田山信行さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

田山信行

田山信行

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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

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いきなり非難轟々の声から始まる。確かに発表当時のダニエル・クレイグへのバッシングっぷりは酷かった。前任の役者もそれなりに物議はあったんだろうけど。最もバランスの取れたボンドであったピアース・ブロスナン>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

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前作で充分に有終の美は飾れていたと思うのだが。幾多の困難を経て成長していく道を選んだクレイグ・ボンドを突き詰めていけば辿る結末はコレしか有り得ない。

正直シリーズでもかなりの禁じ手だと思うが大河ドラ
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ファッション・ヘル(2010年製作の映画)

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チ○コを恵方巻きにするという特殊過ぎるプレイから幕を開けるオープニング。
これはしかしチ○コを海苔で包み巻くことによってボカシもモザイクもなしに嬢が丸齧りする姿を活写してみせるという天才的な演出である
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ヒットマン・ゼロ(2008年製作の映画)

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Filmarks一番乗り。

暗殺者の映画で主役の名前がレオンって……さすがに恥ずかしゃあないか?
主人公のフルネームは確かにレオン・ビショフだが劇中ではほぼ“ビショフ”とセカンドネームでしか呼ばれな
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マニアック・ドライバー(2021年製作の映画)

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Filmarks一番乗り。

ゆうばりファンタのオンデマンド配信にて鑑賞。

生け贄を探して彷徨い続ける哀しき男……いや或いは幸福な男なのかもしれない、とも思う。幻惑的な映像の中で確かなのは古川いおり
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ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー(2021年製作の映画)

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前作からただで済む訳ないとは思っていたけど……予想以上にハードでヘビーな結末……!!だが決してバッドエンドではない希望のあるラスト。

“正義”に翻弄される人間とヒューマギア。 闘い続けてきた彼らが辿
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ダブル-完全犯罪-(2012年製作の映画)

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日本でいうと温泉旅情サスペンスみたいなもんだろうか。肩肘張らずに観れる程よいクライムムービー。

ビーチリゾートでの殺人事件。
完全に邪推だが海外のリゾートにロケに行って仕事半分バカンス半分みたいな感
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エイリアン・ライジング(2007年製作の映画)

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この手のパチモンタイトルはまず間違いなくつまらないという常識を覆してコレがなかなかどうして面白くしっかりした正統派のモンスターホラー。

まあ大概が作品として志が低いのでクリーチャーのデザインからおざ
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ケイト(2021年製作の映画)

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まさかのバニラトラック海外進出。
倉庫街走らせたら偽装にならないだろ。
近年見た日本の面白いもんということで出てきてるだけだと思うので整合性は気にしちゃいけない。

元々身体能力が高く精悍さいや増しの
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ファイナル・デッドコースター(2006年製作の映画)

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死の運命から逃れられないピタゴラスイッチホラー。誰がどう死ぬか?がキモなのでそのネタが割れると2回目観ても楽しくないというか複数回の鑑賞には耐えない。ショッキングが売りのホラーだと大体そうなるか。>>続きを読む

スカイ・ハイ(2005年製作の映画)

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特別なパワーがあるからヒーローになれる訳じゃない。
と、持たざる者かと思われた主人公が結局はそうじゃない立場から言うのはディズニー映画だなぁという感じはあるんだけど……。それで全てが台無しになるという
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モンスターアイランド(2004年製作の映画)

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MTV製作のユル〜いTV映画。ハリー・ハウゼンのオマージュの昆虫パニックって誰向けなんだ?若者向けじゃないだろう。製作理由がナゾ。日本ではアルバトロスでのリリースなのが実にらしい。

しかしショボいC
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プロジェクトV(2020年製作の映画)

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さすが円熟味のジャッキースタイル。
思い付く様々なシチュエーションやら悪役の造詣なんかジャッキーらしい香港らしいなぁと。

アクションの見せ場は若手に分配しつつという最近のスタイルだがどうにも若手のキ
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ゴーストアビス(2003年製作の映画)

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ほぼほぼ洋上のヨットの上での一人芝居なので存分にラダ・ミッチェルを鑑賞できる映画。

静寂な海の上で自分の半生と向き合うと共に起こっていく怪異。それは孤独と罪悪感に苛まれた主人公が見る幻か?夢なのか?
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スケパン刑事 バージンネーム=諸見栄サキ(2006年製作の映画)

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只のエロパロかと思いきや……
同時期に公開されていた本家映画版よりもよっぽど原作らしさがある。少しだけど。

滅びゆく最後のスケバンとしての生き方と葛藤、友情と恋愛、そして全てを打ち崩す巨悪との決戦と
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グレムリン(1984年製作の映画)

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ファンタジーテイストのブラック・コメディ・ホラーって改めて観ると何だかけっこうよく分からない。

人の良い母さんがグレムリン相手に超武闘派になったのが凄く印象に残っている。容赦なくミキサーや電子レンジ
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はだか拳(2021年製作の映画)

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Filmarks一番乗り。
まだセルでの先行配信だからか。

この今の時代にバカバカしく健全なエロスを堂々とやるその気概よ。鈴木則文監督とかかつての東映には確かにあったポルノを絡めた娯楽の系譜をきちん
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デリバリー(2019年製作の映画)

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なんて物騒な街なんだw
デリバリー先は必ず血生臭いことに。

