ハラタバサさんの映画レビュー・感想・評価

ハラタバサ

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ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

3.5

全体主義の起源について著した哲学者、ハンナアーレント。

彼女の、悪は凡庸から生まれるものであるという意見と、アイヒマンが凡人(Nobody)である、つまり人間としての思考を捨ててしまったことで及んだ
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亀は意外と速く泳ぐ(2005年製作の映画)

4.0

キャスティングが私の大好きな人たちすぎる。さすが三木聡の作品。アメリオマージュなのか?と思わせる色合い。ポップでかわいい。ゆるゆるの映画で肩の力が抜けていくようで、普通で生きることってなんだ?と少し考>>続きを読む

インランド・エンパイア(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

マルホランド、ロストハイウェイに並ぶ難解もの、リンチ作品。

話の大筋としては、脚本にのめりこむあまり現実と映画の区別がつかなくなっていくという様子をあらわすものなのだと思ってます。

そもそもこの映
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.0

ヴィンセントギャロが監督、脚本、主演をつとめた作品。

主人公のビリーは癇癪を起こすわ、傷つきやすいわ、わがままだわでダメ男感半端ない。そしてそれを演じるヴィンセントギャロ。本性では?といった感じ。
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.8

お腹がすく映画なので空腹時は絶対にだめ。観た後ラーメンが食べたくなること間違いなし。

萩上直子の作品とはまた違った沖田修一のほのぼのとした感じもよい。

ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.6

トムクルーズがひたすらアクションしてるという作品。てこれは言い過ぎか。

割と誰が悪役かは見抜ける感じで展開も読みやすい。しかし、トムクルーズってムキムキでアクション向けだよな〜

オリヲン座からの招待状(2007年製作の映画)

2.5

ニューシネマパラダイスをオマージュした感がかなり強い。
原作は、浅田次郎だそうですが浅田次郎の描く記憶の鮮やかさがいまいち表現しきれていないなぁと感じた。
やはり小説を映画化するのには尺が短い。
キャ
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ロッタちゃんと赤いじてんしゃ(1992年製作の映画)

4.0

ロッタちゃんとその周りのほのぼのとした物語。こっちのほうの言語ってコロコロしててかわいい。ロッタちゃんのわがままさはハンパない。

ロッタちゃん はじめてのおつかい(1993年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ブスッとしてTシャツをチョキチョキ切っちゃうロッタちゃんはあんなに憎たらしいのに憎めないね。描写とか効果音とかがアニメ的なところがまた作品全体のかわいい雰囲気を醸し出してるのかも。

バリー・リンドン(1975年製作の映画)

3.4

キューブリックのだらだらした感じはほんとにキューブリックだから許されてる感はある。服装とかを見るのも楽しい、豪華な服装から軍隊物までこってますね。こんなに長い作品ですが、主人公の状況の昇降もかなり緩や>>続きを読む

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

やはり謎の多すぎるリンチ作品。赤ちゃんとか謎の小さいステージだとか芋虫みたいなやつとか、レバーを握る宇宙人とか。何を示しているのかなんて考えてたら頭の回転が間に合わないのでリンチ作品はいつも心を無にし>>続きを読む