ギムレットさんの映画レビュー・感想・評価

ギムレット

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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.9

いい例えとは思えないけど、『釣りバカ日誌』を見る感覚に近いんです。サイモン・ペッグとニック・フロストのコンビを見る時の期待値は。
だからまずまず満足します。
その中でも今回は面白かった。
待ってました
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家族はつらいよ(2016年製作の映画)

4.0

東京家族に引き続き観ました。
何もかもがおんなじだけど、全く鮮度が変わらない。むしろ見れば見るほど面白く感じるんじゃないだろうかと思えてくる。監督の作る世界の中で、役者が奔放に演技に興じているかのよう
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東京家族(2012年製作の映画)

4.0

どこか既視感のある日本の風景・家族の風景。
ささやかな風景の中にドラマがあるものだなあと感動しました。

サブマリン(2010年製作の映画)

3.5

100%男子目線の性春映画である。
コンパスでチクチク背中を刺されるような痛みを感じながらも目を逸らせない。男性諸君は、もうこれは私の話なんじゃないかとヒロイックな気分になること請け合いだ。どんな味の
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.5

「こんな筈じゃなかった」と、一度は口にしたくなる日がある。少なくとも私にはある。そして人生のそんな瞬間をフラッシュバックさせられる作品だった。
この作品はただのボーイミーツガールな作品ではなく、人生の
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.0

シンプルで爽快なクライム(コメディ)ムービー
ドラマ性や心理描写はすっ飛ばして、心地よさだけを追求しているとしか思えない。そんだけすっ飛ばしても面白いんだから、そこは脚本と演出の妙技だ。初長編にしてこ
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エリス(2015年製作の映画)

3.0

作品全体に漂う冷んやりとした空気が心地良い。
カメラのピントを合わせるように、遠くの景色が徐々に鮮明になってゆくような感覚。忘れていた記憶を優しくゆり起こすようなデニーロの語りに引き寄せられるように耳
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サウンド・オブ・ノイズ(2010年製作の映画)

2.0

幼児プール並みの底の浅さと、奥行きの無さ。すぐに足がついてしまって、むしろビックリするほど。期待して飛び込むと怪我するぜ。
ショートフィルムは好きだったのに。あそこにはあった真剣な悪戯特有の楽しくもむ
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さよなら、人類(2014年製作の映画)

2.0

現実との距離感が崩壊しかける。私が感じる現実味や共感は何を支点としていたか。でもま、どっちでもいいか的な胡蝶の夢。

愛おしき隣人(2007年製作の映画)

2.5

もどかしい現実への共感と、ちょっと期待したくなる未来への希望。坂本九の「明日があるさ」をふと思い出して、どうしても共通項があるように思えてきました。
劇中の台詞に引っ張られたのは否定できないけれど、そ
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散歩する惑星(2000年製作の映画)

2.0

少し前に、地獄絵図の本が話題になった事があったと思うのだけど、シニカルな中で楽しむ人間味を感じられる点では近いものを感じました。

その夜の侍(2012年製作の映画)

3.0

復讐はファンタジーである。私にとってそうなんです。今のところ強い復讐心を抱くことはないですし、過去の記憶にもありません。現代科学では証明の出来ないものを、現実または仮想の世界で成立させることをファンタ>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

1.0

賞レースは、社会背景を抜きに語れないのかしら。意義に対して能動的か受動的か、その1点だけで、充分。
ラザレンコのように宙を舞う革命者の多きことを望みます。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.0

「これは君のミュージカルだ。」その言葉通り、セルマは自らの役を演じきっていた。拍手や喝采など一切ない幕引き。観客たちの中で彼女は永遠に歌い続けているのだろう。

ゼロの未来(2013年製作の映画)

2.9

何やってんの?開始から疑問があるのはいいのだが、いつか回収されるだろうと期待を込めて進んでいくと、いつの間にかフィナーレを迎える。だがしかし、余韻はあって、案外嫌じゃない。不思議です。
飲み比べて初め
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ムーン・ウォーカーズ(2015年製作の映画)

2.0

筋があってこそのコメディ。物語が進むほどにそれを牽引する要素が曖昧になっていって、ラリっているかのよう。結局はみんな死んじゃえーーー。って、これ誰が得したの?完全放置の徹底した無責任さやん。情の流し場>>続きを読む

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

2.5

ハーレクインが並に可愛くて、
ウィルスミスはウィルスミスで、
思っていたより良い奴らでした。
悪者っていうよりは更生のチャンス逃したヤンキーのような印象。
そして印象だけならジョーカーが圧倒的!

信仰と冒涜の狭間(2014年製作の映画)

2.5

大学の講義だったら「人類の起源概論」みたいな内容でしょうか。
進化論を突然として習う多くの日本人には新鮮な内容かも。深入りせず、あくまでロジカルに展開するので面白く観る事が出来ました。

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.5

生きとし生けるものの中で、人生に涙せぬものがあるだろうか。
心の糧となる作品がまた1つ増えました。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

トリックアートみたい。
眼前の絵が、全く違う景色に変化してゆく。変化を繰り返しながらも、着地点では1つの要素も失われていない。次元を捻じ曲げながら進行を続けんとするその群像をただ1つの絵として額に収め
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.5

ベストアルバムに隠されたボーナストラックみたい。トラック1から聴いた人への贅沢ご褒美特権ですね!
Train Train 走って行け
Train Train どこまでも。

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