Takaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

バルジ大作戦(1965年製作の映画)

3.3

第二次大戦末期、ドイツ軍起死回生の奇襲突出作戦に翻弄される米軍のお話。

今観ると倒れゆく兵士の大袈裟っぷりがちょっと笑えたりする。
かなり大味ではあるが3時間弱を飽きさせないパワーはある。
多数の戦
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反撥(1964年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

狂気の発露と進行。
エロスへの嫌悪と恐怖心と妄想。

家族写真の彼女は何を視ているのか?
ラストに明かされた、その視線の先にある彼女の心を破壊した物の正体に戦慄。

兎とジャガイモと目。

クリフハンガー フォールアウト(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

崖っぷちで崖っぷち。
敵男が見事な クズ田クズ男 でカタルシスを期待させられる。
蛇とかGPSとかオチを軽々と想像させるが、それなりに緊張感のあるシーンもある。

キラー・ジーンズ(2020年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

まぁ、ネタなんだけど、振り切れていないなぁ。
終盤のシリアスな展開も、何の意味も無く終わらせてしまうし、
インフルエンサーと店長のキャラ設定も笑いに繋がっていないし。

4番目の男(1979年製作の映画)

3.8

「サスペンス」というよりも「オカルト」に近いかな?
ジェローン・クラッベの怪しげな演技が嵌っている。
脚本もきっちり出来ているようで、幻想一つもちゃんと伏線になっているのは、なかなか気持ち良い。

2ドアーズ(2010年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

よくある「お前は既に死んでいる」系。
モーテルが三途の川らしい。
雰囲気も悪くないし、それなりに頑張ってはいるが、やっぱりそれなり。

忌み嫌われる家(2003年製作の映画)

1.7

やたらと勿体つけているが、それが怖さや不気味さには繋がっていない。

二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

3.3

脇のキャスティングが良い。
出てくる料理がメチャクチャ美味そう。

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

という事は……
ヴェノム と エディ はスパイダーマンの存在するマルチバースに飛ばされた、と。
そして、ヴェノムの集合体意識は別のユニバースでの ピーター・"トビー"・パーカー と ヴェノム&エディ
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1922(2017年製作の映画)

2.7

亡霊と鼠と牛のお話。
スティーヴン・キング原作としての雰囲気は維持しているが、映画としては物足りない。

ザ・パック 餌になる女(2010年製作の映画)

1.3

何だこれ?
もう一度言う
何だこれ?

前半、監禁物。後半、モンスター物。

(・・?) の嵐。
謎の設定と謎の展開。
ツッコミどころ大サービス。

地中から現れるクリーチャーたち、皆んな、お揃いの服
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サンシャイン2057(2007年製作の映画)

3.3

昔観た時はピンと来なかったけど、観直したら見直した。
映像綺麗だし。
冷静と熱さの狭間。

まぁ、終盤の映像とカメラワークをウザく感じたのは変わらなかったけど。
サブリミナル風カットも要らないけど。
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.8

最近実話再現ドラマ監督と化している御大でありますが、そのリアリズムもますます進化!
メイン3人+最初にテロリストと対決する2人を本人に演じさせるという暴挙に!

そして、たった数分の出来事を、幼馴染み
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12年の長い夜(2018年製作の映画)

3.6

ウルグアイのプチお勉強。

60年代、極左武装組織トゥパマロスの活動により内戦状態に。
軍部によりトゥパマロスは鎮圧されるが、その後、軍部が政治介入。
73年、軍事クーデターにより事実上の軍事政権に移
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.3

まぁ、マジで言っちゃえば、
ありきたりなストーリー展開だとか、
スティーブ以外の勇士が多様性の為に集められただけで活躍してないとか、
目覚めちゃえば剣も盾も要らない無双ぶりじゃ敵無しじゃんとか、色々。
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.8

単純に、面白かった。
安心感あり過ぎだけど。

結果は決まっている(と想像出来る)のだから、ソコにどういう風に持って行くか、というのが核になるのだろうけれど、
映像が綺麗でダイナミックで 流石スコット
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.9

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流石にタランティーノ監督は緊張感の維持と外し方が巧いな。

