すけきよさんの映画レビュー・感想・評価

すけきよ

すけきよ

処刑人II(2009年製作の映画)

3.5

今回は、勧善懲悪ベースながら、模範犯罪者、しいてはとある組織を潰すという事で、しっかりとしたベースのある、ある意味堅固な作品となっている。とはいえ従来の銃撃戦もよりパワフルになっていて、しっかりと楽し>>続きを読む

処刑人(1999年製作の映画)

3.0

クールでもないけれど、いいかげんに熱い血潮の信徒による、悪烈者を殺戮していく物語。カッコ良くはないし、むしろダサいのだけれど、悪者を誅殺していく姿は、むしろ清々しい。ロッコのつまらないギャグや、鈍臭さ>>続きを読む

四十四にして死屍死す(2023年製作の映画)

2.5

マンションの共用スペースに謎の死体が見つかり、事故物件化による資産価値の下落を恐れた住民達が、気づかれないように死体を処理してしまおうとするブラックコメディー。貧相なギャグや出来事の連発で失笑するも、>>続きを読む

NEXT -ネクスト-(2007年製作の映画)

2.1

ニコラスは結構駄作に出演している。この作品もその一つ。2分先という微能力風情で世界が救えるかいな!と思うけれど、あほなFBIがその能力を過大評価して、結局救ってしまう。おねーちんをナンパするくらいにだ>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.5

不登校生徒の居場所に準ずるのがガラスの城。架空のいわば福祉施設。架空のいわばフリースクール。辛い出会いが人格を破壊するが、治療に効果があるのは良き出会いでもある。ガラスの謎を解き明かすよりも、彼らが背>>続きを読む

ダイ・ハード/ラスト・デイ(2012年製作の映画)

3.1

ネタ切れの焼き直しやり過ぎ感は強いものの、まあ、シリーズファンなら許します的な作品。初期に比べて、ハラドキ感はまったくなく、銃撃、破壊シーンの連続で緊張感もない。まあ、それはそれでスキットしてしまうか>>続きを読む

127時間(2010年製作の映画)

2.0

実話だから加点したいところ。岩に腕が挟まり、脱出できなくなった男の、脱出までを描いた作品。


退屈だった。走馬灯も別に面白くもない。唯一グロシーンだけが山場か。

退屈だった。孤独感も微塵も伝わって
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.0

響けユーフォのスピンオフ。オーボエとフルートの少女の真摯な愛情とすれ違い、再生を描いている。

美しい。

ひたすら美しい作品。

技術的にも、流石京都アニメーション。隙がなく、柔らかに仕上げている。
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アメリカを売った男(2007年製作の映画)

2.5

スパイを暴くスパイもの。
どのようにKGB側のスパイが情報を得、流出させていたのかが全くわからないうえ、暴く側のスパイがドヤって証拠をつかもうとしていたかのシーンもほとんどないため、ストレスの残る、つ
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モスキート・コースト(1986年製作の映画)

3.5

反文明社会。個人的家族主義。自然主義。いっとき先進国で見られた発想だ。それに、家族内の親子の葛藤、信頼、尊重、離反が描かれている。

物語は製氷機の発明やら、ジャングルでの生活、海岸での避難生活、オメ
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.0

母を想うこころ。母を信じるこころ。しっかり者なのか、愚か者なのかわからない母ではあるが、息子を愛する気持ち、息子を通じて、亡き夫を思う気持ちはとても大切にしている。そこに付け入る男たちのまた酷いこと!>>続きを読む

ある日どこかで(1980年製作の映画)

2.5

時空を超えた愛!なんて仰々しいかな?
素朴な方法でタイムワープしたスーパーマンが美形彼女と出会い、愛をはぐくむ。しかし、それは

みたいなありがちなお話。シンプルで悪くはないけど、ストレート過ぎて物足
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レッド・サイレン(2002年製作の映画)

2.5

ロボ!メガトンパンチだっ!

がぁっ!

メガトン級の銃撃戦なんだが、煙とヒカリだけで何が何だかわからなかったなぁ。

レオンのマイナーチェンジ版か。

退屈はせんよ。分かりやすいし。深掘り厳禁な作品
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BIUTIFUL ビューティフル(2010年製作の映画)

2.0

口の中が泥臭くなるようなバルセロナの貧しい底辺の世界を舞台に、がんによる余命を宣告されたアウトロー中年の苦悩と苦闘を描いたくらーい作品。
ひたすら重くて地味な展開が長々と続くもので、時間が長く感じて退
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劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

4.5

若干駆け足気味ながら、先輩となった久美子達の喜びと苦悩を等身大に描ききっていますよ。相変わらず動画や背景は素晴らしいな。

劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2016年製作の映画)

4.2

音楽の世界は協力関係のみにあらず、熾烈な技術競争の上に成り立つ。学園ドラマにありがちな仲良しこよしオンリーの世界をやや逸脱している点は評価できよう。また、この作品が、吹奏楽の楽しさ、厳しさ、個人技術の>>続きを読む

イーオン・フラックス(2005年製作の映画)

2.5

パターンはリベリオンと同じ。こちらは綺麗な八頭身のおねーさんが主役で、戦闘シーンは、ダンスを見ているよう。複雑と思しき展開はあるものの、結末は予定調和的だから人気ないのかなぁ。ラブラブネタだし。愛は人>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.9

こういう、アメリカのサスペンスものには見過ぎて耐性があるものと勘違いしていた。タワーの落下シーンや、排気口のスリル溢れる展開にドキドキしたわ。久しぶりやなぁ。このシリーズはやはりハラドキが上手いと思う>>続きを読む

