桃の木さんの映画レビュー・感想・評価

桃の木

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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

Netflixにて鑑賞。上映時見れなくて残念でしたが評判通りめちゃくちゃ面白かった。
観てる方もどうなるんだ?と目が離せなくて展開も素晴らしかった。
マキタスポーツ氏、こんなに凄い役者だったんだ。
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.5

シナリオの巧みさ展開のスピード、どんでん返し、サスペンスとしてはかなりのクオリティ
主演は3人の少年少女、特に少女を演じた星乃あんなさん。素晴らしかった。
少女の儚さ強さ哀しさ、胸に迫る好演
万一この
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身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)

3.3

エンタメ映画として及第点。
ムロツヨシ主演なのだが記憶に残るのは林遣都の達者な演技と永山瑛太の味のある風情。
二人がいたから観れる作品になってる。
ムロツヨシって上手いんだけど心に響かないんだよな。

中島みゆき 劇場版 夜会の軌跡 1989~2002(2023年製作の映画)

2.5

中島みゆきのコアなファン以外は難しいね。
歌が好き、くらいでは眠気と戦えない。
彼女は不世出の天才シンガーソングライターだけど、女優では無い。舞台人でも無い。
なので演芸会に見えちゃう。
こんなより普
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.0

真木よう子の役者としての圧倒的な存在感、そこにいる存在としての説得力。朧げな輪郭の主人公をそのままの形で見せてくれる真木よう子の力量あってこそ。
井浦新が素晴らしく魅力的。
こんな男、まるで現代の白馬
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

アマプラ鑑賞
上映時タイミング合わずずっと後悔。役所広司というジョーカー札を使ってもやり遂げたかったという西川監督の言がわかる気合の入った作品。役者が良い。本が良い。
役所広司の演ずる三上の傷だらけの
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

5.0

蛇足の2作目が成功する確率はかなり低いのに、めちゃくちゃ頑張りました。すごく面白かった。
ただご当地ネタ、関西人が見るのとそれ以外の人が見るのでは面白さが相当ちがうかも。
大阪人の私は一作目より大爆笑
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(2023年製作の映画)

3.5

北野武映画のエッセンスは全て詰まっていた。アウトレイジ時代劇版、と思って期待すると肩透かしかもだけど。
戦場の描き方、戦い方、血飛沫のリアルさ。
そこはなかなか良かったよなぁ。
ただオリジナルストーリ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

これぞ映画。映画でなくては出来ない表現。
演劇でもなく、小説でもなく。ドラマでもない。ずっとほとんどセリフもなく老体の役所広司がただ淡々と、でも大切に毎日を送る。
人生の塵芥を飲み込んだ後の人生。
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.2

ま、良いんじゃないですか楽しいから。という評価を見たんですがその通りですね。
でもやっぱりドラマのファンの人が見たら面白さが倍増なんだろうな。ドラマ未見のためこのノリに若干ついていけず。
下ネタにひい
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アナログ(2023年製作の映画)

4.5

純度100.パーセントの恋愛映画でした。40のおっさんの二宮和也がいまこの時期に?というのが意味のある恋愛映画。
丁寧に生活を重ねる悟に謎の女性みゆき。
二人の醸し出す時間と空間に引き込まれる。
泣い
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

4.1

原田真人監督作品らしさ満載。監督の名前知らんで見ても、あ、原田真人作品やなとわかる。最初、聞き取りにくいセリフとわかりにくい画面でちょっとしんどくて、これは外したか?と思った。
劇中のキャラクターや話
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

3.5

主役のエリーゼがとにかく魅力的。パリ・オペラ座バレエ団のプルミエダンスールと聞いて納得。このクラスのバレエダンサーは存在でまず万人から選ばれ幼少期から舞台に立って人を魅了することを訓練してきている芸術>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.4

よく出来てたと思う。原作の良さ、このドラマを好きな人にはしっかり届く丁寧な作品でした。
しかし整くんのおしゃべりという最大の魅力そのもの、におばちゃんはちょっと、めんどくさ、と思っちゃう。言ってる内容
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こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

3.6

山田洋次監督の最新作が吉永小百合主演で見れる。そのことがもう価値があるというか。
山田洋次監督独特の下町の人情と軽味。
吉永小百合が下町の足袋屋の未亡人というのがニンに合ってるのかあってないのか。ショ
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春に散る(2023年製作の映画)

3.6

最後の試合のシーンに全てがある。ボクシングも殴り合いの血も汗も苦手なのでところどころ目を瞑ってしまったが、そのうち2人の肉体と魂の燃える様に身体にまず感動が来て作中の観客たちと同じように立ち上がりそう>>続きを読む

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

普段エンタメ映画ばかり見てるのでこういうミニシアター系は久しぶり。最初は暗い画面と全く進まない物語に、あーこれがインディーズ系、と人を楽しませるつもりは全くありません、という姿勢にかなりきつさを感じた>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.8

さすが見事なノンストップアクションムービーでした。韓国版は見てないけど息つく暇もなく畳みかけるような展開が韓国ドラマらしい。主演の岡田准一はさすがひらパー兄さんなだけあってコメディ感もお見事。
ただ綾
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

