『グラインドハウス』の存在しない映画の予告編の本編を本当に作ってしまったというもの。メキシコとテキサスの不法移民をめぐる政府の思惑を端にさまざまな人物が敵対して殺し合う。
殺しのアクションが見ていて気>>続きを読む
1990年代前半のアメリカで、ある無職があれよあれよと事件に巻き込まれていく。
事件そのものよりも、仲間うちでの会話のすれ違いや個性豊かな登場人物たちを楽しんだ。しかし後半で事件もきちんと解決するので>>続きを読む
南極観測隊で宇宙人が侵食してきて、どこまで侵食しているかわからず各々が疑心暗鬼になっていく。
説明されている感がないのに、宇宙人の侵食方法がすんなり理解でき設定に無理がないのが秀逸。また、やはり全体的>>続きを読む
いずれも浮気している夫婦が別れて、一年後にまた復縁する話。
妻に浮気されたあと夫はまったく信頼できなくなっており、嫌味をいったり尾行やメールチェックまでする。痺れをきらして夫の浮気を指摘すると反省の色>>続きを読む
自分が病気かもしれないと信じて疑わない歌手の診断結果が出るまでの2時間を描く。
周りの人にそれを伝えても軽く受け止められたり、そもそも伝えられなかったりで自分の中の不安だけが積もっていく。しかし陰気な>>続きを読む
森の愛されキャラ的な存在のポケモンが悪役に狙われて、助けてくれた青年もろともサトシたちのいる40年後にタイムスリップするもそこでも悪役に狙われる。結局はご都合ミラクルパワーで解決。
環境問題がすこし見>>続きを読む
封印をといた少女の心を具現化する世界で、いかにして少女を説得するかという物語。うる星やつら2を彷彿とさせる設定だが、脚本家の首藤さんはもともとプロットを書いたのち降りたそう。
エンテイという伝説さえみ>>続きを読む
火、雷、氷の神が暴れだす理由が不明瞭。玉を元どおりにというがもともとそれはそれぞれの島にあったのであり、なぜわざわざズラさなければならないのか。
まんをじして登場する主題にもなっているルギアのキャラ設>>続きを読む
クローン技術みたいなものの応用で誕生したミュウツーが「自分は何者なのか」「自分はなぜ生きているのか」と苦悶する。みずからを生み出した人間と、それに仕えるポケモンたち、そしてみずからのオリジナルのミュウ>>続きを読む
学生運動がさかんに行われていた1960年代後期の高崎経済大学での闘争の記録。
いまお年を召した方々の言葉遣いは平成生まれからすると世代を感じるものがある。が、そんな彼らが学生時代にも「〜でもって」を連>>続きを読む
WACK合宿オーディションの裏で、おじさんたちがキャノンボールするという物語。
すべてが虚構のシステムであり、どこを取っても多重構造を極めた壮大なゲーム。そんな中で各々が真実を見出していく。たとえばハ>>続きを読む
ホームでのキスシーンや芳岡里帆との橋での会話など印象深いシーンはあれど、それよりも見づらくで疲れるという嫌気が勝ってしまった。BGMを流し続けているのと異常なほどカットが短くセリフが多いのがしんどい。>>続きを読む
カメラで記録することの純粋なよろこびがひしひしと伝わる。ただの映像日記といえばそれまでだが、カメラを買い、対象に悩んだり、記録の性質を考えたり、自慢したくなったりとたしかに生きている「個人」の記録に、>>続きを読む
南アフリカに不時着した宇宙船とエイリアンたちを第9地区に隔離したが、それらを移住させなければならなくなり主人公属する国家機関がどうにかしようと試みる。しかしその途中で主人公の体の一部がエイリアンになっ>>続きを読む
テレビシリーズは未見。同じ商店街の幼馴染みの男女のラブストーリー。男からの好意を変化を恐れて受け入れることのできない女という主軸である。
女が成長したように思えるがそのきっかけはおじいちゃんの都合のい>>続きを読む
1985年くらいの台北に住む悩める男女を中心とした物語。その悩みにはいわゆるラブロマンス的なものもあるが、メインとなるのは当時の台湾の経済や文化を色濃く反映したものであること。
ある種のアメリカンニュ>>続きを読む
アイドルから女優に転身した女性が、世間とのイメージの乖離ゆえに精神崩壊したり事件に巻き込まれたりする物語。
劇中劇も合わさりより虚構性が増していくのがおもしろいと思った。個人的にはインターネットの描写>>続きを読む
その大半はメンヘラ女が鬱々としているだけであり、そこに共感することも関心を抱くこともできずにただ置いていかれてしまった。
