YukiJさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

NO(2012年製作の映画)

4.0

暴力の権化であるピノチェト独裁政権を、広告的手法で倒すという荒唐無稽な事実に基づいた映画。映像に時折画質の粗いビデオ風の映像を混ぜる事で、臨場感が増していて面白かった。しかし打倒まで17年も掛かったと>>続きを読む

リマスター: ビクトル・ハラ(2019年製作の映画)

4.5

ソウルフラワーユニオンがカバーした「平和に生きる権利」の素晴らしさに触れ、何時か彼の物語を知りたいと思っていた。彼の声は美しく深い。それを知れて良かった。奥様が、老いて尚真相を追及する姿には感銘を受け>>続きを読む

ニーナ・シモン 魂の歌(2015年製作の映画)

5.0

曲は何度も聞いたことが有ったけど、失礼ながら名前すら知りませんでした。アーティストの中には、溢れるほどの才能を持ちながら、人生がグチャグチャになってしまう方が少なくないのですが、このドキュメンタリーを>>続きを読む

リッチョーネの日差しの下で(2020年製作の映画)

3.7

こういう綺麗な海とビーチと恋の映画、久し振りに観た。とても面白かったし、ところどころユーモアと感激が有って、重過ぎず、エロ過ぎずで絶妙な”青春感”満載。日本でも他の国でも、ヘビーな悲劇を盛り込まない、>>続きを読む

ロマンチック・トラブル(2010年製作の映画)

3.3

結構面白かった。明るくて楽しいお話。トルコの女性は綺麗だね。イスラムっぽさが全然無かったけど、こんな感じなのかな。南ヨーロッパそのもののイメージ。

ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.5

役者が良いし、テンポもアクションも良い感じ。オランダの町でのカーチェイスは、カッコよかった。それとKing Harvestの曲。キーボードが印象的で、ロマンチックなシーンに合っていて良かったなあ。

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.0

お話については、もう二捻りぐらい有って良かった。役者が良いだけに、もう少しストーリーが凝っているともっと楽しめたと思う。アクションがキレているし、シャーリーズ・セロンの傷や痣の感じもリアル。そして何よ>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.0

シム・ウンギョンさんの存在感が、非常に異質かつ鋭利で輝いていて、作品に不思議な味わいを与えている。表情の演技力、圧力が凄いよね。韓国の俳優の力量は凄いな。
対峙する松坂桃李も、抑えた演技からの、ラスト
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ギャングース(2018年製作の映画)

3.0

MIYAVIがカッコよかった。映画化するなら、絶望感をもう少し足しても良かった。でもメシが不味くなりそうかね。でもこの手の作品ならNHKの”詐欺の子”が凄すぎて、どんなに頑張っても、勝てませんなあ。

風に濡れた女(2016年製作の映画)

4.0

ロマンポルノとATGは文脈上繋がっている。でも役者の体型が変わったな。間宮夕貴さんの美しさと真面目さが良い。大人が休日に観るべきおとぎ話のような映画。面白い。

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.5

 マーゴット・ロビーのノリノリ演技も楽しい快作。お話の内容はコミックそのもの。でもアクション、テンポ、音楽全てがハマっていて退屈しなかった。ハーレイ・クインのビジュアルは、スーサイド・スクワッドの方が>>続きを読む

スペンサー・コンフィデンシャル(2020年製作の映画)

3.3

マーク・ウォールバーグって、良い年の取り方をしているよね。年齢を重ねて、時々スティーブ・マックィーンに見える程渋く、カッコいい。お話はやや強引ではあるけど、土曜の午後にのんびり観るには丁度いい楽しい映>>続きを読む

国選弁護人ユン・ジンウォン(2015年製作の映画)

4.0

 そして韓国映画人の主張は「国家はホンマに悪いんやで!!」。正直日本とは政治不信の次元が違うわな。でも流石韓国映画、良く出来ている。二時間超はあっと言う間だった。最後の台詞が良いね。観て損は無い良作で>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

トランプじゃないけど”make America great again"的な側面を持ったアメリカの歴史映画ですね。ケン・マイルズ役のクリスチャン・ベールのレース馬鹿演技が素晴らしい。ブルース・ウェイン>>続きを読む

国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.8

他の人も書いている通り、わずか20年前の自国の恥を、赤裸々に描く映画を作れる韓国映画界って、やっぱり凄いと思う。しかし登場人物の人生が縦糸、横糸として中々上手く編みあがっている様は流石。良く計算されて>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.0

画の感じが好き。日本のアニメの方が、漫画としては良く出来ているけど、この風合いは出せないだろうな。
ストーリーの感じは、手塚先生の漫画に有りそうなヤツ。寓話とSFの混ぜ合わせ方が上手だし、デザインも洒
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天使が眠りにつくとき(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

途中までスピルバーグの「激突」を思い出しながら観ていた。「女の子がイラつく」という評価が多いけど、初めてクスリやって、トリップしている設定を考えると、致し方ない状況じゃねえのかな。一晩でここまでの転落>>続きを読む

弁護人(2013年製作の映画)

