ぐりさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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瞳をとじて(2023年製作の映画)

1.8

私には合わなかった。

人物へのアップのアングルの多さや、暗転きっかけの場面展開の異様な多さ。
わたしには苦手。

あと、
ビクトル・エリセ初心者のわたしには、わからない仕掛けが多くて、楽しみきれなか
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

2.4

HEREに続き鑑賞。

HERE同様、温度感のストーリーが心地よかった。

車に同乗させてくれた女性との会話が、やっぱり距離が近い。
娘さんはお母さんとは宗教的が異なるのかしら。
お母さんが普通のお母
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Here(2023年製作の映画)

2.8

ストーリーがとても良かったです。

外国では、スープかあんなにも喜ばれるなんて知らなかった。スープが、あんなにも人とのつなぎになることに驚いた。

たまたま目に止まった共同庭園にいた、女性とあんな距離
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.0

ストップ・メイキング・センスを観て、たどり着いた。

こちらもカッコ良い。
時代が変わっても、デヴィッド・バーンは変わらず洗練されている。
ステージ全体が音楽だった。

打楽器多め、動きと音楽。
みる
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

3.8

最高でした。
かっこ良すぎて涙が出た。

トーキング・ヘッズを知らなくて、初めてこの映画で観た。
オシャレでかっこ良くて可愛かった。

すごく楽しそうに音を奏でていた。
歌が音楽になっていた。
身体で
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

4.1

4k修復版を初観賞。

すごい映像美。
圧巻というか、映像が強すぎるし美しすぎる。

叙情的なセリフたちは、受け止めるには難解なものが多かったが、映像の装飾と捉えれば十分だ。
名前のない登場人物たちが
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.3

セットと衣装が本当に素敵でした。
おとぎ話のような世界観にすっかり引き込まれた。

映像は作為的であまり好みではなかった。
魚眼レンズ?が多用されていたことにも気が削がれた。
船上のシーンは映画「アネ
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

2.8

ヴィム・ヴェンダース作品。レンタル視聴。

心の機微、距離感が気持ち良い。

大事なものをひとを壊してしまうことの畏怖。
相手の気持ちや考えはわからないということ。
わからないから、傷つけてしまうかも
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レオノールの脳内ヒプナゴジア(半覚醒)(2022年製作の映画)

3.1

期待を覆し、とても面白かった。

お母さんがかわいい。
お母さんの現実や虚像と、神の手が入れ子になり、移り変わり、展開が楽しい。

息子が、最後死んで終わるのはお母さんが喜ばないと思う。お母さんは〇〇
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夢の涯てまでも(1991年製作の映画)

2.8

ヴィム・ヴェンダース作品。レンタル視聴。
とても長い作品。
集中が続かなかったので、また観直しが必要。

ソルヴェーグ・ドマルタンが美しい。
長いロードムービー。変化が面白い。

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.5

PERFECT DAYSに触発され、レンタル視聴。

昔観たが、久々に再視聴。

図書館のシーンで、昔観た記憶がよみがえる。
やはり美しい。
以前観たときも、図書館のシーンが好きだった。

天使から見
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

1.3

レンタル視聴。

昔ながらのアニメの展開のようだった。
中国作品ならではの色鮮やかさを感じた。

内容は善悪がはっきりしていて、共通敵が移ろいながらも明確。
主人公以外の背景がほとんど描かれず残念。
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.8

オープニングから、全員で歩くシーン
かっこいい。

大部分が倉庫のシーン。
長回しの映像、それぞれの群像劇、圧巻の会話の応酬。

ブロンドの踊りながら挑発するシーンなんか最高。

俳優陣の力強さがとて
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

2.6

怖かったぁー
何回もビクッとした。

残忍な攻撃のレパートリーがすごい
見せ方が良い。

ただ、
良くわからない箇所がいろいろあった。
最初に映ってた犯人の後ろ姿と犯人の正体の体格ちがくない?とか
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いちご白書(1970年製作の映画)

3.6

思春期の支離滅裂な心の移り変わりを現す映像がすごく良い。
説明を放棄して、でも感覚に深く届く。

最後の体育館に集まってうつ伏せで抵抗する様、警官に乗り込まれ強引に連れて行かれる映像は圧巻。

映像で
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心と体と(2017年製作の映画)

3.5

ヴィム・ヴェンダースが最近で良かった映画として挙げていたので観てみた。
とても美しい映画でした。

冒頭の雪の降る林のシーン、戯れ合う牝鹿と牡鹿。
白と黒と鹿。
息をのむ映像。
雪の音と鹿の音。
静寂
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.0

事前に、「浮き雲」「マッチ工場の少女」を予習してからの鑑賞。

かなり違っていた。
「浮き雲」「マッチ工場の少女」のときとカメラワークが全然違う。
今回の枯れ葉はかなり好み。

アキ・カリウスマキの象
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浮き雲(1996年製作の映画)

