【中国から来た女】
刑事と容疑者のロマンス。
疑えば疑うほど愛の深みにはまる刑事。
疑われることにより刑事の心を独り占めしたい女。
とても厄介な愛の着地点。
パク・チャヌク監督らしい、独特のテーマ>>続きを読む
【湯~とぴあ】
ぬるめのお湯に浸かっているような感じ。
平たい顔族世界のシーンがダイジェストのようにアッという間になってるのと、
濃い顔した新たな俳優の投入がないのが、物足りないところ。
それと、>>続きを読む
【スゴイヒト】
高山真(1970-2020)の自伝的小説を映画化。
高山さんのエッセイ「羽生結弦は助走をしない」「羽生結弦は捧げていく」を読む前と後では、フィギュアスケートの見え方が変わりました。>>続きを読む
【ホワイトノーズ】
ドン・デリーロが1985年に著した同名小説の映画化。
一風変わったパニック映画。
翻訳本の発行元である水平社のホームページから引用すると、
「甚大な空中汚染事故、消費社会の猛威>>続きを読む
【泣いても笑っても】
いい年した父親がカップルになっちゃった、雰囲気の違う二つの家族に巻き起こる、ひと夏の騒動。
享楽的な金持ち父さんと、実直な漁師父さんが、不釣り合いに愛し合う。
でも、どちらかと>>続きを読む
【目指せ!汚名挽回】
デヴィッド・O・ラッセル監督の復帰作。
パワハラ・セクハラ問題からか、「ジョイ」(2015年)以来久しぶりの作品。
第一次世界大戦のアムステルダムで親友になった男女3人が、将>>続きを読む
【空回り・空振りしたとしても】
モスクワ留学中のフィンランド女性による鉄道旅。
世界最北端駅ムルマンスク近くにある、古代ペトログリフ(岩面彫刻)を見るのが目的。
恋人にドタキャンされて、仕方なく一人>>続きを読む
【仲良くケンカしな】
アニメ(カートゥーン)と実写の融合。
「ロジャー・ラビット」以降、この組合せが成功しているとは言い難い。
カートゥーンのドタバタに、有名俳優を入れると、どうもシックリきません。>>続きを読む
【マズった 大将が来る!】
さすがインド映画。
型破り教師が非行少年を立ち直らせる、よくある話と思ったら、掟破りの暴力アクション映画です。
少年院に収容された少年たちにクスリを常用させたて、悪事の犯>>続きを読む
【ホリ深い顔族】
何度観ても楽しく、ストーリーもしっかりできている。
阿部寛、市村正親、北村一輝、宍戸開ら、日本屈指の顔の濃い役者陣を揃えて、古代ローマ人に仕立て上げる発想の勝利です。
おっさん達>>続きを読む
【お姉さんの卒業】
看護師として働く姉と、突然現れた年の離れた弟。
医者を目指して北京の大学に進みたい姉のもとに、両親の交通事故死により、ひとりぼっちになった幼い弟がやってくる。
押し付けられたくな>>続きを読む
【安土、ロマンス劇場で】
織田信長と濃姫のロマンス劇場。
前半は圧倒的に綾瀬はるかの映画になってます。
「今夜、ロマンス劇場で」を思わせるツンツンぶりがたまりません。
タジタジだったキムタクですが、>>続きを読む
【母は強し】
赤ちゃん取り違えによる母たちの錯綜。
スペイン内戦による母たちの遺恨。
この二つの喪失をDNA鑑定で繋げ、女性たちが力強く生きる姿を礼讃する、アルモドバル監督の凄み。
そこに説得力を持>>続きを読む
【すべてうつくしくみえますように】
安楽死を望む父と、思い悩む娘による人間ドラマ。
愛するから望みを叶えるのか、愛するからこそ反対するのか。
自分の死をカジュアルに捉える父と、父の死をシリアスに考>>続きを読む
【韓国の名】
佐々木譲の同名警察小説(2008年このミステリーがすごい!第1位)を韓国で映画化。
警察官としての正義、警察組織の闇を描いたクライムサスペンス。
広域捜査隊の敏腕エース刑事と、上司と>>続きを読む
【ファレル様の顔はロバの顔】
人間関係の行き違いを描いた、とても深い作品。
孤独。
愚かさ。
怒り。
怖れ。
人間性の根源を描いたような寓話性を感じます。
バランスが崩れ、ボタンの掛け違いから思わぬ>>続きを読む
【前田直樹監督舞台挨拶付上映】
最幸縁結び映画。
結婚相談所の仲人の奮闘をコミカルに感動的に描きます。
キャリアハイの名演を見せる松本若菜のバランス感と、ハイテンションな渡辺いっけいの突っ走り感が良>>続きを読む
【小出恵介&城定監督舞台挨拶付先行上映】
ミニシアター&名画座を愛する映画ファンには心震える作品。
川越スカラ座でロケされて、映画館の温かみが伝わってきます。
映画館60周年イベントを立ち上げる人>>続きを読む
【Be Kind Refilm】
