TakahiroImaiさんの映画レビュー・感想・評価

TakahiroImai

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.5

自立し動くカメラとそのショットの中で取り残されるものの佇まいが印象的だった

人物やカメラの動きが映画を進めていく
運動

役者さんの声がかわいい
特に巧を演じる大美賀均さんの声がいい

どこで終わっ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

運命に抗うことができず
自分の名の下に起した戦争によって傷ついていく姿を見ているのがつらかった

ゼンデイヤ演じるチャニが好きです
ラストシーンの行動と表情がとても好きです

自分を大事にする人が報わ
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ハッスル&フロウ(2005年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃいい映画だった

作品制作に過程で、それに関わるすべての人が自身の言葉を表現を獲得していく

8 Mile(2002年製作の映画)

3.2

後ろ向きのピースがカッコいい

冒頭の鏡に向かってエアラップをするシーンの身体性

永遠の0(2013年製作の映画)

2.8

登場する男たちが慰撫し合う映画だった

戦中を生きた者の語りと、それを聞き加速度的に感化される主人公である無職の男

戦中を生きたものの語りはヒロイックかつ巧みで(実際ベテラン俳優達が語る)、それに対
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.2

運命の至る場所、青空は水色、映画館を出たら、風が吹いて、鳥が飛ぶ。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

ヒーローそれぞれに、尊重すべき人生がある。

エンドロールのスペシャルサンクスの一番最初に「すべてのファン」って書いてあるの泣いちゃう。

MCUの「〜は帰ってくる」というのは、商業的な予告であるけど
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.5

名前を呼ぶ、呼ばれることは、私や彼らがそこのいることの証でもある。

ヴィジット(2015年製作の映画)

4.0

トラウマが克服される姿を、愚直に撮っていて感動した。

あの人も救うのか!という驚き。

ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ(1985年製作の映画)

4.2

圧巻だった……。三島由紀夫を美化しすぎでは?と思いつつ映像の「美しさ」の前では、その問いを棚に上げてしまう。最期は本当に虚しいし寂しい。

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

3.8

劇場版での(田島太雄さんによる)新規カット、あるシーンについて。

そのシーンを見ていると、キャラクターたちが、この世界に確かにいると思える。僕は、キャラクターがこの世界に生きている事が嬉しいし、だか
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.2

抑圧された、もしくは混乱状態の最中にある、得体の知れない感情を「言葉」にすることの困難さ。映画はコメディ要素もあって、何度も声を出して笑った。僕は、1話がすごい好き。

登場人物が、ずっと言葉にできな
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

「僕の名の下の戦争!」と未来を恐れるポール。運命を呪いとしない続きがあって欲しい……。つらい。

あと、公開時に見ればよかった。
現実に一方的な侵略戦争が起こっている中で、観るのつらかった。フィクショ
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.5

主人公たちは、空の見えない部屋の奥、地下、フェンスに囲まれた空き地へと追い込まれていく。せめて一度でもいいから、青い空の元に立って欲しかった。

ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

MCUの「エターナルズ」があまりに良かったので、クロエ・ジャオ監督の過去作「ザ・ライダー」を観た。事故によりカウボーイという男性性優位の社会で、マッチョでいられなくなった人の物語。自己のアイデンティテ>>続きを読む

EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2021年製作の映画)

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取り戻せないこと。
後悔を抱えながら生きていくこと。

映画のキャラクターと、「エウレカセブン」という物語を16年間繰り返し描き直し、足掻き続ける、制作者の姿が重なってみえた。

TVシリーズ、映画「
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