旅するランナーさんの映画レビュー・感想・評価

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チェイサー(2017年製作の映画)

3.0

【ツレサラレ】

ラッセル・クロウ「アオラレ」に次ぐ、罪のない人々マキコマレ型カーチェイス・スリラー。
原題Kidnapということで、6歳の息子を誘拐されたお母さんが、ネバーギブアップな追跡を繰り広げ
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.9

【思いのほか...】

八丈島近海を舞台に繰り広げられる、海洋アクション。
思いのほか、スケールが大きく、スリル溢れるアクションです。

黒ずくめの組織が、思いのほか、膨大な資金を保有しているようです
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アバウト・ライフ 幸せの選択肢(2023年製作の映画)

1.1

【ありえへん∞夫婦】

結婚生活・夫婦愛の継続性と意義を問うコメディ。
将来のことが不安になって結婚の決断できないあたり、「4月になれば彼女は」での長澤まさみによるありえへん行動と思考に繋がるところが
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マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

3.7

【殺~して、おじいさん♪】

大統領による独裁国家スイス。
大統領が経営する製造会社以外のチーズは全て禁止さている。
闇チーズを販売していたペーターが処刑され、おじいさんまでもが大統領の部下に殺害され
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ジュリア(s)(2022年製作の映画)

4.1

【たられば痛め】

人生の選択肢、分岐点、たられば。
バカリズムの「素敵な選TAXI」じゃないけど、この脚本はバカには書けない。
様々な局面での何げない選択によって幾通りにも枝分かれしていく、ある女性
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ガールズ&パンツァー 劇場版(2015年製作の映画)

4.5

【男子諸君、パンツァー・フォー!】

塚口サンサン劇場での「岩浪音博2024」(岩浪美和音響監督監修による特別音響上映、パッケージリテイク版)。
「NO MORE 映画泥棒」からすでに、通常は聞こえて
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.3

【ノルウェーの童夢】

ノルウェー郊外の団地が舞台。
超能力に目覚めた無垢な子供たちによる、サイキックバトル。
大人の知らない、子供の世界。
みたいな感じで、静かな怖さがある。
自閉症のお姉さんが超能
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名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.2

【根性のフィクション】

シンガポールを舞台にするために、パスポートだと海外渡航できないコナンくんがスーツケースに詰め込まれる荒業。
しかも、コナンくんは特殊メイクで肌を浅黒に染められ、現地在住の日系
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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

4.1

【子供心を忘れてない人々へ】

「メアリと魔女の花」などのスタジオポノックが制作を手掛けた長編アニメ。
子供たちの想像から生まれたイマジナリーフレンドたちが暮らす想像の世界と、現実の世界が交錯する。
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

【プロメテウスの救済】

原爆の父、米物理学者J・ロバート・オッペンハイマー。
人類に原爆という最終兵器を与えてしまった男。
天上の火を盗んで人間に与えた罰として、ゼウスの命令でカウカソス山に鎖でつな
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あまろっく(2024年製作の映画)

4.4

【兵庫県先行、江口のりこ·中条あやみ他初日舞台挨拶付上映】

尼崎が舞台の映画を尼崎で観る。
これほど尼崎を優しく、楽しく、美しく描いた作品は初めて。

中条あやみはひと皮剥けたコメディエンヌぶり。
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

4.5

【宮沢賢治体質】

第158回(2017年)直木賞を受賞した門井慶喜の小説を実写化。
宮沢賢治が人造宝石、農業、宗教などに没頭するダメ息子に描かれています。
こだわり体質であり、思い込み体質であり、親
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.7

【いくとこまで行く】

韓国映画を日本でリメイク。

監督:藤井道人
主演:岡田准一、綾野剛

二人の悪い刑事によるガチ対峙。
ここでも、柄本明が怪演を見せるんですけど、
やはり岡田准一vs綾野剛の狂
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.9

【タイムマシ-ン気分を味わえます】

原作・脚本:上田誠(劇団ヨーロッパ企画主宰)
監督:本広克行(踊る大捜査線シリーズ)
出演:瑛太、上野樹里、川岡大次郎、ムロツヨシ、永野宗典、真木よう子、佐々木蔵
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.7

【バズる貝】

実写とストップモーションアニメを融合させた作品。
アマチュアの映画作家が靴を履いたおしゃべりな貝と出会い、そのドキュメンタリーをYouTubeで公開する。
そりゃー、チョコチョコ歩いて
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ただ空高く舞え(2020年製作の映画)

3.9

【空王】

インド初の格安航空会社エア・デカンの創設者G・R・ゴーピナート大尉の自伝的著作をベースに、航空会社創業に邁進する姿を描きます。
当然、大手航空会社や政府関係者からの妨害、茶々入れが入ります
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後継者(2023年製作の映画)

3.7

【世界で一つだけの家族】

大企業オーナー一族が住む大豪邸で展開される後継者争い。
お庭の池に錦鯉でもいれば、それはもうキムタクのドラマ「華麗なる一族」の世界。
誰も一緒に食べない食卓、家族からガン無
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ジッラ 修羅のシマ(2014年製作の映画)

