このレビューはネタバレを含みます
とてもよかった。
物語の推進力の強さ。弱いシーンはない。
女を男としてゲイが愛すること。
声の野生。檻の中の娼婦(社会化された性)との対比。社会からはじかれてセックスする場所がゴミをのせるトラックの荷>>続きを読む
狂った杓子定規の世界で、トムは自然に振る舞ってるという感じと、杓子定規にはまってく自分のような人間のつまらなさと。
うまく消化できないのだがとかくよかった。
サスペンスやりつつ、大衆社会批判を入れてくるのがフリッツラングらしい。
捕物で道を上からとるショットが特徴的でなんか好き。
舞台となった北アフリカの家のモザイクっぽい感じとか、娼館の怪しい感じとか、絵がいちいち美しい。とくにクロチルダの家の中の色が絶妙な発色、ライティングも含めてえもいわれぬ色彩感に驚いた。
物語自体は>>続きを読む
社会のいまのあり様に閉じ込められたどうしようもなさ、典型的ノワール。
移民2世にはありふれた話なんだろう。
30年代の社会主義に影響された演劇の流れを汲んでいる。他作品も系統立てて観ていきたい。>>続きを読む
自然に対する畏怖、祈りを呼び起こしてくれる。セラピー。
音楽がよい。YouTubeでも地味にステレオ音源になっているので、イヤホンor複数スピーカーで音おっきめでの視聴がおすすめ。
入水シーンは溝>>続きを読む
エドモンド・ヨウ監督の死者の記憶との対話、残された人々の交流、というモチーフ、映像の質感ともども大好き。監督作品はYouTubeでいくつか観られる。『金魚』など。
今作では母と妹の関係、母と姉の関係>>続きを読む
夕陽のガンマン(For a Few Dollars More)とストーリーやキャラクターが繋がっているわけではなく、全く別のお話。中身を見てつけたとは思えない邦題。
南北戦争を背景に置いたことで、ア>>続きを読む
衝撃的な作品だ。
影響も幅広いだろう。エヴァンゲリオンの。ナチスがユダヤ人に対してやったことの。
大衆が扇動されるところ、あまりの人の多さに実際にそんなことが起きたら、という怖さを覚える。
ヒロイ>>続きを読む
Susan Rayの“Don’t expect too much” をこの後観ると、製作過程とこの作品が彼の人生でどういうものだったかがうかがえる。
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公園の舗装に数式を書きつけていくシーンの異同があんまりピンとこなかった、、
最後のどんでん返しは面白い。ただそれまでに殺す相手が多すぎてちょっと勢いというか密度がなくなってしまったと感じた。
香川照>>続きを読む
蛇の道より好き。
気狂いピエロっぽさを感じた。
全体的に力を抜いて楽しんでやりたいことを作っている気がする。それぞれのシーンがほんと楽しめる。
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めちゃくちゃ怖かった。
松重豊演じる警備員がビルの中の社員を殺した後死体を持っていく先が地下室で、死体が入ったゴミ箱、生活感がある食べかけのシリアル、物干し紐が巡らせてある感じなど、『パラサイト』の>>続きを読む
ロズニツァ作品はサウナみたいなものなので、単調だとか寝てしまうといったことは問題にはならず、鑑賞後に整えばよいのです。
当時の一流の演奏家たちがバッハの時代のスタイルに扮して演奏するのをあたかもその場に入り込むような感覚で聴くことができる優れたカメラワーク。最高に楽しめる。必見。
N響アワーのような音楽コンサートの映>>続きを読む
カメラワークが独特。アゲハ蝶の視点のカメラ、カットがぐるぐる入れ替わるライブシーンとか、映画館で観ててすごくエキサイティングな映像に溢れていた。
外国籍・無国籍の貧困層の女たちを搾取する日本人男性の>>続きを読む