4.2

楽しかった!これぞ日曜劇場!やっぱり日曜劇場はこれですという気合を見せてもらいました。もちろん映画というのではなくテレビドラマの劇場版でエンタメに徹してる。
スピード感、わかりやすさ、キャラ立ち。
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仕掛人・藤枝梅安2(2023年製作の映画)

4.2

ザ時代劇の美学堪能させていただきました。コメディみたいなライトな時代劇が増えましたが、日本の映画界を支えてきたのは時代劇、撮影所だぞ、との気概。
明かり、役者の顔の皺、目の滑りのような光、血潮、引き込
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.3

なかなかに重いテーマなのだが緩さを感じた。セリフを借りていうなら安全なところからこの作品を撮っている感が拭えない。松山ケンイチ、長澤まさみは見事な演技だった。それは間違いない。特に松山ケンイチは昨今一>>続きを読む

書かれた顔(1995年製作の映画)

4.0

高校生の時、まだ出たばかりの玉三郎丈の滝の白糸を観た。登場から光がそこにだけ差し込んでいた。それ以来彼は私のミューズだ。
しかし今作は未見。
玉三郎の私服での話がいまはもう懐かしいから独特の世界。
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.0

自分の趣味に合わない映画は見てはいけない。と言う良い見本。
辛かった。何が評価されてんのか全然わからなかった。

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.9

これは、個人的に銀行、それもまさに融資担当だった自分にはなかなかに面白かった。さすが都市銀行の内情を知り尽くしている池井戸潤。いかに銀行員には誘惑が多いか、真面目にやってる人が紙一重で落ちていくのか、>>続きを読む

湯道(2023年製作の映画)

3.5

楽しかった!豪華てんこ盛りの俳優陣を見事にまとめた監督の手腕に拍手。
映画ってエンターテイメントだよね、感動とか批評とかまぁそれもあるけどやっぱり時間とお金を費やして楽しい時間を過ごしたいじゃん。そう
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.8

見る人を選ぶ映画。私の感覚ではこの作品を何らか心に刺さった。胸を打ったと言える人か、偽善だ、あれは毒親じゃないかと否定する人かの踏み絵だと思った。少なくとも私的には後者の人とはお付き合いしたくないし近>>続きを読む

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

2.8

いやいやいや。いくらテレビドラマの映画化とは言えこれはないでしょう。確かに期待はしてなかった。所詮はドラマの映画化。
とは言えドラマも面白かったし何と言っても主演が竹野内豊と黒木華。
客演に斎藤工、少
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.9

パニック映画はもはや韓国映画のお家芸と言って良いかも。閉ざされた飛行中の旅客機と地上での操作や政府、世論の動きなど見事に練られた構成で飽きさせない。
脚本が素晴らしいのは当然として、音楽が素晴らしく良
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.9

満を持して拝見。
瀬々敬久監督の丁寧かつ重厚な作り、壮大な屋外セット、豪華な俳優陣。最初から最後まで高い集中力が途切れない素晴らしい作品でした。
泣けたからと言って良い映画ではないが、受け止めた上で泣
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

映画らしい映画でした。とても素晴らしかったです。俳優さんが皆さん素晴らしいのですが、ニンに合った役を演じられてるのでとても魅力的。
窪田正孝さん、ボクサーとして普段から鍛えておられると聞いていましたが
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

いや、良かったです。悪いとこないです。
最初から最後まで飽きなかったし、画面も綺麗だし。ただこの興行収入ぶっちぎり!の状況を見ると映画好きとしては嫉妬するというか、実写映画でこの熱量くらいの感動は佳作
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.0

ガッカリして映画館を出てフィルマークの評価見たら結構高くて自分の感覚を疑ったけどやっぱり面白くないもんは面白くない。
前作は本当に感動して2回見たしずっとワクワクしたのにな。

まず、何のために戦うの
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

映画って最高!!!!とそこら中に言って走り回りたい。
IMAXで鑑賞。歌も音楽も踊りもアクションもなんもかんも最高でした!
3時間がまったく退屈しない。何度も何度も訪れるクライマックス!!
ラーマ王子
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天間荘の三姉妹(2022年製作の映画)

3.3

残念!めちゃくちゃ良い作品になる可能性が、もっともっとあったのに。
俳優も素晴らしいのに、設定も面白いのに!
前半はこ、れ、は!と期待しまくりだったのに後半ぐだぐだに。
蛇足とはこれを言う、というもの
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アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

3.5

阿部さんの一人劇場。進んでいくにつれて牧本の純粋さに寄り添ってしまう。
満島ひかり、宮沢りえ、さすがの存在感。
警官役の松下洸平がもう少し最後に牧本に寄り添って欲しかった。

来る(2018年製作の映画)

3.5

松たか子演じる霊媒師の除霊のシーンが最高にオカルトオタクごごろを魅了する。
最高にかっちょいい
だからこそそれを邪魔する二人がめちゃくちゃ謎だしラストの落ちがガッカリ感満載。

除霊シーンのみで評価。

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