中華料理屋のもの、脚本執筆家のもの、それと「セフレとセックスレス」は、登場人物>>続きを読む
9.11で父親を失った子どもが父親の残した謎解きをしながら死を受け入れるまでの物語。
街をかけまわり無数のブラックさんの人間模様に触れるさまがテンポよく展開される。それは不器用に距離の離れつつあった母>>続きを読む
ゾンビ映画の幕開けともいえる同タイトルの作品のリメイク。
兄妹が墓参りにいくが、そのへんの棺桶から死体が生き返っており兄が襲われる。もうゾンビ(という言葉は出てこない)が蔓延しておりたどりついた先のコ>>続きを読む
ワンカットの劇中劇映画と、その劇中劇映画の制作の裏側(芝居)という二部構成。
リアリティの無さに引っかかりながらも、何でもありのB級さを受け入れられるようになってからは主役の女性が血塗れになっていくさ>>続きを読む
ファーストガンダムの31〜43話を再編集したもの。戦争の舞台は宇宙となる。新たなニュータイプが生まれ、またアムロは覚醒し、それは人との繋がりや人生の意義といった哲学的な命題にまで達する。
やはり新たな>>続きを読む
16〜32話を再編集したもの。前作同様にテンポが早いので初見からすると登場人物たちに愛情をもつ間もなくシーンが変わってしまう。やはり最初はアニメ版を見るべきか。
ここにきて「ニュータイプ」というSFチ>>続きを読む
俗にいう“ファーストガンダム”全43話のうち1〜14話の素材を再編集して劇場用に作られたもの。富野由悠季は劇場公開するなら4部構成にしたかったそうだが(結果的には3部になる)一本目が興行的に成功しなけ>>続きを読む
2018年PFF入選作品。主人公が10歳の頃に母親となった若き中国人との記憶をモノローグと期限のきれた8mmフィルムの映像でつむいでいく。忽然と姿を消した「お姉ちゃん」との儚き記憶を、イメージショット>>続きを読む
ハル・アシュビー監督作品。ある家を追い出されることになってしまった、いちども家を出たことのないテレビ中毒の庭師が、経営者と出会い、大統領と出会い、メディアで取り上げられ、世界各国の為政者から注目の的に>>続きを読む
『俺たちに明日はない』より面白かったかもしれない。白人とインディアンの間でどっちつかずに育ってきた主人公の回想物語。両者は対立関係にあり、さまざまな正義の視点を持たされた主人公はだれのことも殺すことが>>続きを読む
コメディアンになりたい男が犯罪してまで一夜の王になる物語。タイトルクレジットのフリーズフレームとラストのテレビ放送でのワンカット漫談が印象的。
どこまでもポジティブ(しかしどこか負い目がある)な人物の>>続きを読む
一番長い特別完全版を鑑賞。ベトナム戦争下、カンボジアから戻ってこないアメリカの大佐を暗殺するべく駆り出されるアメリカ大尉の物語。
ヘリやナパームを惜しみなく準備した戦争アクションシーンが圧巻。そうとう>>続きを読む
EP12 大いなる遺残
押井守監督回。首都決戦へと繋がるその前座。アニメーションのスチール構成で川井憲次さんの音楽が流れるというダレ場。実写なのにアニメと同じことをしている。パトレイバー2の後日談とも>>続きを読む
EP10 暴走! 赤いレイバー
田口監督回。ロシアの軍用レイバーを盗まれそうになり明と塩原が新潟出張。旅館での二人の人間模様はもう少し欲しかった。公安の話題もちょっと出てくる。
EP11 THE L>>続きを読む
EP8 遠距離射撃2000
辻本監督回。来日するロシア高官の護衛に就くカーシャと、かつて師匠であった敵との物語。スコープの視点、淡々とした下準備、スナイパーを構え緊張感のある状態での回想が印象深い。隊>>続きを読む
アメリカンニューシネマの代表作。ここではないどこかに何かを求めて走り出す男女だが、それはけっして気が病んでいるのではなく一貫して陽気である。強盗にとどまらず致し方なく殺人もしてしまうが、彼らには悪気が>>続きを読む
吉田大八監督というと『桐島』のイメージが強いが、今作もその群像劇スタイルを多用する。主人公一家が一緒に登場することが少ないゆえにばらばら感が伝わってきて、ラストシーンのカタルシスが増すという。
主人公>>続きを読む
園子温といってイメージするようなバイオレンスとエロスにあふれた作品。
ほそぼそと熱帯魚のお店を経営していたワケアリ家族。ひょんなことから別の熱帯魚店と仲良くなるが、そこは法外の仕事をしていた。ずるずる>>続きを読む