ぜんぶ、フィデルのせい(2006年製作の映画)

3.5

父に見習い娘も左翼である。その経験から発想した作品である事は想像に難く無い。サヨク、カクメイ、ダンケツ、カクコウゲキ、チュウゼツなどの片言を抵抗しながらコミカルに覚えいく。基本は今の豪奢な生活の質が下>>続きを読む

リベリオン(2002年製作の映画)

2.0

感情を抑制された独裁世界に敢然と立ち向かう勇者!
てことか。
まあ、これもアメリカらしい映画だわな。極端なんよ。だからなんだかシラけてしまう。
荒唐無稽のアメリカン万歳的なやつで。
ストーリーだけじゃ
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

2.0

やっぱりアメリカらしい作品ですな。ダブルエントリーシステムや、ロボットに個性を持たせたり、糞クドイ戦闘シーンや、糞壊しまくる街並みとか、糞荒唐無稽とかね。

CGも映像も無機質に凄いが、ワタシは嫌いで
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ロミオ・マスト・ダイ(2000年製作の映画)

2.5

テンポ良くてカンフーもそれなりにたのしめたんだけど、あの、娘とのカップルカンフーはないわ。引いたわ。せっかく繋いで来た緊張感がぶっ飛んだわ。

黒幕も、ラストの死闘も予想通りで、つまらなかったし、エン
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ユナイテッド ミュンヘンの悲劇(2011年製作の映画)

3.0

悲劇からの復活。イギリスらしく静かに熱くなれる作品。23名の尊い犠牲を乗り越えて歴史は刻まれる。

素晴らしい佳作

バンコック・デンジャラス(2008年製作の映画)

2.5

耳の聞こえない薄幸な女子が彼を変えたんよ。完璧でクールな殺し屋がドツボふんでしまう。しかも弟子まで取っちゃってさ。それにいたる精神の機微を描かないと、最初のクールさが超陳腐になるやんか。まあ、割り切っ>>続きを読む

テンペスト(2010年製作の映画)

2.0

舞台劇をわざわざ映画化するのだったら、思い切って、手を加えたり、台詞を改ざん😆したり、ドラマティックにしたりしないと、意味不明になるような気がします。この作品もまさにそれで、舞台劇の要素が強すぎて、映>>続きを読む

悪いことしましョ!(2000年製作の映画)

2.8

麻薬王
知的なゲイ
感受性豊かな根性無し
短小バスケットプレーヤー
などなど
美人悪魔が夢を叶えたらかならず、馬鹿な結果になる男の夢物語

悪魔役の女性が美人で、おしゃれだから、余計に男の馬鹿さが際立
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ハンナ(2011年製作の映画)

3.5

評価は悪いようである。矛盾があるだとか、中身がスカスカだとか。それはあまり気にせずみれました。シンプルな設定にシンプルな変形勧善懲悪は悪くないですよ。まあ、一発消化型のb級作品ですがね。ただ、敵のおっ>>続きを読む

デッド・カーム/戦慄の航海(1988年製作の映画)

3.5

シンプルな海洋サスペンス。水の中のナイフと同じで、出演者も3人。ナイフを現代調にマイナーチェンジ?したものか?まあ意識しているのは確か。ラジカセの音楽と海の音だけがBGMで、それがなかなかの緊張感を生>>続きを読む

ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路(2010年製作の映画)

2.9

才能がありながら、男性優位社会のために、日の目をみれず、政治や芸術から去らざるを得なかった女性たちを、モーツァルトの姉を中心に描いた作品。灯りを当時のものに極力近づけて、撮影されているため、冬季も合間>>続きを読む

アダプテーション(2002年製作の映画)

2.1

挑戦せにゃいかん作品。一筋縄で行くと、ただの暗ーいよくわからん、気持ち悪い作品。思い切って飛び込めば、それなりに楽しいのだろう。そんな作品にいちいち挑戦などしていられない。アカデミー賞かなんだかしらな>>続きを読む

セレンディピティ(2001年製作の映画)

3.5

彼女彼氏が居ながら出会い、婚約者が居ながら再会し、運命とやらを信じて、最終的に結ばれるカップル。彼等にいわせれば別れるのもまた運命なのかっ!

とまあ批判はままあれど、

ラブコメだから、軽ーく楽しん
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三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(2011年製作の映画)

4.0

おもろいやん!展開もスピード感があって、退屈しなかった。確かに、飛行船とかまるで、時代考証無しの反則技だけど、楽しければそれでいい。三銃士に新たな仲間もユニークだし、個性が立っている。ミラコビッチは貧>>続きを読む

リアル・スティール(2011年製作の映画)

3.5

ボクシングものにハズレなし?いや、そんな事ないかな?新しいパターンを作りにくいボクシングもの。今回は戦うのは近未来ロボット!見る前はあかんやろ?思ったけど、主役ロボットのフォルムや置かれていた環境が、>>続きを読む

ロバと王女(1970年製作の映画)

2.4

王妃が亡くなったから、後添えは、自分の娘にしちゃおうという、アホな王父君を持つ美しい娘のてんやわんや、なんちゃってミュージカルファンタジー。近親相姦という概念の無い青組、紅組、黄色組をまじえて、プチし>>続きを読む

バックマン家の人々(1989年製作の映画)

2.5

仕事馬鹿
教育馬鹿
無駄遣い馬鹿
スピード馬鹿
親バカ
オナニイ馬鹿

全て男は馬鹿である、大家族ホームドラマ。コメディーとしては全然面白くはないので、真面目な方のドラマとして見た。

その馬鹿を支え
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