3.8

【カーといえばキー】

インド・タミル・ナードゥ州中南部に位置する都市マドゥライを牛耳るマフィアが主人公。
完璧俳優と称されるマラヤーラム語映画界の大スター、モーハンラールが首領シヴァン。
彼に息子の
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ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

3.6

【オペラ多重症】

ニューヨークを舞台にした、心の病みが重症な人たちによるオペラ多重唱。
不安症でスランプ中のオペラ作家。
潔癖症の精神科医。
恋愛依存症の引き船の船長。
南北戦争オタクの保守派弁護士
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.5

【See you next jinyon(縁).】

男女二人の12・24・36歳に渡る出会いと別れ。
カナダ・アメリカに移住し劇作家となったノラ。
韓国に住み続ける韓国人らしい韓国男性ヘソン。
再会
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.5

【SEOUL MATE】

中国・香港映画「ソウルメイト/七月と安生(チーユエとアンシェン)」を韓国でリメイク。
韓国の済州島・ソウルを舞台に、強い絆で結ばれた二人の女性の長年にわたる友情を映し出す。
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草原に抱かれて/へその緒(2022年製作の映画)

3.7

【モンゴルの旅路】

モンゴルの草原を旅するロードムービー。
母親の故郷にかつてあった思い出の木を捜す旅。
ミュージシャンの男性がアルツハイマーを患う母親とともに、記憶の元へ向かいます。
母のルーツを
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

3.8

【祝福と呪詛】

地下世界アガルタ。
古事記におけるイザナギイザナミの黄泉の国伝説。
あの世とこの世、彼岸と此岸とのあいだの距離。
など、オカルト趣味はいかにも新海誠ワールド。
それでもやはり風景描写
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.6

【Earth, Wind & Fire】

土は語り、
風は歌い、
火は想いを伝える。

2011年、中国西北地方の農村。
厄介者扱いされる夫婦ヨウティエとクイインの不器用で慎ましやかな生活が、詩情豊
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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

4.1

【恋におちたルイ15世】

フランス国王ルイ15世の愛人関係に、それほど興味はありません。
でも、大河ドラマで徳川家康や藤原道長の正側室関係を興味深く見ているんですから、そういうあたりへの興味は世の東
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ブラック・ドッグ(1998年製作の映画)

3.5

【ピータービルト製大型トレーラーによる激突!】

ジョージア州アトランタからニュージャージー州まで謎の積荷を載せた大型トレーラーを運転する羽目になった男をパトリック・スウェイジが演じる、重量級カーチェ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

【スパイダーマンとしての常識も打ち破る】

前作「スパイダーマン:スパイダーバース」を観た時に、もうこれを超えるスパイダーマン映画なんて出て来ないだろうって思ってました。
でも、軽っく超えてきましたっ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.7

【楽園に連れていってやる!】

ついに、主人公ポールによって、宇宙帝国の統治者である皇帝とハルコンネン家への反撃が始まる。
その戦いのスケールがもの凄い。
「キングダム」にはない、3次元的攻防が迫力満
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.2

【ハロルドからのギフト】

1984年第1作、1989年第2作に続く、久々のシリーズの第3作。
その間の2014年には、イゴン・スペングラー博士役のハロルド・ライミスが69歳で死去してしまってます。
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マジック(2017年製作の映画)

3.8

【ローズミルクには目がないです】

インド映画界のスーパースター“大将”ヴィジャイ主演作。
低報酬で患者を診る人道的お医者さん、どこからともなく神出鬼没なマジシャン、医療関係者による連続失踪事件が混ざ
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.8

【春から来れば思い出す】

川村元気の同名恋愛小説を映画化。
主人公の精神科医藤代俊:佐藤健。
失踪する婚約者/動物園勤務の獣医坂本弥生:長澤まさみ。
大学時代の恋人伊予田春:森七菜。

元カノの春が
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.8

【初志貫徹! 押忍!】

シネマ神戸での、シリーズ3・4作目2本立て上映。
さすがに接近銃撃戦も見飽きて疲れてきます。
まあ、真田広之&ドニー・イェンの登場で、何とか興味を繋いでます。

その真田広之
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.3

【殺しの達人3】

ジョン・ウィックによる復讐劇を描くアクションシリーズ第3弾。
組織から追われる身となったジョンが、迫りくる暗殺集団との戦いに挑む。
懸賞金は$14,000,000で、次第にアップし
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.3

【不安な時にはクリネックス】

1974年の作品ですけど、世界はあまり変わっていない、あるいは、悪くなっていると感じてしまいます。
掃除婦として働く孤独なドイツ人老女と、外国人労働者である若いモロッコ
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.8

【ほのボノします】

イルミネーション・エンターテインメントによるミュージカルアニメ「SING/シング」続編。
U2のボノがキャスティングされているのが一番のポイント。
愛の名のもとにプライドも持って
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

2.3

【操りアニメ】

イギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説を原作にしたスタジオジブリの3DCGアニメ。
「ハウルの動く城」の原作者でもあります。
武部聡志によるロックな劇半が楽しい部分もありま
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