くぅーさんの映画レビュー・感想・評価 - 105ページ目

くぅー

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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.3

シュールに2017年初笑いに選んだつもりだったが、終盤に向かうにつれ、笑えなくなりエグい余韻で見終えてしまった。
そう、某トランプ氏が大統領として台頭してしまったこのご時世・・・各国が平和をさておいて
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インビテーション/不吉な招待状(2015年製作の映画)

3.1

これも衝撃のラスト的なキャッチコピーだったが...
不穏な違和感を引き摺る演出は実に良かったが、ネタばらし的に見せた映像から結末は予想できる訳で、結局は力技になるのかってな感じで、驚きは無かった。
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真田十勇士(2016年製作の映画)

3.2

圧の強い大河ドラマな真田丸に対し、あえて軽やかに真田幸村を描こうとする本作の試みは買いたい。
よって、賛否は必至だが、合戦のシーン等、映画らしい見応えは充分。
ただし、肝心の十勇士の描写がやや雑で、キ
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.6

アカデミー賞脚本賞にノミネートされたってコトで、興味津々に見始めたが、シュールな世界観とそれを煽る不穏な音楽がブラックな余韻へと容赦なく導く(笑)
まるで独身は罪的な設定で、恋愛推奨と恋愛禁止の二つの
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.8

my映画館2016#98>いい意味でメジャー級の邦画だった・・・つまりは大河ドラマ風の出来過ぎ感で、逆に物足りなさもあったが、あの出光興産産みの親の出光佐三氏の士魂商才の生涯記は充分に楽しめましたね。

土竜の唄 香港狂騒曲(2016年製作の映画)

3.3


my映画館2016#100>まぁ、酷評するにはバチ来ーいな作品だが、それをしたらヤボだよな・・・そう、年末年始には必要な、いい意味のおバカ作品。
下手な芸人を使わずに、実力派俳優達がえげつなく楽しん
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.0

my映画館2017#1>そんなラストに持って行くとは・・・確かにタイトルに偽りナシ。
まぁ、この訳ありだらけの設定には賛否あるかもだが、それでも伏線を生かしまくる脚本は巧みで、様々な深き母親愛はキッチ
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本能寺ホテル(2017年製作の映画)

3.8

my映画館2017#3>予告編にはピンと来なくて期待してなかったせいか、設定が似てる『信長協奏曲』よりはいい余韻で見終えた。
ただし、タイムスリップ物や歴史物としてのツッコミ所はあるし、肝心の綾瀬はる
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キセキ あの日のソビト(2017年製作の映画)

3.7

my映画館2017#8>Greeeenのファンではないが、それでもこれはファンは必見の内容だろうと言えるし・・・そんな余韻も清々しい。
まぁ、王道の展開で、正直、作品としてはヌルさもあるが、まだ活躍し
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

3.4

my映画館2017#2>ゲスな野郎共は行方不明になってしまえ!・・・ってな男達への復讐ってテーマを、ローカルにポップにミクスチャーして見せつけられたが、女性が見ると爽快なのかな(笑)
高畑充希、相変わ
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.8

ベン・アフレック様、もうバットマンをする必要はないだろう・・・そんなツッコミしたくなる、新たな無敵の男の登場にニヤリ。
まぁ、暗さと既視感は気になるが、ディープな切り口でパーフェクト・ヒューマンを目指
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.9

my映画館2017#7>あの『マトリックス』や『インセプション』を見た時の様な映像インパクトにニヤリ・・・って、まるで騙し絵の館に入った感じか。
ただし、展開的には疑問はあるが、序章だからやむを得ない
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セル(2015年製作の映画)

3.3

苦手なジャンルだが、久しぶりにスティーブン・キング原作が見たくなり、映画館へ。
携帯電話が原因のゾンビ・パニック的な内容は、現代社会への警鐘だろうが、因果関係をうやむやにして、やはり終盤に思い切りB級
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

my映画館2017#6>スコセッシ監督入魂の約3時間、神についてどっぷり考える・・・と言っても、苦しい時の神頼み程度の自分で、でも、そのスタンスは鑑賞後も変わらない。
そう、信仰はそれぞれの心にあれば
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.6

my映画館2017#11>やはりあの3.11の停電時を思い出さざるを得ず、あの時は数日で済んだが、先の見えない約2年半はキツいなぁと。
ヒューマン・コメディではあるけれども、家族の絆を筆頭に、様々な物
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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

3.8

my映画館2017#20>実話ネタなので見に行き、前半の過剰な“ピッチ・パーフェクト”感に閉口しつつも、終盤はさすがに巧みな仕上げを見せ、思わずグッと来たりして。
やはり、努力し続ける青春の輝きはいい
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恋妻家宮本(2017年製作の映画)

