チャンドラーさんの映画レビュー・感想・評価

チャンドラー

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紅の豚(1992年製作の映画)

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フィリップ•マーロウに並び、ポルコ•ロッソは僕の永遠の憧れです。
女性描写はところどころ宮崎の妄想が過ぎていただけませんが、ロメールの映画に出てきそうな人畜無害な老人はとても魅力的です。
大団円のまと
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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ママスとか、フィッツジェラルドとか、チャンドラーとか、コンラッドとか。
音楽とキャスティングが天才的だと思います。
あと、クリフは完全に『攻殻』のバトーオマージュですね。

BROTHER(2000年製作の映画)

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三島よりも粗雑な死の耽美主義。
よくわかりません。

ホームワーク(1989年製作の映画)

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小学校の頃、地方テレビ局のインタヴューに答えた事を思い出しました。

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

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主題がもはや手法の充実、拡張にあって、それゆえに実体のない映画なのかもしれません。冒頭とラストにあるカメラ目線は主題の宣言なのでしょう。
ベルモンドがひたすらに美しいです。

トラベラー(1974年製作の映画)

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高校の頃、夜行バスで地元から東京へ行ったのを思い出しました。あの時感じた空気、新鮮さ、希望は今でも覚えています。中学の修学旅行で訪れた時とはまた別の新鮮さがありました。懐かしい思い出です。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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ウォーケンをクーンツ大尉に、カイテルをウルフに配役するあたり、パルプフィクションというか同人誌というかB級というか、そうしたのはタランティーノにしか出せない詩情だと思います。
また作中のタランティーノ
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座頭市(2003年製作の映画)

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現代劇だと武のチープさは映えますが、時代劇だと作品としての粗として非常に目につきます。インスタで新作のマクドナルドを上げると映えますが、フランス王朝の食卓でそれは無理があるというものです。もっとも、予>>続きを読む

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

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ディアとは、鹿であり、ニックであり、dearなのでしょう。
デニーロ主演の『黙示録』が見てみたかったです。

崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

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画面の統一感しかり、画面効率の良い魚の大群の動きしかり、宮崎史上最高峰の作画だと思います。
脚本は、嵐の夜リサがひまわりに戻るあたりから怪しくなり、その雲行きは最後まで変わりませんでした。
また、久石
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

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久しぶりに見たけど、宮崎駿はタルコフスキーと並んで映画史上最も才能のある監督ではないでしょうか。前者は敷居が低く、後者は敷居が高いが。
変身とか、独り歩きする貨幣の本質とか、その辺りは『ロング』に通じ
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(1997年製作の映画)

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レスリーチャンとハーヴェイカイテルと三島由紀夫。

緑の光線(1986年製作の映画)

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息切れを見せない脚本に、まるでロメールの視線そのもののようなカメラワーク。
そして、ラストの緑の光線。
めっちゃ好き。

バーニング 劇場版 4K(2018年製作の映画)

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韓国版グレートギャツビー。
パントマイムにはじまり、整形、オナニー、不在の猫。それらは全て実体を欠く。
すなわち、貨幣だ。
ベンの燃やすビニールハウスとは、殺す女の比喩であり、彼女らは娼婦の如く彼に富
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

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画家という男社会を選んだ女と、家庭という女社会を選んだ女。
しかし、絵画という形で2人の気持ちは永遠に結晶化される。
美術、ロケーションが素晴らしいので、長回しが見たかった。
余計な要素を徹底的に排除
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

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アニメですればいいことを、あえて実写でやる心意気。
所々、宮崎駿、カウリスマキ、タランティーノ。

ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

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「意味不明」を「詩的」と置き換えて誤魔化すことは不純だけども、ゴダールに関して言えばいいんじゃないかな。脚本深掘りすれば色々出てくるんだろうけども。
でもあんまりメタ的というか観念的というか。
でも、
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西鶴一代女(1952年製作の映画)

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フェリーニの初期って感じ。
島原のところは、『千と千尋』がオマージュしてるね。

ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

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アレン節満載というよりは、これくらいシリアスネスとコミカルネスが混ざりあった方が好みかも。
病気に違いない症候群は、シェルドンクーパーを思い出して、ホッコリした。

新幹線大爆破(1975年製作の映画)

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演技が暑苦しすぎて鑑賞に耐えない。この暑苦しさは黒澤明もびっくりするだろう。高倉健の冷却演技とコントラストつくりたかったのかもしれないが、物事には程度というものがある。
ストーリー展開も柔道部登場あた
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市民ケーン(1941年製作の映画)

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コントラスト、カメラワーク、カット割り、構図、奥行き。撮影技術のどれをとっても惚れ惚れする。
ストーリーは大して面白くない。

『闇の奥』原案としては、『黙示録』にいまひとつ劣る。

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

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テリーという人物の解釈に異議あり。
それゆえに物語の厚みが損なわれている。
ただ、エリオットの演技は心地よい。
ゲートのモノマネニキは、原作のモノマネ鳥あるいはカウボーイをアルトマン的ユーモアで表現し
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