Takaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

フランケンシュタイン・リポート(2013年製作の映画)

2.0

実は、メアリー・シェリーの書いた『フランケンシュタイン』は実話なんだよ!
証拠の手紙も残ってるよ!
そして今でもフランケンシュタインの怪物は生きているようだよ!
だから北極圏に探しに行くよ!

という
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.5

相変わらず起承転結無しで強引に引っ張り回すパターン。
楽しいシーンもあれば、くっだらねぇ…というシーンもある螺旋。
無理矢理お涙頂戴。
アダム・ウォーロックが間抜け面過ぎて可笑しい。
それなりに楽しか
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.2

遊牧民族の話ではない。

ヴァンやキャンピングカーで短期労働しながら渡り歩く現代社会のハウスレスたち。
そうせざるを得ななかった者が多いのだろうが、望んでそうなった者もいるのかも知れない。
望んではい
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

SFホラー → 西部劇。
洞察力に優れた主人公。
どうしても生き物には見えない。

「野生生物と目を合わせてはいけない」という教訓。

立っている靴はモノリスへのオマージュ?
それとも何かの象徴?
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アンコール!!(2012年製作の映画)

3.8

「今日は幸せそうだった。私はもう長いこと、君を幸せにできてない」
「あなたといて幸せよ」

強面テレンス・スタンプが強面のまま頑固を拗らせた爺さんを演じているが、意外と可愛い。
スタンプを可愛いと思う
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

4.0

休日をロッジで過ごす3人家族の元に、武器を携えた4人の男女が訪れる。
曰く、世界の終末を回避する為に、家族の誰か一人を犠牲にしなければならない。
我々は選べないので自分たちで相談して決めて欲しい。
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とある寄宿学校で暮らす子供たち。
彼らには彼ら自身も知らない秘密がある。
それは、彼らの身体は彼らのものでは無い、という事…
_____

繊細 かつ 悲痛。
特に アンドリュー・ガーフィールド が痛
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偽りの人生(2012年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

生活に閉塞感を感じている医師のアグスティンのもとに、長年音信不通だった双子の兄弟ペドロが訪れる。
癌に苦しむペドロに殺してくれと頼まれたアグスティンは、ペドロを殺し、ペドロに成り済まして生まれ故郷に帰
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コレクター(2012年製作の映画)

3.2

何人もの売春婦を拉致監禁し自分の子供を産ませる変態人非人と、
そいつに娘を誘拐された刑事のお話。
ゲイリー・ハイドニックという男の実話を基にしたサスペンス・スリラー。

割と ジョン・キューザック が
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アンホーリー 忌まわしき聖地(2021年製作の映画)

2.6

ある日突然、聾唖のアリスは聖母マリア様の声を聴き、話せるようになる。
そして病人を治すなどの奇跡を行い、田舎町が聖地として騒がれるが…
____

という、悪魔は狡猾だから気をつけるんですよ、という教
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.9

アイルランド(?) 1922年頃(?)
本土が内戦で混乱している中、近郊イニシェリン島(架空の島らしい)では退屈な時が流れている。
ある日突然、パードリックは親友と思っていたコルムから絶縁を宣言され
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サマリタン(2022年製作の映画)

3.3

予備知識無しで、善きサマリア人の話かと思って観たら、スーパーヒーロー物でビックリした。

スーパーパワーを持つ双子、善のサマリタン・悪のネメシスは25年前に闘いの末に命を落としたと思われていた。
が、
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ケイト(2021年製作の映画)

2.8

つい最近観た『ブレット・トレイン』の流れで、日本にやって来た女殺し屋のお話。
放射性物質を飲まされ余命24時間の復讐劇。

いきなり「バニラ」から始まって草www
一度「草www」って使ってみたかった
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

実力のあるシェフが手がける人気上昇中のレストランでの、全てが噛み合わない最悪の一晩。

約90分のワンシーン・ワンカットの臨場感。
最後まで緊張感を維持していたが…

…え? これで終わり??

チー
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.1

ろくでなし共の悪運と強運に彩られたドタバタ協奏曲。
楽しいと思えばメチャクチャ楽しいが、
ツマランと思えばバチくそツマラン。

伏線(とは言えない伏線)をバリバリ回収しまくるテンポと映像センスが素敵。
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

3.5

連続女性殺人事件を追う、かつて名刑事でありながらも現在は訳あり制服警官の デンゼル・ワシントン と、上昇気流に乗っている若手刑事の ラミ・マレック。
小さな事が大事な時があり、小さな事が命取りになる事
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ザ・マミー(2017年製作の映画)

3.7

麻薬戦争・人身売買に荒れるメキシコ。
増えてゆくストリート・チルドレン。
ある日、少女エストラヤの母親が行方不明に。
エストラヤは少年シャイネのグループに加わる。
少年はギャングたちに復讐したい。
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キャリー(2013年製作の映画)

3.0

イジメをするとしっぺ返しを喰らうよ、
という教訓映画(ではない)。

76年版とそれほど違わない印象。

パイパー・ローリー と ジュリアン・ムーア は良い勝負だが、
クロエ・グレース・モレッツ より
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.2

