向日葵さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.8

「世間に常に怒っています」
最後に主人公はこう放った。

地元では移民として差別され、家庭では居場所がない。そんな子がこの世にどれだけいるのか。数知れぬほど。

その中で自分の煮詰まった魂を吐き出し、
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フラ・フラダンス(2021年製作の映画)

4.0

良かった…
進むべき道を迷い進んだ先で苦悩し仲間も支え合いまた前に進む。
震災を経験した高校生がフラダンスを通して「仲間」と「夢」を見つけ輝かしい作品だった。オリジナルのアイドルソング「ありがとfor
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グッドバイ(2020年製作の映画)

2.0

自分も長らく母と娘、2人で暮らしてきたので、父親の温もりみたいなものを他の男性に求めてしまう感じや、欠落した感情に共感するところが多かったのですが、、、


最後だけどうしても分からない。
解説求
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.5

試写会にて一足先に鑑賞させて頂きました。

運転技術が神がかっている運び屋の女。
性別問わず憧れてしまうような強さと運転スキルには目が離せない。

同じ運び屋として、別作品「ベイビー・ドライバー」が大
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モービウス(2022年製作の映画)

4.3

スパイダーマン大好きマンとしては、どこのマルチバースでジャレッド・レトーとして対面してくれるのか気になるところ。ヴィラン...なのだからスパイダーマンを応援したいけどこれ観ちゃったらやっぱりみんな大好>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.0

親友だったマリコ(奈緒)が自殺した今、『どんどんと良い思い出しか思いだせなくなるのが嫌なんだ』とトモヨ(永野芽郁)は叫んだ。

親に壊され男に利用される、生きるために人一倍の苦労をするマリコのような女
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

生きることに対して綺麗な部分しか見たくないという感情があるので、この類が一生得意になれない。血に性に欲...どうしても気持ち悪いと感じてしまう。それでも目を逸らしたくなるが、事実私も人間として持つ部分>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.5

恐怖は人を強くする。
現状から抜け出す為に手段は選ばない。
子どもが親の期待に答えることに疑問を持たなくて良かった。好きなことが一致していて良かった。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

5.0

ひとつの星で、様々な部族として暮らすアバター。そしてSkyPeopleと呼ばれアバターたちの居場所を奪おうとする欲深い人間。そして人間とアバターのハーフの子。

大地、そして海から「生」を与えられ生か
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

4.5

ほぼ初見の中、邦画でエンドロール終了後「良かった…」と吐息と共に言葉が溢れ出たのはいつぶりだろう。

舞台となっている与那国島には数年前に訪れたことがあり、自転車で数時間で1周出来てしまう小さな落ち着
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ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

4.5

キノッピオ…の素直さ優しさ愛しさ、全てにおいて可愛い過ぎる。純粋で真っ白で、大切な人のために一生懸命に真っ直ぐな彼の虜になった。分からないことは聞く、疑いなく全てを受け入れる。頑張れ頑張れ。無意識に微>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

4.3

主人公と自分自身が重なり過ぎた。
男と女、何もかも恋愛に結び付けてしまう世の中で、多様性多様性と言う言葉ばかりが独り歩きしている。「多様性は基本的な感情の上で成り立つ」「このご時世、あなたがレズビアン
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トロール(2022年製作の映画)

3.5

トロールって聞いたことあるけれど、どんな生き物なんだろう…?という入り。ファンタジーとして高品質な作品で面白かった。

ハウ(2022年製作の映画)

4.0

ユーモアと同時に、犬が人間にどれだけの教えを伝えてくれるのか分かる。

人間に捨てられても、人間から暴力を受けても、人間から粗末に扱われても、人間を助ける仕事をする犬もいる。寄り添おうとする犬がいる
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

100の賞賛より1の親友
というように、出る釘が打たれる最悪な形。
主人公の素直さを利用してネタにする。

誰か1人でも信じてくれる有能な仲間がいてくれて本当に良かった。私達が生きている世界は素直さだ
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.3

親が居て私がいて子供がいる。
あがらえない環境において、ハッピーエンドなんてない世界で生きる私たちができること。

結局私たちの本音ってどこにあるんだろう。
愛ってどこにどうやって実っているのかな。
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

