半の半分くらいクリケットの試合シーンだけど、単なるスポ根を余裕で超えてきてる!

クリケットで年貢を賭けるなんていくらなんでもふざけすぎでは?干ばつで食べ物にも困ってるのに一日中クリケット…?と、ち
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地上の星たち(2007年製作の映画)

4.5

落ち着きがなくて読み書きが苦手なイシャーン。一度は人生に失望しかけたけど、半ば無理矢理入れられた寄宿学校での先生との出会いで自分らしさを開花させていく。

監督兼主演のアーミルカーンはもちろん最高なの
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

5.0

出てくる人が全員可愛いくってしょうがない!
寂しがりのダンシングボーイ、頑固者の炭坑夫のお父さん、ストライキのリーダーの兄、認知症のおばあちゃん、こっそり女装する親友…

「男がバレエなんて…」と戸惑
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アルジャーノンに花束を/まごころを君に(1968年製作の映画)

3.0

障害や科学との向き合い方を考えさせられる作品。

エヴァの「まごころを、きみに」を観て、原作の小説が自分的ワンオブザベストだったことを思い出して、鑑賞。
原作を読んだときは最後の一文に泣いたのだけど、
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.5

インドの女子レスリングで初めて国際大会のメダルを獲った姉妹とお父さんの実話。

3時間近くあるけど、全く飽きずに夢中で観られた!
試合のシーンがかなりリアルで、本当に観戦してるように、一緒に応援して拍
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

とにかくド派手なアクション!大量の人が吹っ飛ぶ!スローモーションの連続!序盤お色気要素もあり。
カッタッパなんで裏切ったんだ…それだけ気になる。

ピリオド -羽ばたく女性たち-(2018年製作の映画)

4.0

「パッドマン」で描かれた、インドでの生理用ナプキンの普及を、女性側の視点をメインにしたドキュメンタリー。
生理のことだけじゃなく、結婚観、仕事観、男性の認識など、リアルが分かって良かった。

「パッド
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

天才とバカは紙一重とはこのこと。
世間体も家族も故郷もお金も手放してまで、信念を貫いた結果、古い価値観を変えて女性たちを力付けることができた。
これが実話とは驚き!

純粋に妻のためにやっていること、
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続・深夜食堂(2016年製作の映画)

3.7

じんわり食欲と元気が湧く!

さおりちゃんの結婚観が、どーんとしていてかっこいい。
「夫婦なんて元は他人なんだから最初は合わなくて当たり前。一緒に乗り越えるって腹を括ること」

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

5.0

最後泣けた…!ムンニーも、他の出てくる子供たちも全員かわいすぎる。
子供たちが国籍や宗教、言葉の壁なんてお構いなしで仲良くなっちゃうのが愛くるしい!

原題は「Brother バジュランギ」の意味みた
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深夜食堂(2015年製作の映画)

3.7

食欲がないとき、疲れてるときにも観たい作品。
料理ってただの食べ物以上の不思議な力があるよなあ。

登場人物一人ひとりに物語があるから、ドラマシリーズと併せて観るとなおよい!

パプリカ(2006年製作の映画)

3.5

テレビや映画の画面に吸い込まれる描写があるけど、それこそ観てるこっちが吸い込まれそうなカオスな世界観!あっという間。

男性視点の妄想があからさまだけど、そもそも誇大妄想の話だからしょうがない。意図的
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

5.0

長いけど、元気出したいときに何度でも観たい作品。
8年ぶり2回目の鑑賞。

字幕が面白いと思ったら、いとうせいこう監修だった!