2.0

枯れ葉を鑑賞前に予習のため、U-NEXTで鑑賞。

映像が画角があまり好みではなかった。
ストーリーにも感情移入できず。

枯れ葉を楽しめるかなぁー、、、

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

1.0

前評判をいくつか耳にして鑑賞。
私には合いませんでした。

暗い場面が、ただ暗い。比喩ではなく画面が暗く、人がどこにいるのかも良くわからない。
暗さの中にも明暗があったりとか、色味があれば美しさにもな
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

光が色が美しい。

平山の寂れた生活の映像に、オシャレで洗練された公衆トイレや綺麗な青い作業服が、違和感的に入ってきてすごく良かった。
色鮮やかなホームレスの衣装も。

木漏れ日や平山の夢?、白と黒の
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.0

冒頭の調理場のシーンがとても良かった。

テキパキと仕上げられて行く料理たち。
あれがこんな風に調理され
これがあんな風に調理されていく。

冒頭の調理場のシーンは、ほとんどセリフもなく、美しい調理の
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

1.7

チャーリーとチョコレート工場が好きなので、期待度高めで鑑賞。
撃沈しました…

これは、ミュージカル映画であってる?
子どものお遊戯会みたいなダンスと歌で、目を覆いたくなった。
ティモシー・シャラメの
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正欲(2023年製作の映画)

2.5

新垣結衣がガッキーではなかった。
新垣結衣がこんな顔するんだと、驚いた。

あってはならない感情はない。
いなくならないで。

空間がセリフの合間が心地よい映画でした。
とても印象的なセリフが多くて、
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

2.8

本当に怖かった。

お化けも幽霊も出てこないし、一滴の血も流れないのに、ものすごい恐怖。
レイモンの狂気を隠すかのような、眼鏡と笑顔が怖かった。

自身の狂気を達成するための緻密な誘導。

わたしが犯
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.4

イーニドがとても可愛かった。
服装も、部屋のインテリアも好き。
イーニドが緑の髪の毛にしたとき、とても似合っていた。

イーニドが困ったときに、そこにあると思っていた何かを掴もうとしたときにそれがなか
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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

2.8

映像は終始、シチリアのカラッとした景色と建物たちで美しい。

田舎の牧歌的なニーノの家族。
ジャンニは自身の性的嗜好から陰湿な嫌がらせを受けたり、母親のパートナーから虐げられている。

2人が恋に落ち
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火の鳥 エデンの花(2023年製作の映画)

4.2

とても余韻が深くて長い映画でした。

映像が本当に綺麗で。
手塚治虫の元のイラストの素晴らしさはもちろんあるのだろうが、STUDIO4℃のアニメーションの美しさが、本当に最高だった。


ズターバンが
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

2.9

とても、とても楽しかったです。

インド映画のような、豪華なセットとファンタジーのような派手なアクション。
最高のエンタメでした。


嘘のような特大の、1時間砂時計。
豪華絢爛な建物と猛獣のような番
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アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

3.7

2023/11/3
リマスター版を劇場で鑑賞。
前回初めて観たときは、テレビでの放映を鑑賞。

やっぱり面白い。
戦争などの重厚な題材に対して、軽快な音楽が心地よい。

衣装も良い。

ユーゴスラビア
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ドリー・ベルを覚えているかい?(1981年製作の映画)

2.7

アンダーグラウンドの監督のデビュー作が同時上映されていたので鑑賞。

最初のシーンが美しく、つまらない日常が良く伝わる。
少年の真っ直ぐさや反抗心や弱さとか、とても繊細なストーリー。

1人の少年の心
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

2.2

原作が好きなお話だった。

原作はもっとふわふわとしたお話のイメージで、映画では主題がはっきりと表現されていた。

全体的に好きなタイプの映像ではなかったが
街の風景が、どこにでもありそうな、だれの私
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福田村事件(2023年製作の映画)

1.0

豪華な俳優陣と表面的な展開。
衝撃的なクライマックスを前に、村民たちのパーソナリティを説明するためであろうシーンが冗長的。
様々な登場人物が一面的で表面的。

衣装やヘアメイクは素敵でした。

ソウルに帰る(2022年製作の映画)

1.8

フレディ役の俳優さんが魅力的だった。

ストーリーが説明的なのに、フレディの変化する部分や変化しない部分の表現があっさりしていた。
ゴテゴテしているのに、深みのない印象。

フレディが踊るシーンやナイ
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オオカミの家(2018年製作の映画)

2.8

こんなストップモーションアニメは観たことがない。
これはもう、映画というよりアートだと思う。
映像による現代アート作品を鑑賞しているような感覚だった。

絵が流れていくストップモーションや、立体が作ら
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