すけきよさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

パリよ、永遠に(2014年製作の映画)

4.0

ドイツ人のベートベン交響曲第七番 第二楽章 ナチのフルトヴェングラー指揮の引き摺るような暗い演奏は、ナチスの凋落と混乱を示唆していた。

パリ市街爆破作戦に出ようと狂ったナチを説得するのはパリ育ちのス
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大菩薩峠 竜神の巻(1960年製作の映画)

3.0

3部連作の中間作。よって盛り上がりは少なめ。天誅組に巻き込まれて失明してしまい、剣に翳りが見えるかと思いきや、かえって太刀筋が見えるがごとき動きに驚いた。ただ、私は、それが漫画みたいで、リアリティが欠>>続きを読む

シャトーブリアンからの手紙(2012年製作の映画)

3.5

硬質な雰囲気の作品。ナチスによる報復フランス人大量殺人を殺される側を中心に描いており、情緒的になりがちなところ、冷徹に、また客観的にまとめ上げている。このため、リアリティが強く、見るものを現実と錯覚さ>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

2.5

長い。疲れた。その割に面白くはない。独特の雰囲気はあるのだけれど。後半は読心術詐欺サスペンスが入ってやや楽しめた。

大菩薩峠(1960年製作の映画)

3.5

クールな悪剣の達人を市川雷蔵が演じる。三隅監督ならではの最小限かつ少しシュールな演出がさえ渡る。文句なしにかっこいい。

ファイナルガール(2015年製作の映画)

2.5

組織の目的や背景は全く分からないけれど、彼女が一人また一人、タキシード男をやっつけるシーンはなかなか良かった。確かに内容は無いけれど、眺め見にはちょうど良い?一作😆

ムカデ人間(2009年製作の映画)

1.1

これを名作と呼ぶ向きもおありだが、私は否定派です。うん◯を女子に食わせる作品やん。変態映画は時に名作になりうるが、そこに錯綜した侘び寂びがある場合であって、これにはまったくない。監督にう◯ち食わせたく>>続きを読む

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.5

清々しい春の風のような楽しい映画。あえて白黒にして、1935年の禁酒法時代の雰囲気を出している。撮影では長回しが比較的多く、テイタムの素晴らしい努力が実を結んでアカデミー賞受賞となった。見事なラストシ>>続きを読む

抱きたいカンケイ(2011年製作の映画)

2.5

裕福な馬鹿息子と娘の関係がセックスフレンズから本当の恋人にマイナーチェンジ😆するまでのあほないちゃいちゃや喧嘩や嫉妬を描いたストレートなラブコメ。
主役がナタリー級のかわい子ちゃんでなかったら即ゴミ箱
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男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971年製作の映画)

3.5

備中高梁初回ロケの回。後家殺し、いや殺され時代の寅さんで、崇高美人池内淳子がマドンナ。喫茶店のママだから、無理やりコーヒーを注文する姿が可愛らしいが、飲んでるシーンはない。珍しく振られず、自分から勝手>>続きを読む

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.4

精神の怒りのパワーが奇形児を産み残虐な……

夫婦関係の破綻

宇宙人的な奇形児

ラストに燃え盛るパワー

監督の面目躍如

キモいシーンは少ないながら、出た時はなかなかキモいです。

やるなぁ。

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

3.5

若尾文子は高嶺過ぎて、なんだか寅さんだけでなく、とらや自体に違和感のある存在に思えた。本筋よりも、宮本信子や森繁とのエピソードが印象的ですてきな話だった。若かりし宮本信子はとても可愛らしいのに驚いた。>>続きを読む

カタリーナ・ブルームの失われた名誉(1975年製作の映画)

3.5

ペンは剣よりは強し!ただし過ぎたる時は剣が勝る!みたいな?

報道の自由の名を借りて、いい加減な記事を書き、世論を巻きこんで個人の生活を破壊するのは今でもかわらない。

アホに権力与えたらあかんちゅう
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怪奇!! 幽霊スナック殴り込み!(2005年製作の映画)

1.1

ハンディービデオカメラによるほぼ自主制作b級作品。ストーリーはお化け以外はマトモな極道クライムストーリーで、コミカルなシーン、ネタも割合少なめ。ただ、あのふんどしお化けは怖かった!また、総じて一生懸命>>続きを読む

パラダイス・キス(2011年製作の映画)

1.3

わ、わざとやってる?台詞、演技、演出、衣装、音楽全てがクサイんですけど?なんか悪いもんたべたんか?幼稚な低学年用の少女漫画を大人がやっている感じ。学芸会オトナ版みたいな。北川景子はブルーの衣装がよく似>>続きを読む

サクリファイス(1986年製作の映画)

4.0

鳥の様に急ぎ、魚の様にだまる。犬の様に唸り、蝉の様に生まれ変わる。

人は必ず何かを持っている。それは物質とは限らない。また、信じることが事実となる。

だから、息子の声を信じ、戦争を回避するために、
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60歳のラブレター(2009年製作の映画)

3.0

60前後の年齢層に突き刺さる作品。愛のない夫婦、病気の夫婦、先立たれた男、結婚に縁がなかった女達が繰り広げる熟年模様。ベースは愛だが、きったはった的なものにはなっていない。とりわけ井上順の堅物の敗北医>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.8

ふたりの奇跡は愛によって生まれるな。

思いだせ!

