最後の有村架純の独白は確かに?だったが、ラブストーリーとしては、大いに盛り上がり、私はこれで良かったと思う。
物語のテーマは、
もし力があったら傷ついても人の為に発揮するか、
我慢して見て見ぬふりを>>続きを読む
笑いはあったが、一粒の涙は無かったなぁ。最後の父へ「ありがとう」が理解出来なかったからかもしれない。
この父は最初から最後まで嘘の人生で、一番大切な母親の事も嘘をついていた。
どうであろうと、真実を>>続きを読む
チャウ・シンチーの映画は、コンプライアンスの基準のギリギリの過激な笑いなので、好き嫌いがハッキリわかれるが、私は大好きです。
しかし、シンチー自体が主演していた頃の映画と違って、前半から「痛み」を伴っ>>続きを読む
後編に期待しすぎたか‥
ひとつの事件によって、運命を狂わされた人々を追っているのだが、途中、広報官悲哀物語が入ってくるので、のめり込めなかった。
やはり、別々の映画にすべきだと思う。
そうすると、誘>>続きを読む
一週間しかなかった、昭和最後の64年に起こった未解決誘拐事件。天皇崩御の影に隠れて、目立たず忘れ去られた事件。
とくれば、非常に興味をそそられるが、
実際は県警と報道の板挟みに苦しむ、広報官のお話だ>>続きを読む
オールスターキャストの推理物の元祖。
この後、「犬神家の一族」など数々の作品に影響を与え、最近の「マスカレード・ホテル」までその流れは続いている。
2時間ドラマなんか、キャスト見ただけで犯人がわかる>>続きを読む
この手の映画を勝手に「ゴーストもの」と呼んでるが、その中で今までで一番良かった。
最後にさやは、母親として成長して、たくましくなるが、ゆうたろうも最後に父と向き合い、成長する。
見守る側の成長も描い>>続きを読む
初見の時は、素晴らしいテーマ曲と壮大なアフリカの大地の映像、そしてなかなか野生にもどれないエルザと夫婦の絆に、ただただ感動したものだ。
あれから遥か時を隔てて再見したが、今回は「野生」について深く考>>続きを読む
なんだろう?
ストーリー的にはたいして目新しいとは思えないが、最後まで楽しく観れたのは?
ひとえに、のんと菅田将暉の魅力に尽きると思う。
せっかくの芸達者な俳優を使っているのだから、のん以外の4人の>>続きを読む
期待を大いに上回る出来であった。
災害に見えるゴジラの進行と、日本の縦割り行政の権化のような作戦会議を、並行で描く手腕は凄かった。
しかも主要キャストが、途中でフェイドアウトとは驚かされた。
オー>>続きを読む
タイムリープの詳細はどうでもよくて、毎日を大切に過ごそうというテーマが素晴らしかった。
力を持った人間は、最初何にでも力を使うが、やがて力でもどうにもならなくなる事が起こり、今の自分を一生懸命に生き>>続きを読む
なんだろう。肩肘張らずに見るコメディなんだけど、面白くない。ちゃんと勧善懲悪していて、心には響くのだが‥
「レオン」や「ミックス」との差は、肝心のコンペ自体がショボい!
クリエイターがそのまま審査>>続きを読む
この監督の作品は追わないと思っていたが、フォロワーさんのレビューに感銘をうけて鑑賞しました。
確かに楽しくはないけど、すごい映画である。
実際に子供たちが切羽詰まった状態では無く、飄々と生きているの>>続きを読む
箱根駅伝でゆうところの、往路優勝、復路で総合優勝を逃すみたいだった。
これは「リターンズ」ありきで制作されているので仕方ないけど、1作だけにするべきだったと思う。
悪役すぐに謹慎とけるとか、関所の>>続きを読む
面白いし、肩肘張らずサッと観られる時代劇である。
佐々木蔵之介を中心としての八侍は、それぞれ細かく描かれていて、全員武道の達人で、最後の決戦は最高のアクションで素晴らしかった。
で、
時代劇として>>続きを読む
すごく難しい。
この映画に出てくる死刑囚は、まるで「あおり運転」する人のような自己反省の無い人ばかりである。
実際には、事件と向き合う死刑囚もいるはずなのに、あえて出さないのだ。
「悔い改める」とは>>続きを読む
もしかしたら、今年一かもしれない。
父との絆を取り戻す息子の物語に、感動しました。
元々、ドラマ版のファンだったので、キャストがどうかと思ったが、
ドラマでは千葉雄大の中性的な魅力が、maidyにシ>>続きを読む
新東宝の社長、大倉貢が「女優を愛人にしたのでは無い、愛人を女優にしたのだ。」と開き直ったその当人、高倉みゆきの主演サスペンス映画である。
高倉みゆき自体には、見るべきものは無いが、俯瞰で撮った脱獄の>>続きを読む