最初から最後まで、目を見開く。
※東日本大震災をダイレクトにモデルにしているため、携帯の警報が作中頻繁に鳴る。フラッシュバック等、観ることが出来ない人もいると思います。注意して鑑賞を決めて欲しい。
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スクール・フォー・グッド・アンド・イービル(2022年製作の映画)

4.5

この作品ってもう見つかってます?
見つかってたらごめんなさい…

ハリーポッター?ディセンダント?
プリンセスと魔女の育成学校。
(正義のヒーローとヴィラン)
ファンタジーの起源、、
世界観、BGMま
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.5

「どこにいても苦しい。」この答えが見つかった。

希子ちゃんと麦ちゃん!想像通りめちゃくちゃ好きな作品でした!!「あのこは貴族」という文脈には「隣の芝は青く見える」と同じ意味がある。身近な世界なようで
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余命10年(2022年製作の映画)

-

生きたいのに死んでしまう人もいる。
生きたいけど生きられないだから死にたいのに死ねない苦しみの中もがく人もいる。

生きるというのは残酷だ。幸せや楽しさ、そして大切な存在を教えておきながら、突然終わり
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Arc アーク(2021年製作の映画)

-

「生の反対に死があるのでは無い。生の中に死があるのだと思う。」初めのこのセリフから不老不死が可能になった世界で作られていく物語を新しい感覚で観た。歳を取らず死が訪れないという事は、生きているということ>>続きを読む

グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.8

エディが悪魔に見えたと思ったら、幼い子どものようにも見えた。無差別に人を殺めてしまう心の情に向き合うことの出来る作品。

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.3

いやぁ、面白かった!!!!とただ一言投稿したいが、途中から世界規模でスケール爆発し完全にキングコングの域を超えること以後お見知りおきを…笑

ある意味特撮初心者に持って来いの作品。
必然的にコングに感
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.0

各々育った環境によって見方が変わってくると思います。だからこそ、この作品を観た人が、この作品が本来伝えたいことはなんなのか、考えるきっかけとなるのだと思う。掘れば掘るほど学ぶことが出来る。

いのちの停車場(2021年製作の映画)

4.0

素晴らしかった。
私たちは互いに生きている、生かされてる。

「生かされてるのならば人の役に立たないとですね。」

その意味の重みを感じることが出来る。

私は世界一幸運よ(2022年製作の映画)

4.3

心の傷を持ち続け生きていくということ。
レイプ被害者である主人公が、自分のために何が出来るのか、どう生きていくのか、家族や友人に理解者がいないとしても自分の味方として、自分のために戦い続ける。というこ
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

4.8

世界一大好きな俳優クリステン・スチュワートがダイアナを演じると知った約2年前。
日本公開は約1年遅れての公開でした。

監督はダイアナ妃を演じるのはクリステン・スチュワートしか考えられないと述べていま
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.3

誰かを好きになるということ、恋愛感情があるということにあまり親しみがなく憧れることもなかった人生だった。それでもこの作品を観た時に、特別な人と出会い恋をして共に暮らすという経験も楽しそうだなと思った。>>続きを読む

ぼくらのよあけ(2022年製作の映画)

3.5

未来ロボットななこが可愛い…
ななこが可愛い……に尽きる。
1万年以上の時間をかけて地球に来た惑星。2022年に到着し、今は2049年。この27年の時は何を生み出したのか、そして何を生み出せるのか。「
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でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード(2021年製作の映画)

3.5

身体が大きいから?
色が赤いから除外されるの?

個性、ユーモアを大切に。
そんな存在が世間を変えるんだ

私はゴースト(2012年製作の映画)

3.0

死んだからといって、みんながみんな成仏出来ている訳では無い。もしかしたら私はもう死んでいるのかもしれない。。

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.5

メキシコとテキサス間を車で駆け抜けている映像をみていると、世界は広いな~と思い出す。小さな土地でぎゅうぎゅうに日本国の中心部で生きている私が観ると特に。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.3

様々な絵画を通した作品を観てきたが、
初めての着眼点である。

しかし終始身近に感じるのは、今まで「絵」として観てきた描かれている側の女性が常に動き、心までも作品として表現されているからだろう。酷さも
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.0

私たちには護られる権利がある。

助けられることを恥だと思う人間の心も、その心を利用しながら「助けますよ」と言いながらも本心では拒もうとする人たち。

もう一度言う。
私たちには誰しもが護り助け合う権
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