ダサいよな。人間のラストは

私たちの曲だ

ダサいよな。老いることは

しかし、これは、素晴らしい、ザ、老いるショックな愛情の物語

である。
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ノン子36歳 (家事手伝い)(2008年製作の映画)

3.0

本当のダメジンばかり。物語にもあんまり起承転結はなく、だらだらと、喧嘩したり、殴られたり、エッチしたり、詐欺られたりしているだけ。ただ、その雰囲気は好き。オスのひよこも卵界ではダメジンで、皆殺される運>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

2.6

実にアメリカ的恋愛sf。能天気論理無視なんでもありのアリなし映画作品。ケイトは可愛らしい。破天荒な女性には他にない魅力があって、この作品もそう。ジムキャリーはいつも笑えないんだが、ケイトのお陰で最後ま>>続きを読む

男はつらいよ ぼくの伯父さん(1989年製作の映画)

4.0

ついに、寅の恋ネタがなくたった巻。渥美さんの体調も悪くなってきたのか、動きもなく、台詞にもキレがなくなって来て、見ていて痛々しい。しかし、泉ちゃんとの恋バナに対するアドバイスやフォローをする姿は、新し>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

信じる事は。みたいな。天に軌道がある如く、人それぞれに人生がございます。とかくありがちなのが親の意向、思い込み。厳しい頑固な目上の者達に囲まれ、自己の欲望を追求仕切る人間がどれだけおりましょうか?>>続きを読む

忠臣蔵 櫻花の巻菊花の巻(1959年製作の映画)

3.1

片岡千恵蔵オンパレードな忠臣蔵。その割に、エピソードが少ない気がした。脇も比較的地味で物語にもアッという膨らみはない。ひたすら、3時間、千恵蔵の重厚な演技を見せられてる感じ。まあ、それはそれとして意義>>続きを読む

HOTEL ホテル(2001年製作の映画)

3.0

ホテルの緑色の瞳が愛を拒絶する時、双子の幼児が命を奪い、ヨルの明かりが真っ暗な中を死を求めて彷徨い、乳房から滴る乳が男の首をしめ、死にたくないはずの君の右手がカーテンを真っ赤に染めて、近眼でない眼鏡の>>続きを読む

エル・マリアッチ(1992年製作の映画)

4.0

スーパー低予算スペシャルわくわくムービー😆スタッフを役者に兼務させ、可能な限りフィルムも節約して、アフレコで作り上げたのに、なんだこの凄い感は?ストーリーはややええがげんな所があるモノの撮影や編集が上>>続きを読む

リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)

4.0

いいなぁ、イギリスのコメディーは。アメリカと大違い。ウィットが効いていて、糞な下ネタもないし。

ランボウになりたかった少年と、映画監督になりたい少年のおバカで温かい交流を描いた一作。内容も素晴らしい
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デッド・ウェディング 鮮血の花嫁(2016年製作の映画)

1.2

パッケージ詐欺。オーソドックスな新鮮味の無いゾンビ。エロシーンすらない。

陸軍中野学校(1966年製作の映画)

3.5

雷蔵の抑揚の無いナレーションと演技が光るクールな名作。スパイ教室等今では少し陳腐な内容は否めないモノの、タイトな作りが補って余りある。小川真由美は綺麗だけど顔がデカい思う。EHエリックは懐かしいな。

殺し屋アンナ(2014年製作の映画)

1.5

横山美雪みたさにみたがみたされなかったみたい😭

地獄に堕ちた勇者ども(1969年製作の映画)

3.0

壮大過ぎて分からねー。何処がいいんだか。ひたすら退屈。貴族にはなれないわ。

四十九日のレシピ(2013年製作の映画)

3.3

人は多かれ少なかれ、誰かを踏み台にする。しないと生きられない。問題はそこに、優しさがあるかないかだ。踏み台にする事を意識し驕らず、される事も意識し恨む事なく。この作品はそんな大切な

うまくいく

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少女(2016年製作の映画)

2.5

山本美月と本田翼が好きですのでマル!

とはいかず。

なんとなく、台詞回しがクサくて辟易何度も。はなしもいったりきたりでわかりにくいけどわざとなんだろうな。疲れたわ。因果応報がよくわからない。

男はつらいよ 知床慕情(1987年製作の映画)

4.2

美保純がなかなかいいコントをやってくれてありがとう。
イッセー尾形の真面目ドクターありがとう
笹野高史のいやみな大谷大嫌い
関敬六さんいつもありがとう
淡路恵子の男前っぷりありがとう
竹下景子の可愛ら
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