いやぁ、フィルム映画って本当にいいもんですね~。
ここまでフィルム映画にこだわった作品とは思ってなかったです。
映画を初めて観た少年が、映画に取り憑かれます。
学>>続きを読む
【ハクナマタタ】
インド映画「RRR」で動物たちの躍動に度肝を抜かれましたけど、そういえば、ディズニーは既にフルCGで動物実写映画を作ってたんでしたね。
躍動感、キュートさ、毛並み、どこをどう見ても>>続きを読む
【ペルシャ猫の記憶術】
実話を基にしたストーリー。
ナチスドイツの強制収容所に入れられたユダヤ人の青年は、自身をペルシャ人だと偽る。
親衛隊コッホ大尉が終戦後にテヘランで料理店を開く夢を持っていて、>>続きを読む
【グレムリンとは奴らかもしれない】
パペット・ムービーの決定版。
現代ならCGでおちゃの子さいさいでしょうけど、当時は大量のおもちゃの子をえいえい動かしているから大変だったことでしょう。
この動きに>>続きを読む
【ゴースト/高田馬場の幻】
佐藤正午の直木賞小説の映画化。
原作の方はもっと神秘性があったように思いますが、映画は純愛ホラーになってます。
それでも、この作品には、映画ならではの素晴らしさが散りば>>続きを読む
【僕だけが知らない】
記憶を失くした女性が、幻覚に悩まされながら真実を探っていくサスペンス。
彼女が予知夢を見て、何かの陰謀に巻き込まれていると思わせといてからの、感動の純愛。
気持ちよく騙されます>>続きを読む
【愛は地球を救う】
敵対する2国間に平和をもたらす、最高純度のやさしさ。
Love&Peaceが紛争をなくす、理想的ラブストーリー。
この映画を観ている間は、最高感度の無垢な心を持っていたい。
愛は>>続きを読む
【湿地の古邸】
今観てみると「かがみの古城」に似たものを感じます。
時空を超えた、守護者からの激励のような。
心が弱くなっている人には、マーニーのような存在が必要なのだと。
輪の外側にいようとも、マ>>続きを読む
【大製作者の陰謀】
#MeToo運動への導火線。
2017年、ニューヨークタイムズ紙が報じた記事が火付け役。
ミラマックス社の大物映画プロデューサー、ハーヴェイ·ワインスタインによるセクハラ·性的暴>>続きを読む
【デルトロVSガローネ】
「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」と「ほんとうのピノッキオ」。
この2本のピノッキオ映画を、どうしても比べてしまいます。
マッテオ・ガローネ監督作は実写版で、特殊メ>>続きを読む
【ネコ画家の電気的伝記】
「クーリエ:最高機密の運び屋」に続き、苦悩する夫ベネディクト・カンバーバッチ。
「ファースト・マン」に続き、素敵な妻クレア・フォイ。
この二人がビビビと出会う、充電期。>>続きを読む
【キャメロンが見える】
大阪湾の淀川河口付近に迷い込んだクジラ。
よどちゃんが見える。
配給元が仕掛けた大掛かりなPRかと思いましたよ。。
なんせ、この作品、クジラのような巨大海洋生物トゥルクンと少>>続きを読む
【ユキノに目を覚まして】
すみませんでした。
今まで、岸井ゆきのという女優が好きじゃありませんでした。
勝手に、今どきのフワフワ系だと思ってました。
この映画での岸井さんは、これまでと全く違う面を見>>続きを読む
【うす暗きひと目】
ルイス・ベイヤードの小説「陸軍士官学校の死」の映画化。
「ファーナス 訣別の朝」「荒野の誓い」に続いて、3作目のクリスチャン・ベール主演×スコット・クーパー監督作品。
これだけで>>続きを読む
【絆's・アー・オールライト】
日系ブラジル人たちを助ける、陶芸オヤジのグラン・トリノ。
愛知県豊田市保見団地がロケ地になってます。
丸山正樹の小説「キッズ・アー・オールライト」も、名古屋を舞台に>>続きを読む
【幸せの黄色い風船】
豪雨災害のあった瀬戸内海の島での、残された人たちの交流を描く、力強い優しさを持った作品。
東出昌大、柿辰丸、遠山雄、宮川博至監督舞台挨拶付上映。
監督やプロデューサー、そして>>続きを読む
【大野裕之氏(日本チャップリン協会会長)トーク付上映】
没後45周年チャールズ·チャップリン映画祭。
史上最高ピン芸人による大爆笑ギャグのオンパレード+格差を越えた美しくも残酷な純愛。
よく笑い涙し>>続きを読む
【We Will Always Love You.】
♪えんだ~いや~お-うぇいらびゅ~
でお馴染みのホイットニーの音楽人生。
すごいですね!
貴女の圧倒的な歌唱力によて、一曲一曲が心に響き渡り>>続きを読む