「西鶴」でも「雨月」でも「祇園の姉妹」でもなく、私が選ぶ溝口のベストワンです。
まさに売春防止法制定前夜のタイミングで、5人の娼妓たちの生き様を、僅か86分で描いた傑作である。
そこに流れるのは、「>>続きを読む
この映画に関しては、構図やカットや演出などすべて関係なく大好きです。
落ち込んだ時、八方塞がりの時、もうダメだと思った時、この映画を観て、何度勇気づけられたか‥
人はまさに試練を乗り越えて、新たな>>続きを読む
これもジャケットに騙されるところだった。
よくある「入れ替わり物」なんだけれど、タイトルもそうだが、「シンゴジラ」、「キル・ビル」、「転校生」から、「君の名は」まで、オマージュが楽しいし、最後のオチに>>続きを読む
ラインシリーズ4作目。
画面も白黒に戻り、ロケ多用になって、おそらく予算も削られたみたいだ。
しかし、内容は乾いた演出に戻り、軽妙でオシャレな「黒線地帯」のような演出に戻って、良くなったと思う。当時>>続きを読む
地帯(ライン)シリーズ唯一のカラー作品。
今回も石井監督の演出は、サスペンスとして上手くまとまっているが、「黒線地帯」と違ってやや粘着質のある演出で、前作の「黒線地帯」ほどオシャレじぁ無かった。主人公>>続きを読む
パワハラ教官と、自分本位な主人公の物語は、すべてに中途半端だった、
ただ、冒頭のシーンから、この教官がどういう人物かを匂わせたり、朝6時集合のくだりが、後の大遅刻の伏線になっているなど、すごい演出だ>>続きを読む
石井輝男監督というと、どうしても東映の「網走番外地」シリーズや異常性愛路線の作品のイメージだが、若き新東宝時代にこんなオシャレなサスペンスを撮っていたとは驚いた。
これも大蔵貢の功罪のひとつで、給料の>>続きを読む
新東宝再建を任された新社長の大蔵貢は、とにかく客の入る映画を作るように指示、芸術性など無視しキワモノを量産した。
中には「東海道四谷怪談」等の名作も生まれたが、その流れで、中川監督には地獄を撮れとな>>続きを読む
脚本家の桂千穂が、邦画のベストワンに選んだだけはある。
色々な怪談やホラーを観てきたが、こんなに「美しい」怪談は無い。
血の赤と漆黒の闇とが混ざった水面に浮かび上がる戸板返し。
与茂七が落とされる瀧>>続きを読む
初めて「聞く」映画と出会った。
セリフと音だけで、これほどのサスペンス感が盛り上がる作品は無い。
ヤマ場の後、暫く無音状態でワンカットのシーンが続き、画面にメリハリがあった。
映画は元々実験であり>>続きを読む
冒頭のシーンから、この二人が「最強のふたり」である事が見事に描かれており、グッと映画に引き込まれ、最後まで楽しめた。
「さらば友よ」や「冒険者たち」、「リーサル・ウェポン」等のバディもの、最近では「>>続きを読む
最初、イーストウッド作品で今までで最悪な主人公だと思ったが、戦争のトラウマによるもであり、寧ろアジア人に対するアメリカでの差別をストレートに描いていて、リアルな描写が素晴らしかった。
途中から黒澤作>>続きを読む
この映画のメジャー開幕戦のアメリカ国歌斉唱の時、"the land of the free"のところで、感極まってしまった。
国歌の歌詞に「自由の地」の文字のある国「アメリカ」。しかし、その中身は様>>続きを読む
物語について。この主人公は、天才だから仕方ない‥自分で責任取るから何をしてもいい‥と言う、いつの時代にもいる魅力の無い人物である。だから、どうでもいい。
しかし、主演の平手友梨奈は素晴らしい。
それ>>続きを読む
有名な原作との差異問題については、原作と別物の物語だと思う。
元々ネイティブ・アメリカンの墓の上に築かれたホテル、亡霊たちが独立記念日に留まっている、そこに「まさに本当の管理人」ジャックがいる。>>続きを読む
いつもは、最近のイーストウッドが演じる、寡黙で頑固で不器用なキャラを、諸手を挙げて称賛するが‥
しかし、この映画では親子の溝を作った原因がまさにその寡黙さであり、やはり親子であろうと、気持ちは言葉で>>続きを読む
演劇という舞台で、顔だけを交換して、お互いがメリットを得ようとする‥原作のアイディアは凄いと思ったら、「怪談 累ヶ淵」を原案としているのだった。なるほど。
主人公の名前が「淵累」だもんね、素晴らしい。>>続きを読む
アーサー・フレックが徐々にジョーカーになっていく様、狂気に包まれていく様子。
父親に優しくして欲しいだけなのに、
人々を笑顔にしたいだけなのに、
なぜ、わたしを否定する。
なぜ、わたしをあざけり笑>>続きを読む