swknnmyさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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脳みそで理解できるキャパを越えているのだけど観終わってからも度々思い出す。

最初は怒りの感情が沸いてきたが、再度観たらどう受け取るんだろう。
と思うけれど観に行く覚悟がなかなか持てない。

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

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史実を元にした戦争にまつわる映画は評価も感想も書きづらいけれど記録として。

戦時に人間を数ではなく一つ一つの命として扱う。
それが労働力だとしてもどんなに尊いことか。
赤い服の女の子の印象が強烈に残
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i ai(2022年製作の映画)

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観る前も観てる最中も観終わってからも
動悸が止まらない

生きられなかった人の分も死ぬほど生きてやる
そう思った
理不尽で矛盾だらけな現代社会で生きるのはしんどいが
光があって血が流れていて
言葉にな
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

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どの人物にも心を寄せられない
共感できないことの怖さ

淡々と進んでいくから悲壮感がない
押し付けがましさがない
そこがまた怖さを助長する

整理のつかないまま心が置いてけぼりにされながらも引き込まれ
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

-

淡々とした
この限られた(洗脳された)世界での生活が、
狂気じみているが一見平和そうで、
見ているこちら側には気持ちよく思える

しかし、他の世界を知ってしまったときに選択肢が生まれ、
そちら側の世界
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ロブスター(2015年製作の映画)

-

あらゆる倫理観が問われる

動物に変えられることが不幸かもわからないし
無理やりカップルになることがいいのかもわからない
目が見える見えない
セックスができるできない
どの世界がいいかは決められないが
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

1月1日にこの映画を観て
余韻に浸りながら車に乗り込むと
地震のニュースがながれてきた
生きる、ということについて考えていたので
そのショッキングな知らせに
動揺が止まらず映画のことはどこかへ行ってし
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.6


肉肉しく強欲で醜く
とてつもなく美しい

知性と本能と好奇心

ベラが現れるたびにその衣装にハッとした

自分がいかに普段社会的通念や風潮に流されているか痛感し
無性に制作欲を掻き立てられた

・・
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.3

深く落ち込み、
暗闇の中にいる時に差し込む光や
ふと心が軽くなる瞬間は
天使が肩に触れてる

そう思うと愉快で暗闇も恐れなくていい

見えなくてもそこにいることや
一体となる感覚
馬と友達になるという
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

4.0

料理が出来上がっていく過程の美しさ
想像も付かない芸術性
食べるという行為の官能性

うっとりするシーンが多かった

愛する人を突然失い、絶望に打ちひしがれ
食事を摂ることを拒む
けれども幼い才能への
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.3

感じたものを、それぞれがそのままの形で残していられたらいいと思う。
だけれどもいつの間にかその感じが薄れていってしまうから
言葉で残しておきたくなる。
けど、言葉ではまとまらない気持ちがある。
わかり
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.5

好きな映画は『きみに読む物語』と『愛を読む人』

英語に慣れるために、作業中映画を流すことをし始めて、
『きみに読む物語』を久しぶりに観た。
本当に素晴らしい物語。
何度観ても胸を打つ。

覚えた英語
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

日常の音に意識を向けたり
静けさの中で響く音があって
普段通り過ぎてしまっていても耳を澄ませば聴こえてくる
たとえ聴こえないとしても振動や波動によって音を感じると言うことが人間にはできるみたいだ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

楽しみにしていた分物足りなさが残ったけれど
息苦しくなく押し付けがましくなくちょうどよかったのかもしれない
ただ、数年後には忘れてしまうかもしれない
衝撃的な話なのに何故か内容が希薄に感じられた

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戦争と女の顔(2019年製作の映画)

4.2

こんなにも静かな戦争の映画を観たことがない。
多くを物語らず、瞳の動きや息遣いから伝わってくるものがあるけれど
どういう感情なのか正確には読み取れない。
抑えられた表現は、身に迫るものがあった。

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ひまわり(1970年製作の映画)

4.0

ソフィア・ローレンが好きだった父は
映画『ひまわり』を観て
卵24個使ったオムレツを食べるのが夢
と言っていたのを思い出した

愛の営みも何気ない日常も奪ってしまう戦争
「ひまわり畑の下にはたくさんの
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

すごく不思議な映画体験だった
駆け引きのようで芯をついていて
ふたりで話してるのに
誰に話してるかわからない
結局自分の中にいる誰かに向かって
話しているだけなのかもしれない
過去と現在と記憶の中の誰
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愛について語るときにイケダの語ること(2020年製作の映画)