シリーズ主要キャスト勢揃いの同窓会ムービー。
映像は相変わらず迫力満点で魅せてくれる。
ただ、ストーリーはねぇ…

メインキャストが各々アクションヒーローレベルの驚くべき危機回避能力と恐るべき強運を持
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.1

「熊は無視するのか?」

双極性障害の妹の無理心中によって家族を失った不安神経症のダニーは、恋人と友人たちのスウェーデン/ヘルシングランドの田舎のコミューンへの旅行に付いていく事に。
そこでは90年に
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

1.8

「わぁー! 大変だー! 月が地球に落ちてくるー!」
というお話。

ディザスタームービーではなく、SF。
所謂トンデモ系というやつ。

ツマランと聞いていたが、想像を超えてつまらなかった。
トンデモ系
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ガール・イン・ザ・ミラー(2018年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

鏡の中の私は、もう一人の私。
苛められっ子でも優越感を満たす為の存在でもない、完璧に美しい私…

というサイコスリラーと言うかホラーと言うか。
前半は先行きにちょっと期待したりしたけど、後半入れ替わっ
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パラノイド・シンドローム(2012年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

何? この邦題?
ホラー層に手を伸ばして貰いたかったんだろうかね?
テキトーに付けた意味不明感。

っつーか、中身の意味も解らん。
フラッシュバックだか回想だか妄想だか判らないシーンの数々も解らんし、
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北のカナリアたち(2012年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

とある事情から、北の離島の生徒数6人の分校を離れた先生。
20年後、かつての教え子が殺人事件を起こす。
教え子を一人一人訪ねる内に、徐々に明らかになる20年前の事件…
_____

まぁ、あれだ、人生
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

アイスランドの山間で牧羊を営む夫婦。
ある日、異形の子羊が産まれる。
夫婦は子羊に名前を与え実の子のように育てる…

という、じんわりくる神話的寓話的抒情的ホラー。
途中、かなりほんわかムードでしっと
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V/H/S シンドローム(2013年製作の映画)

1.5

一時期流行った POV のオムニバス・ホラー。
ほんとにあった呪いのビデオ的な。
アナログ感覚が懐かしい感じ。
いずれの話も正体不明の恐怖を描いていて、それぞれ複数の監督が頑張っているようだが、ストー
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ダーク・ハーフ(1993年製作の映画)

2.7

以前観た時はそんなに面白いとは思えなかったが、原作を読んだ後だと、まぁ2時間枠で健闘してるな、という感じ。

お馴染み キャッスルロック とか、保安官役に マイケル・ルーカー とか楽しい。
ティモシー
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

まぁ、途上の シュリ よりも、王として確立している ネイモア だな。
にしてもあの小さな羽で、あの身体を猛スピードで飛ばすんだから凄いよな。
バランス取るの難しそうだね。
また生えてくるといいんだが。
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画家と泥棒(2020年製作の映画)

3.8

ノルウェー。
2枚の作品がギャラリーから盗まれた。
画家は泥棒に接触するが、ヤク中の犯人は作品をどうしたのか思い出せない。
画家は泥棒に、絵を描かせて欲しいと要求し、泥棒もそれを受け入れる。
かくして
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ダークスカイズ(2013年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

愛と勇気でエイリアンと戦え!

エイリアンによるアブダクション物と心霊ホラーを合わせたような雰囲気は中々良いと思うんだけど、起こる現象というのが割と過去に見た覚えがあるようなのばかりで新鮮味には欠け
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

鳩と暮らす大柄黒人。通称 ゴースト・ドッグ。
愛読書は「葉隠」。
職業:武士道に生きる殺し屋。

という、フォレスト・ウィテカー扮する主人公が武士道を体現している (らしい) お話し。

奇妙でいて、
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我々の父親(2022年製作の映画)

5.0

インディアナポリス。
自分が精子提供を受けた子である事を知っている女性が、ふと、自分の兄弟姉妹が見つかるのではないかと、遺伝子解析サイトに登録・検索してみると、何と異母兄弟姉妹が7人も見つかるという驚
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

そう! 命を戴くというのはそーゆー事なのだ!

けど、
観たかったのとは全然違った。
2皿目までは楽しめたが、3皿目でブラックなコメディ・スリラー?という流れに変わり、4皿目で不条理ホラーに変わってし
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サムライ(1967年製作の映画)

4.4

後の作品に多大な影響を与えたとされるフレンチ・ノワールの傑作。
映像の佇まい自体がブシドー。

寡黙でクールでストイックな一匹狼の殺し屋。
刀は抜きません。
スーツ/トレンチコート/ソフトハット が決
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悲愁物語(1977年製作の映画)

3.7

某企業が、人気外国人ゴルファーに対抗すべく、若きゴルファー桜庭れい子 (白木葉子!) を猛特訓、自社のマスコットガールに抜擢し、人気急上昇するが…

な~んやコレ!
主題がどこにあるのかサッパリチンプ
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.9

今風、ライトでアップテンポでユーモアを大事にした本格ミステリ。
前作が好きなら観て損は無し。

前作同様、全く名探偵に見えないのは意図しているのだろうか?

でも、やっぱり、イーロン・マスク (良い意
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