マンソン・ファミリー やら シャロン・テート やら担ぎ出して、
ラストに待ち受けるであろう血と暴力に恐れ戦きつつ観ていたが、
そういう方向で
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

4.4

マカロニ・ウェスタンの巨匠(らしい)レオーネ監督の遺作にして渾身の大作。
ガキの頃に観たけど、ほぼ意味不明で「ジェニファー・コネリー可愛い」ってのが一番の印象だった。

うむ、堂々たる229分!
長い
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われらが背きし者(2015年製作の映画)

3.3

大学教授(ユアン・マクレガー)と妻(ナオミ・ハリス)は休暇でやってきたモロッコで、ロシアンマフィアでマネーロンダリングをしているディマ(ステラン・スカルスガルド)と出会う。
ディマは教授にUSBメモリ
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ロリータ(1962年製作の映画)

4.0

ピーター・セラーズの素晴らしい事。
ジェームズ・メイスンの素晴らしい事。
ハンバート・ハンバート って名前が妙に可笑しい事。

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.3

テンポがあまり良くなく、かったるい出来上がりだけど、頑張って組み立てた佳作。

ロストガールズ(2020年製作の映画)

3.0

セックスワーカーをしているシャノンが客を訪れた後、行方不明に。
偶然、麻袋に入れられて埋められた、いずれもセックスワーカーの4人の遺体が発見されるが、シャノンは含まれていなかった。
捜査が進展しない中
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ロスト・アイズ(2010年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

割と好き。

些か冗長で野暮ったいところもあるし、洗練されてるとは言い難いし、終わってみれば「あそこは何で?」ってな疑問が浮かんだりもした。
けれども、演出・脚本も巧いところがあって、異界ホラーなのか
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ジャパン・ロボット(2019年製作の映画)

3.5

ケーララ州のド田舎。
日本企業のロシア支社に就職した息子は、ヘルパーが居付かない老齢の頑固親父に自社製品のロボットをヘルパーとしてあてがう。
文明の利器を毛嫌いしている頑固親父だが、次第にロボットとの
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路上のソリスト(2009年製作の映画)

4.0

LAタイムスの記者スティーブ・ロペス (ロバート・ダウニーjr) はある日、弦が2本しかないバイオリンを弾くナサニエル・エアーズ (ジェイミー・フォックス) と出会う。
ナサニエルはジュリアードに在籍
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ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

2.7

こういうの、好きな人は好きなんだろうねぇ。
自分は元々「バカ物 (バカな若者) の青春」って作品が苦手だし、
わざとらしくウザくて煩くて、全然嵌まらなかったけど。
ローラの必死感と走りっぷりは良かった
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.3

70年代、メキシコシティ・ローマ地区。
とある中流子沢山家庭と原住民家政婦との日常と変遷。

横移動、横移動、横移動、、、の撮影が印象的だが、
ラストが縦移動なのはどんな意味があるのだろうか?

見上
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.6

まぁ、ありえないレベルの冒険譚だけど楽しい。
ノリがゲーム的で緊張感は微塵も無いので、スリルやサスペンスを期待する向きには不向き。

トム・ホランド 君の身体能力の高さが素晴らしい。
顔とはアンバラン
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

4.7

「そうはいない。知らない人から待たれている人は」

自分なりの信念を持って正しい事をしようとしているだけなのに、法律や条約に邪魔をされ巧くいかないジレンマや現実の厳しさを、ユーモアとアイロニーで包んだ
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.2

面白さ、とか、出来、というより、味、という点でマーベル作品の中ではかなり好き。
監督のジェームズ・マンゴールドも脚本に参加しているだけあって、西部劇+ロードムービーとして有終の美を飾った。

強力なヒ
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キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け(2012年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

それなりの地位まで上り詰めた男には、トラブルを解消する為のそれなりの方法がある。
というお話。

悪くはないと思うが、中途半端な感はある。
愛人の同伴事故死と仕事上の不正問題が並行して描かれるが、どち
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.7

大自然は神である。
自然を怖れ、自然を畏れ、自然を愛する者は神の僕たり得る。

恐いよー! 熊さん、恐いよーー!!

にしても映像の素晴らしさ。
照明は一切使わず、自然光のみで撮ったとか!
執念かッ!
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