あの『SCORE』の室賀厚監督作品においてガンエフェクトがCGなのには一抹の寂しさを感じなくもないけど、デジタル合成が上手くロケの省略なり
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DOG FIGHT 野良犬たちの挽歌(2000年製作の映画)

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東映Vシネのオリジナル終盤の傑作。
初期の室賀監督の作品でお馴染みのレザボア・ドッグスモチーフだが様々に男たちの思惑が絡み合う展開は更に重層的で濃い。香港ノワール的な熱さも添えつつ怒涛の終盤戦へ。SC
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ようこそ東映殺影所へ(2021年製作の映画)

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開幕からいきなりのちょっとしたエロスと鮮血!分かりやすい。劇中映画の撮影の中で怪異が起こっていくのかと思いきやもう少し単純にスラッシャーホラー。なんとなくこういうオチかなとその通りではあったけど46分>>続きを読む

ビー・バップ・ハイスクール(1985年製作の映画)

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基本的に映画内に本当の暴力は存在しない。どんなに凄惨な描写であろうがそれは演出の制御下において行われていることだからだ。制御を離れたものが暴力といえるがそれはまず映しとられることはない、のだが。

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劇場版 仮面ライダー555(ファイズ) パラダイス・ロスト(2003年製作の映画)

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この当時ではライダー映画も単体作品として作り込んであってTVシリーズとは一転し怪人側が勝利を収めたパラレルワールドで展開するという思い切った方向性なのも良い。

今現在のヒーロー大戦やTVの延長線上に
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女子高生VS狼男(2008年製作の映画)

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フライトナイトかバッフィーか。よくある雛型通りのホラーだけどこの手の低予算は古き良き再生産なのでコレはコレとして。
この当時のアルバトロス配給のB級ホラーとして主演にちゃんと魅力がある点で奇跡的。無名
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TAXi(4)(2007年製作の映画)

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ジベール署長、1作目ではちょいと間の抜けた上司って程度のキャラだったと思うが2作目以降はどんどんバカに。コメディ部分を殆ど担いこの4ではほぼ主役に近い扱い。

コメディ偏重の挙句にキャラが変容し過ぎて
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皇帝のいない八月(1978年製作の映画)

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憂国の自衛隊員によるクーデター。当時のリアリティでもって語られる物語だが劇中を取り巻く状況が恐ろしいほどに今現在へと符合していく。当時とは違う様相で日本国内のクーデターやテロが現実味を帯びてきた気がす>>続きを読む

TAXi(3)(2003年製作の映画)

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もう個人での改造レベルを越えた雪山仕様でのカーチェイス。007パロディのオープニングも楽しかったりはするが割とそこどうでも良かったりする。スタローン。

TAXi2(2000年製作の映画)

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2作目で振り切り過ぎというかコメディ成分を強め過ぎだろう。ヤクザに忍者に空手にパルクールともはや何でもアリ。でも面白いので良し。

TAXi(1998年製作の映画)

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シリーズ最新作公開に合わせてワイスピマラソン。車がガチャガチャしてる映画はだいたいワイスピと。

ザ・ラスト・マーセナリー(2021年製作の映画)

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近年のビデオスルーに比べると流石にネトフリだけあって豪華な作りだしアクションも悪くない。しかしメインのコメディが終始スベり倒してて登場人物も揃いも揃ってバカばっかりだし展開もイマイチよく分からん。>>続きを読む

キドラアローン(2019年製作の映画)

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Filmarks一番乗り。
名古屋を拠点に活躍するインディーズ映画作家、林一嘉監督作品。
基本的にはインディーズ、自主制作の手触りの強い映像のタッチなんだけど決してその枠に捉われない気概に満ち溢れてい
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フラッド(1998年製作の映画)

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物凄く雑に分類してコレもダイ・ハードの亜流といえるが孤立無縁というだけでなく豪雨による水害にて沈みゆく街という考えられる限り最悪の状況下!このシチュエーションだけで面白い。企画考えついた時点で明らかに>>続きを読む

Arc アーク(2021年製作の映画)

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基本的に鼻で笑っちゃうもんだった邦画におけるSFだけどもここまで見事に映像でアプローチできるとは。あとワーナー配給の邦画でやっと傑作と言えるものを観た気がする。バンダイナムコが制作なのかよ。頭のロゴが>>続きを読む

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

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『ニキータ』とやってること一緒!!
だがより洗練された形で。
つぅか細身のモデル系美女って好みが一貫してずっとブレないね。ここまで貫き通すのは立派だ。まんま劇中もモデルなのでより露骨。

スパイムービ
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ニキータ(1990年製作の映画)

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存在感たっぷりに登場するチンピラたちからのオープニング。まるで主役かとでもいう様なキメキメっぷりなんだけどお前らこの冒頭だけで死ぬじゃねぇかニキータ以外……。やはりリュック・ベッソンは撮りたい画が先に>>続きを読む

はるヲうるひと(2020年製作の映画)

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佐藤二朗待望の監督第2作。
“置屋”と呼ばれる離島の寂れた漁村の売春宿を経営する兄弟と女郎たちの壮絶な生を巡る話。主に福田雄一監督作で見られる様なコミカルなイメージが佐藤二朗氏のイメージかと思うがそれ
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

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OVA版があまりにも丁寧に作られているので大友監督の表層的になぞるだけの脚本や演出では見劣りしてしまう。それは前作までで充分に分かってはいたけれども。構成も疑問。概ね筋は違わないんだけど。

しかしそ
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