4.0

GW初日に観た映画がコレで良かった。
あの廬武鉉大統領の実話映画化。軍政下の韓国の闇と戦う弁護士のお話だけど、その弁護士が高卒から苦学してのし上がった拝金主義者って言うのが面白い。そんな一癖ある役も、
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エンドレス 繰り返される悪夢(2017年製作の映画)

4.0

ただのタイムリープものじゃないあたり、流石韓国映画だと思った。小品だけど、良く出来ている。

GONIN サーガ(2015年製作の映画)

1.0

何故ヒロインが土屋アンナ?小汚いビッチ感、パンツ丸出しのだらしなさ・・・・。憧れの元アイドル感ゼロ。
GONINの殺し屋ビートたけしのおっかなさに較べると、コントみたいな竹中直人。全然怖くない。ヤクザ
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セシボン(2015年製作の映画)

4.5

青春と音楽は切っても切れない。美しいハーモニーとハン・ヒョジュさんの可愛らしさ。これだけで二時間は余裕だ。
お話はよく練られている。最後の最後までじわじわ来て、最後には涙腺が緩みっぱなし。青春は美しい
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.5

 大泉洋はルパン三世だよね。松田龍平は次元+五右衛門かな。北川景子は峰不二子?
 世界が出来上がっている映画シリーズ。すすきのの冬。雪が解けて足元がぐちゃつく雰囲気。食堂の石油ストーブの力任せの暑さと
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消えた16mmフィルム(2018年製作の映画)

3.5

 不思議な映画。シンガポールの”いつか”を切り取った映画。失われ、発見されたフィルムを、25年ぶりに再構成したお話だけど、無音の劇中劇がなんとも良い味を出している。90年代に若者の時間を過ごした人なら>>続きを読む

邪悪なヒーロー(2015年製作の映画)

3.3

 スペインの映画はほぼ初めて。フランスに似ているけど、何というか手触りが違う。スクールカースト最下位系の主人公三人組の、しょうもない成り上がりストーリーである前半が良かった。後半から結末は、暗転かな。>>続きを読む

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.5

ソル・ギョングのカメレオンぶりが凄すぎて、他に何も入って来ないわ。この人力道山役やった人だよね?!オアシスのジョンドゥだよね?!見るたび目を疑う変身ぶり。彼の主演作に”外れ”などあろ筈もない。

唯、
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.5

自分の年代の音楽に溢れていて楽しかった。ストーリーはありきたりだけど、そういう物語を一生懸命作ると、やっぱイイよね。
主人公達のバンドのファッションが、徐々にスパンダー・バレエ化して笑えた。でもギグの
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14の夜(2016年製作の映画)

3.2

大多数の男子中学生の夏休みは、こんな感じにグズグズで、ハッピーな事件はまあ起こんない。タカシの日常も、このハチャメチャな一夜を超えても、特に大きく変わりはしないだろう。メグミのおっぱいも揉めずに終わる>>続きを読む

ハードロマンチッカー(2011年製作の映画)

3.0

 公開当時はクズ映画だと思ったけど、改めて見直すと結構面白かった。友人に下関出身の奴が居て、酔うと喋りはあのまんま。凄くリアルに感じた。全体的に女性の扱いが酷いのがしんどいかね。

ラトルスネーク(2019年製作の映画)

2.9

まあ面白かった。おどろおどろしさが足りないかな。

隠された時間(2016年製作の映画)

3.5

 シン・ウンスちゃんが可愛い。韓国って子役も充実しているね。お話は藤子不二雄・F先生テイストのリアルなヤツ。結構楽しめました。

大好きだから(2017年製作の映画)

3.5

 スカリー捜査官(?)役のキム・ユジョンさんのコメディエンヌぶりが最高。最初はチョイ役のイメージなんだけど、途中からグングン存在感が増して来る。監督さんの計算なのか、これには参った。
 お話も、軽いコ
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鋼鉄の雨(2017年製作の映画)

4.5

二人のチョルウのビジュアル対比が良い。貧相なチョン・ウソン、ぽっちゃりクァク・ドウォン。家族や同胞の為に戦争を回避しようと二人のオッサンが頑張る話だけど、ラス前の二人の会話が切なくて・・・・。最後は涙>>続きを読む

ソウルへGO!!(2015年製作の映画)

3.0

 アメリカの青春映画感に溢れていて面白かった。藤井美菜は、やっぱり可愛いね。

サウスポー(2015年製作の映画)

2.5

 そこまで良くはなかった。数週間練習してそんなに強くなるのか?ちょっとお話が単純すぎる。

シークレット・ミッション(2013年製作の映画)

4.0

 前半の近所のバカ芝居が最高。後半はシンドイ展開ですが、見て損は無しの良い映画でした。でもなあ・・・・それでも同志は、南を認めんやろね。そこら辺の分断具合、溝の深さを感じさせる。

あなた、そこにいてくれますか(2016年製作の映画)

4.5

 人生を振り返って、絶対にもう一度会いたい人。自分のすべてを捨ててでも守りたい人。その役に超絶可憐なチェ・ソジンさんをブッこんでくる。いやあ、これは切なすぎるわ。悩みが実感出木杉英才。”キミに猛ダッシ>>続きを読む