4.0

my映画館2017#9>熟年夫婦の危機絡みながら、とても優しくなれる作品で、正しさよりも優しさを語るシーンは全世界に発信して欲しいかも。
そして、そんなエンドロールが素敵でしたね。
鑑賞後に、ベタに久
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.8

my映画館2017#21>凄まじい緊迫感のドキュメンタリーとは違い、こちらはあのスノーデンの人間臭さをドラマできっちり見せる。
彼は愛国者だったのだが、安全と自由と、そして、愛する者との間で悩み、出し
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.8

my映画館2017#24>うわっ、キングコング、デカっ・・・最初にそう思わせた時点で、この作品の勝ち。巨大生物の黙示録って副題にしたいぐらいで、正に迫力満点の怪獣活劇を純粋に存分に楽しみましたね。
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14の夜(2016年製作の映画)

3.7

my映画館2017#12>青春(性春)の衝撃的な一夜を描いた本作、あの'80年代後半に青春した者としては、あんな夜は無かったけれども、頷きつつニヤニヤ楽しめた。
ただし、幾つかのエピソードが放りっぱな
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.9

my映画館2017#25>あった様でなかった、宇宙船での二人だけのロマンチック?な作品、そう捉えれば充分に満足の余韻。
ただし、SF面や倫理面では異論があれこれ出そうだが、宇宙空間での1年のガチな孤独
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楊貴妃 レディ・オブ・ザ・ダイナスティ(2015年製作の映画)

3.2

ああ、なるほど、あの楊貴妃を描いた大作なのだが、これはもう楊貴妃演じるファン・ビンビンの美貌と美しい映像に尽きるでしょうね。
波乱万丈であるはずの展開が薄く感じてしまうほどに、とにもかくにもファン・ビ
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グッドモーニングショー(2016年製作の映画)

3.3

まぁ、いろいろとツッコミどころは満載なのだが、ワイドショー的なニュース番組の裏側を明かすので、興味津々で見入ってしまうのだった。
『マネー・モンスター』の邦画版って言ってしまえば強引だが、“踊る”のス
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トリプルX:再起動(2017年製作の映画)

3.3

このシリーズに思い入れは無いけど、ドニー・イェン見たさだったので、満足。
ヴィン・ディーゼルが楽しそうなのが印象的だが、どうしてももはやワイルド・スピードと被る。
まぁ、猛暑に何も考えず見るには最適で
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

my映画館2017#15>冒頭からミュージカル全開で、そのまま突っ走るのかと思いきや、その後はバランス良くドラマの中に配分し、そんな展開も終盤にはビターにもなるので、ハッピーな歌劇を期待するのは禁物。>>続きを読む

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.1

my映画館2017#16>設定が設定だけに構えて見に行ったが、かなりの良作の余韻にはなっていた。
エピソードをいろいろと詰め込み過ぎな感もあるけど、実に優しくいい感じに消化させてたし、新しい魅力を見せ
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ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

3.4

my映画館2017#27>あのJFK暗殺後の妻ジャクリーンの迷える4日間で、不穏な音楽に地味な内容ゆえに、覚悟して御覧あれ。
しかし、孤独の中でも強さはしっかり描かれ、やはりナタリー・ポートマンに拍手
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.4

my映画館2017#29>見事に感涙してしまいましたね、この実話には。
あれこれ語ると陳腐になるので控えますが、正に百聞は一見に如かずで、自分に置き換えて見て頂きたいですね。
しかし、彼は迷えるライオ
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アサシン クリード(2016年製作の映画)

2.4

マイケル・ファスベンダーにマリオン・コティヤールらのキャストに惹かれて鑑賞したが、ほとんどゲームしない人間なんで、この世界観が厳しかった。
ごめんなさい、まどろっこしい設定は疲れる最近(笑)

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.9

my映画館2017#32>ジャンキーな疾走感が強烈だった4人が20年ぶりに帰ってきた・・・が、老けて貫禄がつき、疾走感は迷走感に変わり、やっぱコイツらは簡単には変われる訳ねえかと、思わずニンマリ。
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3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

4.2

映画館2017#34>差し合いが凄かった前編から一転、愛と成長の濃密なドラマでした。
よって、対局少なめが賛否かもだけど、まだ続きが見たいし、将棋の映画と言ったら本作になる余韻になってます。

3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

4.0

my映画館2017#22>原作マンガは知らずも、昨秋の『聖の青春』に引き続き、将棋の闘いにじわじわ熱くなる。
魅力的なキャストで、流石に大友監督はツボをきっちり抑え、後編に期待。

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.3

my映画館2017#30>今回も攻殻機動隊は知らずに挑戦したが、わざとメリハリを少なくしたのか、何だか全体的に共感しにくい余韻で、原作未読が裏目だったか。
人間の時のパートをしっかり見たかったし、もっ
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