タバス子ちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

タバス子ちゃん

タバス子ちゃん

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Winter boy(2022年製作の映画)

3.3

父親が急死したゲイの青年が“復活”するまで
新星ポール・キルシェと選曲がすてき
「涙の後には喜び 冬が過ぎれば花の季節」

かぞく(2023年製作の映画)

2.0

みんなセリフ回しが下手…他の出演作ではうまい人たちだから演出なんでしょうけど
説明ゼリフはもっと削った方が良かった
まあodessaで何とか聞き取れるようなセリフや音が多かったから映画館で観て良かった
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唄う六人の女(2023年製作の映画)

2.0

人間関係に問題を抱える人たちが一般常識の通用しないメタファーだらけの村で奇妙な体験をする和製ミッドサマーなのにほとんどセリフにしてしまうし画がずっとちょっとずつダサくてもったいないなあという印象
特に
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怒り(2016年製作の映画)

3.7

風俗店で働いていた愛子、ゲイの優馬、男関係でトラブルを起こした母親と夜逃げ同然で沖縄へやってきた泉
彼らの前にそれぞれ現れた前歴不詳の男
彼だったらこんな自分でも側にい続けてくれるかもしれない──
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悪の教典(2012年製作の映画)

3.1

生徒や同僚から絶大な人気を誇る英語教師ハスミンこと蓮見はサイコパスでした
モンペや問題児は殺すぜ〜!
映画好きじゃなかった高校時代にこの映画が流行ってからわたしのあだ名がハスミンになったんですけど、え
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ハロウィン・キラー!(2023年製作の映画)

3.7

16歳の誕生日を迎えた少女たちを16回刺して殺した連続殺人鬼
35年後に蘇り、ジェイミーの母を刺殺
連続殺人前にタイムスリップしたジェイミーは母を救うため、事件を防ごうとする
80年代の性・人種差別に
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市子(2023年製作の映画)

3.7

「うち、本当は…」
「うち、人を…」
そんなことなかろうと聞き流された弱音
存在しないことにされた市子
彼女の真実が半永久的なメディアたる映画に刻まれ、その名がタイトルに掲げられる
見て見ぬフリしてき
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ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(2023年製作の映画)

4.4

かつて愛し合った男性たちが25年ぶりに再会
かつては父、今回は息子、“家族”(という制度)が障害となる
主演2人はもちろんのこと、4人の若手俳優が息を呑むほど官能的で美しい
祖母の介護のために彼との同
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北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

3.9

形あるものは消える
一瞬を永遠にする彫刻も動物も
それでも未来に残るもの
円環構造なのに未来に開いたラストまですてきでした
人間がしてきたこと、動物知れずがんばってる人、どちらも見逃したくないな

私がやりました(2023年製作の映画)

3.0

有名プロデューサーを殺したのは売れない女優?
ところが彼女は性的暴行からの正当防衛を主張し、悲劇のヒロインとして無罪判決と大スターの座を手に入れる
#MeToo後の今これを語り直すなんてと思ってたけれ
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異人たち(2023年製作の映画)

5.0

主人公が生家を訪れると幼い頃に亡くなった両親がいた
原作から主人公がゲイに改変され、彼は過去(それはいじめられていた日々のことであり、差別意識の強い世代(両親)のことでもある)、“ゲイであることの悩み
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.6

人は喉が渇いてるからワインを呑むんじゃない
お腹が空いてるから美しい料理を食べるんじゃない
寝たいから結婚するんじゃない
梨のような彼女の背中をきっと忘れられない
要介護の祖母のための食事作りが苦痛に
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.5

「僕はNYで育った、ママと祖母と祖母の女性パートナーの元で。友達は羨ましがったけど僕は普通がいい」
ホルモン治療の同意書にサインしてほしいトランスジェンダーのレイ、将来後悔するかもと悩む母親
普通にな
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台風クラブ 4Kレストア版(1985年製作の映画)

3.5

学校なんて抜け出したくて、そのくせ夜や休校日に忍び込むのってわくわくする
閉じ込められてることと忍び込むことの境目
「学校に閉じ込められて、嫁ぎ先に閉じ込められて、社会に閉じ込められて」
長く続くプー
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カレとカノジョの確率/一目で恋に落ちる確率(2023年製作の映画)

3.2

ベンハにロマコメやってほしいなーと思ってから数年、雰囲気が変わったし年齢的にももうないかなと思ってたらまさかの王道ロマコメに22歳の役
青くて甘すぎるセリフを連発する推しを眺めるのはうれし恥ずかしで何
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ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

4.0

食糧不足対策で子どもや妊婦が殺される国から亡命した妊婦がコンテナで1人漂流してしまい出産
育児鬱の描写がリアルすぎる
子連れや妊婦を冷遇する環境から離れて閉じこもってのワンオペ育児
「助けに行くからな
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春画先生(2023年製作の映画)

2.2

猥雑なのに笑えてきちゃって、春画が笑い絵と呼ばれてた理由がよくわかる、春画そのものみたいな映画
ハムレットを好演してきた内野さんの「書くべきか書かざるべきか」笑った
内野さんが髪や髭などを監督に寄せた
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アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)

2.0

猪木さんの秘蔵映像とかではなくて猪木さんのファンたちが推しを語りまくるという感じ
シャイニングのオタクが解釈しまくる「ROOM237」を思い出したり
みんな一生懸命しゃべっててなんだかかわいい
猪木さ
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オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.8

千鳥足で頭を壁に打ちつける女、電車とホームの隙間から足に掴みかかる手、駅の暗がりにカメラを向けると反応する顔認識…駅という身近な場所で繰り出されるホラー描写、そこから見えてくる想像を絶する凄惨な事件>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

2.0

Twitterでネタにしやすいシーンがいっぱいでミーム映画としてはよくできてる
エリザベス・バンクスの割にはギャグが弱いかな?期待しすぎちゃったかも
レイ・リオッタが出てるの知らなくて不意打ちでしんみ
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(2023年製作の映画)

3.7

Virgin(処女)と書かれたシャツや青衣(聖母マリアの象徴)を着て予期せぬ妊娠に戸惑う洋子(ようこ)
彼女に憧れる作家志望でクリスチャンの陽子(ようこ)
入れ替わり、画面二分割、カメラの存在を強く意
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.9

注目されるための“自分らしさ”を得ようと皮膚病を引き起こす違法薬物を摂取し、症状を投稿
承認欲求のために身体も変えるヒロインってちょっと前ならヘルタースケルターみたいに全身整形っていう設定だったけどか
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さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

4.2

両親の犯罪を高い身体能力で手伝っても、稼げる詐欺を思いついても、彼らは成果を気にするばかり
でも家族が大切、それしかないから
そんな少女が少女と出会う
彼女と“家族”にはなれない
なのに初めて感じた「
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.1

個人的に今スターで1番動きが美しいのドニー・イェンと真田さんじゃないかと思ってるから序盤から満足
コンチネンタルホテル大阪を守る力士、冷蔵庫にズラリと並んだ日本刀、キアヌの日本語に英語で答える真田さん
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.7

「レースゲームばっかりして!」と言われている青年がリアルのプロレースに挑む
「映画ばっかり観て!」と言われたことのある映画ファンは激アツだと思う
爆音で映画館のイスから振動がビリビリと伝わってきて、助
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