4.0

猫っ毛の人が好きとか
奥二重の瞳の奥に優しさを感じるとか
その寂しげな口元がたまらない
みたいな感じで視覚からくる印象で
人を好きになることがあるならば、
体の形で人を好きになることもあるはずで
イケ
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プリテンダーズ(2021年製作の映画)

3.9

世界を変えると言いながら
変えたかったのは自分自身で
いろいろ巻き込みすぎてめちゃくちゃになっていくんだけど
やっぱり信念があって必死になってやってる人の姿には心打たれる

私が刺繍した服を
主人公の
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

この、淡々として何も起こらない小説を
どう映画化するのだろう、それも3時間も…
と思って、興味津々で劇場に観にいった。

だけれども、
淡々としているからこそ、
その奥側にある物語を監督はこう読み解い
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.9

安藤サクラかっこよすぎる

めちゃくちゃに負けないと勝ちたいってならない
ごちゃごちゃ言わずに本気で戦う方がかっこいい

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.3

一定の心の距離を保ち
言葉を選びながら会話をするも
見つめる目線や瞳の中の揺らぎ
微妙な表情で心の機微が読めてしまう

どんなタイミングで人と人は心を通じ合せるのだろう
その瞬間はとても尊いし
瞬間の
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

イタリアの風景と音楽

それにエリオの上半身を観ているだけで
酔いしれるほど美しい映画だった

お父さんの言葉がよくて
観終わったあと
アマゾン巻き戻して観た

「思ってもいない時に
 自然は滑稽な方
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.5

終始涙が止まらなかった
人は愛情がないと生きられない
親でも恋人でも友達でも家族でも
誰でもいいから
愛があることで救われるものがある

子供がいる人生とはどんなものなんだろう
いろんな立場の人がいる
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.4

心の中に大切にしたい空間や生き方、
信念、目の前にはもう存在しない大切な人、
そういうのがあれば実は心は豊かで
立派な家に住みたいとか誰かがそばにいて欲しいみたいな感覚は
なくなってくるのかもしれない
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.5

永遠に続かないことがわかっていても
永遠に続いてほしいと願う気持ち
未来なんていらなくて今に最高の瞬間であったらいい
音と音の狭間で揺れている時のような感覚

懐かしくてむせそうになるし
まだそんな中
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(2017年製作の映画)

4.3

想像すること
耳をすますこと
説明に頼りすぎないこと

余白にある言葉、時間
見えなくても感じる光

カメラが被写体に近くて
目に焦点を当てているようだった
目の揺らぎ まぶたの膨らみから
微細な表情
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.2

海や、空や、花や木や
きれいな星とかきれいな景色を見て
それだけで幸せに生きていられたらいいのに

違う境遇や立場や
いろんな人がいることで成り立ってる社会
違うもの同士がなんとか均衡を保って暮らして
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

宇宙に纏わる映画を観ていると
その壮大さとは裏腹に
人間の小ささ、拙さ、ある種の醜さを
目の当たりにすることが多いような印象がある。
でも、究極的な場所に行くと、
人間の本質が丸裸にされてしまうのかも
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

ジョーの生き方にとても共感した。
それにしてもあまりに不器用でまっすぐ。
恋愛が制作に結びつくことを受け入れられなかったから、
孤独だと彼女は思ったのかもしれない。
でも火が付いたように(毎日ろうそく
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.2

怒りや苦しみ、恨み、憎しみ、人間の欲望、そう言ったものがものすごく詰まっていて
そしてそう言った感情を一つの生き物として表現しているようで
見ていてものすごく苦しかったりして
涙が終始流れてしまう
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.5

夢を見ること
相手を見つめること
自分を見返すこと
ときに盲目的になること
変化を受け入れること
愛の形は変わっていく
変わりながらも続いていくことが素敵なことだと認識すること
愛し続けることはむずか
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

4.1

モリのいる場所は
彼にとっては大きすぎる場所で
俯瞰してみたときとても小さな庭だった

小さな庭も虫や鳥、木々が育ち、
様々な人が訪れ
同じ日は一度もない

どこか遠くに行かなくても
身近なところを見
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

パリの煌びやかで幻想的でウィットに富んでいて滑稽な夢のようなお話。
でも夢みることは自由。
ずっと夢見て生きていたい。
いつでも過去の栄光に憧れるけれど
きっと今が一番いいのだと思っていたくなる映画だ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

最高笑った
安っぽく不自然で一生懸命
こんな風に映画作ってると思うと
嬉しくなっちゃう
映画愛に満ちてる🧟‍♂💖️🎬

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