怪談映画だった。
桜をバックに走ってくる山崎努が怖すぎる。あと、芥川也寸志の劇伴があまりにメロウで、うっとりしちゃう。
子供の頃に観た気がしていたけれど、違う八つ墓村だった。
愉快な映画。
笠智衆の唄うからくり節、いい。
周りの皆が、食器を箸でチャカチャカと打ち鳴らす、小気味良さに思わず真似したくなる。
あと子供の肩クネクネするのかわいい。
これもまた真似したくなる。>>続きを読む
池部良の格好良さにしびれる。
高倉健演じる秀次郎の「堅気にはなれない」と吐露する時の情けなさったらない。
逃げようと思っても、逃げられないものがある。
卵焼き。
ラストシーンへの怒涛の展開が、鮮やか。
ロックンロールは白人の文化と言わんばかりに、マーティが「ジョニー・B・グッド」(1958年に黒人であるチャック・ベリーが発表する楽曲)を演奏するシーンは、20>>続きを読む
どこにも行けない。
道化として留まり続けなければならない、悲しさとやるせなさ。
まさか、先日みた「お引越し」(相米慎二監督)と同じく、「森のくまさん」のアカペラで映画が終わるとは。
十数年ぶりに見返した。
ノスタルジー。
今敏さん、片渕須直さん、その後、映画作家として活躍する方がいっぱい。スタッフロールの贅沢なこと。
おばあちゃんが怖い。
だけど、ずっと鮮やかかつ、エレガント。
墓場でのもはや死者とのダンスのようなシーンなんか、特に。
子どもたちが唄を唄う。近藤真彦の「ふられてBANZAI」や、童謡を。
子供たちが唄を獲得していく様、自身の感情を表現する様は、とても感動的。
いまの生活やこのひと時が、
今日も明日も明後日も、
と続くとは限らない。
だからこそ、人々の営みによって紡がれていく千年が尊く思えるし、
物語や想像力によってその時を超えていく様はとても感動的。
サイモン・ペッグが実質ヒロイン。
そのせいか、トム・クルーズとその他の登場人物の関係性は、不思議な感じ。
主人公とヒロインって、性別で規定されるものではなくて、役割の話なんだなと。
よかった。
ジーン・ケリーはちゃめちゃカッコいい。
みんないい人なのに、報われない人がいて悲しい。
磯崎新のような廃墟。
ウテナと冬芽のエレベーターのシーン、泣いちゃう。
水と幽霊。
橋下カツヨ(細田守)と風山十五(五十嵐卓也)は、最高。
しみじみよかった……。
自分の気持ちはちゃんと言葉にできるようになるって、いい。
東映アニメーション(『わんぱく王子の大蛇退治』等)や、宮崎駿作品(『となりのトトロ』、『千と千尋の神隠し』等)のギミ>>続きを読む