若草物語→女子が読むもの。そういう浅はかな偏見で観てこなかったことを恥いるばかり。ものすごく素晴らしかった。
グレタ・ガーウィグのアップデートのセンスたるや。最も活動的なエマ・ワトソンが、最も古風な選>>続きを読む
記者のネタ、調査報道のネタは好み。『スポットライト』や『エリン・ブロンコビッチ』、最近だと『SHE SAID』など。隠された真実を暴くことに、面白味を感じてしまう。日本の『新聞記者』は、ここから始めて>>続きを読む
髙石あかりも伊澤彩織もべらぼうにかっこいい。アクション以外にも魅力的なショットがたくさん。将棋のシーンなど笑いもふんだん。
でも、ものすごくドキドキするか、というと不思議とそうでもなかった。戦う理由>>続きを読む
傑出した才能の最後の長編。不意に永瀬正敏が現れ夜の港にただならぬ気配が急激に漂うが、それまでが長い。落ち着かないタワマンだとしても、あまりに落ち着かない映像と音が長くて、退屈が避けられなかった。出版社>>続きを読む
こんな傑作が初見だなんて、恥ずかしい。スペンサー・トレイシーの変貌のうねりを支える端正な演出は、さすがラング。正確かつ俗情と無縁のショットは、逸脱は人間の醜さで十分と言わんばかり。どこか洞口依子に似た>>続きを読む
この世には、若い者と、もう若くない者がいる。両者は決定的に違うが、真摯であろうとするとき、年齢は関係なくなる。「みんな何かに賭けている」。そんな控室のシーンが素晴らしい。
初めてリングが見える肩越しシ>>続きを読む
ひとことでいえば、青春の無敵感。泣けた。ほかの観客も明るくなったとき、同じような印象だった。
モーキャプを使った演奏者の表現、演奏世界の表現が素晴らしかった。音の表現を映像の表現に変換するための直球>>続きを読む
ありえたかもしれない2人の幸福なファーストカット。バスを降りる衝動。刹那的な幸福の切なさは、観終わってもずっと思い出してしまう。
もちろんそれは続かない。20ドルの結婚式場の男にさえ拒否される絶望。終>>続きを読む